徒然鯖日記

【青空・未来】管理人eriyによる「無人惑星サヴァイヴ」狂いな呟きと日常生活。
最近は歌い手アンダーバーさん狂い。

ルナの日記。

2011年06月19日 00時05分53秒 | 思いつき小説(二次小説)


いやはや、このgooブログの字数制限がウザくて仕方ないヨ

ただただ長文なだけの意味のない文章は書くな、ってことか??(ちなみに本記事は20000文字までだって。いっぱい書けそうに思えるけど、この字数ってタグ記号込みだってよ!?信じらんないっ!)

てなわけでサクサクと昨日の「カオルの日記」に続く、「ルナの日記」をど~ぞ。

                  

                  

                  

                  

 

太陽系標準歴6月19日:標準時間00:05 (ルナ)

 

 

私は今、とってもとっても嬉しくて眠れなくなっちゃったから、この日記を書いている。

実はベッドに入る前に、カオルがすっごく珍しいことを言ってきたから驚いたの。

 

「俺の日記を読んでくれないか。」・・・・・・・・ですって!

 

お互い、たまに日記を書き綴っていたのは知っていたし、絶対に秘密ってわけじゃなかったけれど、そこは常識ってものよね?見られて困ることは書いてないけど、日記って心の内を綴ったプライベートだから、覗く気なんてさらさらなかったわ。

 

なのに、そんな突然・・・・・・!

 

もちろん、「どうして?」って聞いたわ?そしたらカオルったら、「ただ、なんとなく。」・・・・・・ですって。

なんとなく人に見せたくなる日記ってどういうものよ?

思わず不審気な目を向けたら、彼は少しだけ笑ってこう言った。

 

「そんな深刻なものじゃない。たまたま言いたいことが上手く文章に出来たから、お前に評価してもらおうと思ってな。」

「・・・・・・・私、文学者でも国語の先生でもないわよ?」

「わかった。読みたくないならそれでいいし、強制はしない。」

 

・・・・・・・・・そんなふうに言われちゃったら断れないじゃない・・・・・・・・・。

 

「・・・・・・・後で、『やっぱり忘れてくれ。』はナシよ?」

「了解。俺は寝る。」

「そう?」

「ああ、おやすみ。」

「おやすみなさい・・・・・・・・・。」

 

ああ、なんだか、ますます不安になってきちゃった。

もしかして、あんなにツラッとしてるけど、重大な浮気の告白とか書いてあったらどうしよう!!・・・・・・・なんちゃって。

ちょっとだけドキドキしながら、興味津々なチャコを追い払って指定された昨日の日記を読んでみたら。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・もう、涙がいつまでも止まらなかった。

 

昨日、確かにカオルとそんな会話をした。

 

『だって、こんなにいい顔してるのに!』

私は、あの時何も考えずにそう言ったの。

ただ思ったことを口にしただけ。

 

でも、彼にとっては大きな意味のある言葉だった。

 

私はね、カオル、ちゃんと知ってるよ?

あなたが、その「いい顔」に辿り着くまで、とても苦労したこと。

それは、私だけの力じゃないの。

いつも応援してくれる仲間達や、沢山の友人達や、あなたのご両親のおかげでもあるの。

 

・・・・・・・・それを、忘れないで。

 

でもきっと、それは、あなたもわかってる。

私も、よくわかっているわ。

それなのにこんなに涙が止まらないのは。

 

本当に、純粋に、心から、「良かったな~」って思うからなの。

 

ねぇ、こんなふうに思ってもいい?

あなたの「いい顔」の完成を祝福できるのは、私の特権。

11年前、誰もが「強い人」と認めたあなたの初めての涙を見てしまった、私の。

 

私だけの。・・・・・・・・・・・・・心からの祝福を。

 

 

今度は、これを。

カオルに読んでもらおう。

 

_______________________

 

・・・・・・・・・・と、そこまで書き終わった時、私の身体は背後からの温もりに包まれた。

 

いつもなら、「カオルッ!また気配消して背後に立たないでぇ~~~!」と怒るところなんだけど、その時はお互い何も言わず、黙ったまましばらく重なって1つになっていたの。

私も彼の両腕に自分の腕を絡めて、身体を預けるように力を抜いて。

 

2人で薄闇の静寂の中、ゆっくりとユラユラ揺り籠のように揺れながら、目を閉じていたわ。

 

「・・・・・・・・・もう、泣いてないか?」

 

最初に呟くようにそう言ったのはカオルだった。

私は彼の腕に頭を乗せて返す。

 

「・・・・・・・・・泣いてるの、わかっちゃった?」

 

しばしの沈黙。

そして、慰めるように指先が頬を滑ってくる。

 

「お前、だからな・・・・・・・。」

「ええ・・・・・・私だから、ね・・・・・・。」

「だから、直接言えなかった、ってところかな・・・・・」

「あはっ!こっちの方が衝撃的!」

 

少しおどけて振り返りざまにそう言ったら、目の前に彼の真剣な瞳があって驚いた。

ううん・・・・・・わかってた。あなたがこのタイミングですごく優しいキスをくれること。

 

カオル。私もあなたにキスをあげたかったの。

 

心から、の・・・・・・・・『祝福』のキス、を!!

 

_________________________

eriy

 

大人になったカオル氏には、とりあえず営業スマイルくらいはマスターして欲しい。

んでもって、それは、ルナに向ける笑顔とは明らかに違って欲しい。・・・・・・でも、本人はあくまで自覚ナシ、ってことにすると非常にオイシイ。

 

書いてる時は、「甘めっ♪甘めっ♪♪」とかノリノリだったのに、読み返すとわりと淡白なイメージ。それだけ俺の頭の中じゃ、こいつらのキスシーンは日常茶飯事なわけだ。

 

まぁ、何にせよ、新婚なんだから勝手にすればいいと思う。

     


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