蕪島とウミネコ

改めまして、今回の東日本大震災（東北地方太平洋沖地震）によって被災された方々に対し、心よりお見舞いを申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 

今日から、休止していたブログを再開することにしました。
休止している間もこのブログを訪れてくれた方々や声援を下さった方々、ありがとうございます！
そして、これからもよろしくお願いいたします。

私たち一個人にできることは小さいことかもしれませんが、このブログを通して皆さまに少しでも元気を届けることができれば幸いです・・・

 

 

 

今回は、少しずつ復興の兆しが見えてきた八戸市にある蕪嶋神社（蕪島）の様子をお届けします。

 

ここ蕪島周辺も、地震と津波によって甚大な被害を受けました。

そんな中、ここ蕪嶋神社は奇跡的にほとんど無傷で済んだようです。

この写真を見る限り、数ヶ月前に訪れた時と違うのはウミネコたちが帰ってきたことだけのように見えますが・・・ （※1月の蕪島はこちら）

 

 

 

 

なぎ倒された電柱や柵から、津波の威力を伺い知ることができます。

 

その風景とは対照的に、周辺にはウミネコたちの元気な鳴声が響き渡っていました。

 
実は私が蕪島を訪れたこの日、八戸市民の方々等約350人が集まって蕪島周辺のがれきを撤去されたのだと聞きました。

ウミネコがこうやって安心していられるのも、私がこの場所に来ることができたのも、みなさんのおかげです。

 

 

 

 

岸壁には、津波で流された漁船がありました。

このウミネコは何を思っているのでしょうか？

 

 

 

 

 
蕪嶋神社の階段を上がっていくと、平和な風景が目の前に広がっていました。

 
今年もまた、こうしてウミネコが帰ってきてくれて狛犬も喜んでいるようです・・・(^^)

 

 

 

 

神主さんから、地震当日の様子を熱心にきく参拝客の姿も見られました。

その傍らで、ひなたぼっこをするウミネコさんです。

 

 

 

 

 
青い空をバックに太陽の光を全身に浴びて、実に気持ちよさそうなウミネコたち。

その下には、津波で流された漁船や壊れてしまった公衆トイレの屋根が見えます。

（※画像クリック）

この日、蕪島にはひっきりなしに車が入ってきていました。

 

心配する気持ちは、みんな同じです。

 

 

 

 

前後しますが、蕪島へ向かう海岸沿いの道路はまだ信号が停止した状態で、港周辺には損壊した建物や破損した車がところどころに点在し、津波に流されて道路まで乗り上げた何艘かの漁船が横たわっていました。

それでも、この日市民のみなさんが力を合わせてがれきを片づけたように、少しずつ元の姿へと・・・

時間が解決してくれることもあれば、そうでないこともあります。

それでも、私たちはこのウミネコたちのようにしっかり前を向いて進んでいくしかありません。

 

いつの日か、このトンネルを抜け出せることを信じて・・・

 

by ヴァ♪