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ホリエモン法廷に立つ

2006-09-05 12:35:55 | ニュース関連

久々にテレビジャックですか。相変わらずテレビを見ていない私にはほとんど伝わってこないのですが、元ライブドア社長の堀江被告の初公判が昨日行われたそうですね。Web のニュースではそれほど目立った扱いはされていないようですが、「ホリエモン」をキーワードにニュース検索して、いくつかの記事に目を通してみました。

堀江氏の事件の内容に関しては、私にはさっぱりわかりません。私が把握している内容は、約半年ほど前に堀江氏が逮捕され、しばらく東京拘置所に拘留されたのち、保釈されていたということくらいです。有罪は確実といわれていたそうですが、最近の報道では無罪もありうるという意見もあるそうですね。

XI 正義

法廷とは正義によって人を裁く所。タロットの 11 番目のカード、「XI 正義」には剣と天秤を持った女神が描かれていますが、このシンボルは古来から裁判所のシンボルとしても用いられています。

正義か悪か知りたい」。そんな見出しのニュース記事もありましたが、おそらくは、誰もホリエモンが正義だなどとは思っていないのでしょう。法廷という正義と、ホリエモンという悪の対決劇を見たいというのが多くの人の本音ではないでしょうか。ただ、ホリエモンは、その愛称からもうかがえるように、誰もが憎む悪人ではありません。ちょっとかっこいい(というか「かわいい」?)悪役といった感じでしょうか。

XV 悪魔

タロットの「XV 悪魔」も、恐ろしいというよりも、マンガチックで滑稽ですよね。そもそも、これは「恐ろしいもの」として描かれたわけではありません。

法廷で仕事をする裁判官や検事、弁護士などはみな、司法書士の資格を持った超エリートなのですが、実は法律のことしか知らない超世間知らずなのです。普段の生活も、法廷と自宅との間の往復に限定され、それ以外の自由な時間はほとんど許されていません。

それに対してホリエモンはというと、「金もうけできないやつは負け組だ」と公言するほどの超俗人です。本当は、人々が見たいと思っているのは「正義か悪か」ではなくて、「超世間知らずと超俗人の対決」なのかもしれません。

そもそも、世間知らずの法廷の皆さんは世間や他人のことには興味などなく、常に自分のことしか考えていません。この裁判でどのような結果を出せば自分にとって有利なのか、どのような結果なら世間に認めてもらえるかといったことばかり考えていて、肝心の被告人の立場のことなどほとんど眼中にないのです。つまり、人は正義によって裁かれるのではなく、裁判官や検事たちの政治的な都合によって裁かれるに過ぎないのです。

現代の法廷に正義はない!

それが現実です。その悪しき現実に対して、俗人という意味では私たちと同じ立場のホリエモンがどう立ち向かうのか。ホリエモンの味方をするつもりはなくとも、こころの奥底ではホリエモンに何かを期待する気持ちが、多くの人の中にもあるのではないでしょうか。

法廷は、たとえホリエモンがどんなに影響力の強い人間であろうとも、そう簡単に揺らぐ場所ではありません。しかし、人々の注目が集まることで、少しずつでも変えていければいいなぁと思います。

私から見れば、法廷ほど時代遅れで悪にそまった場所はないと思うのですが。