波もほとんどない穏やかな海、もうすぐ港に入ろうしてる貨物船、「ぼ~~ ぼ~~ ぼ~~」 と汽笛が聞こえてきそうな感じがします。
汽笛の意味を調べてみますと、長音3回は、周りの船に自船の航行を周知させるためのもので、短音になると針路を右に、左に、後進しますなどの合図になるそうです。単純に考えると空気の振動なんですが、音を聞くだけで船の汽笛とわかったり、長音、短音の意味がわかっていると、自船が進む方向を知らせたりすることもできるんですね。言葉や音楽になると、さらに複雑な意味や感情までも音に乗せることができるんですから、普段は当たり前のこととして意識しませんがすごいことだなぁと思います。
増尾 好秋というジャズミュージシャンのアルバムで「Sailing Wonder」というアルバムがあるんですが、途中、中抜けがありますが通算15年くらいは毎日のように聞いています。その曲を聴いていると浮かんでくる過去の風景がいくつかあって、その風景の感覚がいつでも新鮮に感じるんですね。音の映像みたいなものですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます