蒼い碧なユニコーン

ミュージシャン、ヴァレンシア(VALENSIA)のことを綴る、蒼碧(Aomidori)のブログです。

Bruxelles (ブリュッセル)

2007年02月25日 | ワールド・ワイド

ひさびさ更新…

うちの辺りではすっかり春です。
(って書いた途端また冷え込んじゃいました。(-_-;)
 でも陽射しは春ってことで…)
こんな時には車や電車に乗って、どこか遠くへ行きたくなりますね。

反対に曇りや雨ばかりのときもやっぱりどこか青い空の広がるところへ逃げ出したくなったりするものでしょう。
4thアルバム「GaiaII」収録の Bruxelles はそんな気分を歌った曲かな。 オランダは天気の悪い日が多い国みたいですね。


月曜の雨 三角法の授業
逃げ出そう 青空と太陽と青い海の下へ
歩いて 走って 車で 列車で 飛行機で
世界を見るんだ! 色んな場所に行き色んな民族に会おう
…でも結局僕達はブリュッセルまでも辿り着けなかった


というような内容。 とても若者らしい“夢溢れるも現実にぶつかる”感覚を歌った曲じゃないでしょうか。

Hopeful tropical intro で始まる明るい曲調。
レゲエのリズムだけど、バックにパッヘルベルの「カノン」を思わせるストリングスが流れ、南の島々とヨーロッパの空気が無理なく融け合っている感じです。ちょうどインドネシアとオランダのハーフである Valensia そのものみたい。彼の“血”がこういう曲を書かせるのでしょうか。

国名・地名がたくさん出てきます。

イビサ ピサ リマ ジマ ニンバ
シンガポール ジャパン ジャマイカ
ホノルル スペイン 赤道(the equator)
ブリュッセル ベルギー リール
ニカラグア ベネズエラ 
クアラルンプール インドネシア
ブロコポンド カイロ ワイキキ

特に

Meet people Go places See faces Races
Ibiza, Pisa, Lima, Jima, Nimba...ow!

の部分は、韻を踏む言葉がズラリと並べられて早口言葉になって・・・あ~もうダメ!って…(笑) ヴァレンシアらしいユーモア溢れるフレーズです。 「Einstein」での「VCR, CDR, PC, TV, CD, DVD 」等と並ぶ難関。リズムに乗ってスムーズに歌える人は偉い!

考えてみれば早口言葉って、似た音が重なるから言いにくいんであって、つまり‘韻踏みの極致’なわけですね。 日本の「ぼうずがびょうぶにじょうずに…」なんて、彼が聞いたら面白がるでしょうねえ。

We could have flown if we wanted to, ~
の部分では、驚き!のヴォーカルも聴かせています。この部分が凄いのは、かなりな高音ファルセットと地声とが速いテンポでスムースに移行するところ。最近、イギリスの MIKA というアーティストがこういうことが出来て話題になっていますが、Valensia も居るよ~!! って叫びたいところです。


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