お湯

2017年05月16日 14時10分17秒 | マーロックの日記

                       ソョョ

                                                     ヮヮヮヮ  ・・・・・

         パチチ

「はい」

「いただきます」

リフがトレイを持って去った・・・

飲み物とお湯だけでつくれるラーメンをのせたトレイで、ハンスさんが用意してくれている。

お湯でつくれるレトルト食品を、通路タープに持ってきた。

ワゴンに入れて。

小枝を燃やすコンロがいくつもあるので、それでお湯を沸かしてる。

たき火用に集めた枝がたくさんある。

             パチチ

ラーメンやうどんに焼きそば、炊き込みご飯とかある。

狩猟小屋の連中は、午後になっても壁をつくってる。

後から来た2台の大型トラックも、土嚢を持ってきた。

「できたよ」

「ありがとうございます」

わたしは、うどんを持って行く。

お揚げ入り。

私たちは土壁の内側で、向こうにできる壁を見張ってる。

ドローンで撮影したから、連中がライフルをたくさん持って来ているのは分かっている。

ただ、撃ってくることはない。

お昼ごはんはまだ食べれていないから、交代でたべる。

コックさんもトレーラーのキッチンに戻っていて、揚げソーセージをパンで挟んだのをつくってくれてる。

トレーラーはほぼ崖の方を向いた状態で、後進して大タープに入った。

連中が激しく撃っても、あたる面積はあまりない。

森の木と土壁にあたらなかった弾があたる可能性があるわけだけど、角度的には1階は危険は少ないだろう。

木で跳ねて進路が変わる危険はある。

ただあたるとしても運転席の方からだから、棚とかシャワー室とかいろいろあってキッチンがある。

危険は少ないだろうから、コックさんだけキッチンに戻ることになった。

飲み物を運んだりするのは、ハンスさんも手伝ってくれた。

ハットさんは元気だけど高齢だし、荷台に避難してもらっている。

         モグ

中央に新しく作った高めの壁の内側で、リフがたべてる。

もう、木箱イスが横に並んでる。

          ドサ

座る。

うどんを食べる。

熱いから、先っぽが竹の箸。

持つ部分は金属で、先っぽだけ交換できる。

                  モグ  モグ

「・・・・」

おいしい。

もうすぐコックさんが持って来てくれるはずの、揚げソーセージもおいしいと思う。

「・・・・」

リフはひとつでは足りないだろうから、レトルト食品も多めに持ってきた。

カレーもある。

つくるのに少し手間がかかるけど。

通路タープの木箱テーブルをみると、カフスさんがいる。

「チュン」

森の小鳥たちは、今日も大倒木とゴムボートで遊んでた。

数羽は崖に来ていて、日向ぼっこしてる様。

      モグ

お揚げもおいしい。

谷の方をみる。

いい天気・・・・

                                                 ゥゥゥゥ  ――――

                        チチチ


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