サヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・サヮサヮサヮヮヮヮヮヮヮ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
チョロチョロチョロ・・・・・・・ ・・・・・・ピチャッ・・・・・
バササササ・・・・・・ ・・・トン チュンチュン・・・・
僕らは大きな樹の根の上で、くつろいでいる・・・・・
もうお日様が出ていて、何本か光が差し込んでくる。
・・・・・お日様が隠れている間に、僕らの周りは池になってしまったのだ。
森の中は暗い。
霧も出ていて、お日様の光があたって緑っぽい色になってる・・・・
・・・光のあたった水面が、キラキラしててきれい。
ピチュチュ・・・・
ピピピピピ・・・・・・・・
・・・・・僕らが座っていた幹のソファーのひとつが、池に浮いてる・・・・
その上に、小鳥が集まってるのだ。
「チュン」
・・・・斧さんが根っこに立てかけておいた方の幹にも、小鳥がとまってる。
池の水は、そんなに深くはないのだ。
ゴリラや人間なら、歩いて進めるはずである。
そしたら、僕は頭の上に乗って楽しよう。
・・・・僕は泳げるけど、楽するのである。
ムシャムシャ・・・・
・・・・けど、父ゴリラは草食べてるし、チーフさんも動く気はなさそうである。
「ニャー」
朝ごはんはいつ食べるの・・・?
「ミャ~ォ・・・」
「コロロ・・・・」
子ネコはカバンから出て、根っこの側面を下っていく・・・・
・・・・ツメを出して、ゆっくりゆっくり進んでる。
下を、のぞきたいのだ・・・・
危なっかしいけど、ひもでノロマさんのカバンに繋がってるから、ほっとくのだ。
ガリ―――― ガッ ガッ・・・ バタタ・・・・
ニャ
予想通り、子ネコは足を滑らせて落ちそうになった・・・・
・・・・でも、ひものおかげで落ちずに、バタバタ暴れて根っこに再びしがみ付いた。
さっきと違って、頭が上を向いてるけど。
「ミャ~ォ・・・」
・・・・ノロマさんは、それを見てる。
自力で、這い上がってくるのを期待してるに違いない。
子ネコの運動能力はどんどん向上しているので、あのくらい問題ないのだ。
ガリガリ・・・・
ガリ・・・ トトト・・・・
・・・・戻ってきた。
「ミャ~ォ・・」
・・・・子ネコはノロマさんの足元に寄って、左前足でネコパンチを連打する・・・・・
・・・・片方だけにしては、なかなかの速さである。
「ァ~ゥ・・」
・・・サルは、シッポで子ゴリラを遊ばせてる・・・・
妹ゴリラと弟ゴリラは、母ゴリラの側で池を見てる。
バササササ・・・・・・
リィィィ・・・ ルー ルー ルルルルゥゥゥゥゥゥ・・・・・・
・・・・・鳥が樹の周りを飛ぶから、仰向けに寝て見る。
霧のせいでよく見えないけど、大きく開けた樹の周りを、巨大な幹を回るように飛んでるようである。
サヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・ヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・ずっと風が吹いてるから、森が揺れてる・・・・・
雨は降ってないみたい・・・・
クヮーーーッ クヮッ クヮッ クヮッ・・・・・
ホーーーー・・・・ ホォ ホォ ホォ・・・・
・・・・遠くから、何かの鳴き声が届く・・・・
雨の音が響かない森は、色んな音でにぎやか・・・・・
・・・・・雨もにぎやかだけど・・・・・
「ニャー」
・・・僕も、鳴くのだ・・・・!
ウホッ・・・ キィキィ・・・ ゲコッ・・・
リィリィリィリィ・・・・・ リリリリリ・・・・・・・・
チュチュチュン・・・・・ ・・・・・ピィピィ・・・・・
・・・・・・ザヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・ヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・