地下鉄での帰り道。
ちょっと遅い時間だったので、あと数分でいつも使う出口が閉められてしまう、そんな時間でした。
少し急ぎ足で出口に向かっていると…
後ろから地下鉄職員のおじさんが歩いてきました。
おじさんは愉快より歩幅が大きいため、スグに愉快を追い越し、先を歩いていきます。
ふと見ると、おじさんの手には「出口を封鎖するロープ」。
いかん!このままでは先を行くおじさんに出口を封鎖されてしまう!
そう思い、さらに急ぎ足。
なんとかおじさんに追いつきました。
しかし、おじさんは速度をゆるめません。
それどころか、少しずつ、早足に。
それを越えるべく、さらに早足になる愉快。
走ればいいのに、なぜか競歩のよう。
さかさかとデットヒートを繰り広げる愉快とおじさん。
タッチの差で、愉快一着でゴールイン。
勝った!
と喜びを噛み締めつつ、地上への階段を登り、途中で振り返ると…
おじさんは階段下で待機。
後から歩いてきたひとも、出口へと向かってくるではないですか。
早歩きの意味なし。なんとなく、敗北感。
ああ、私は何に負けたのでしょう。
ちょっと遅い時間だったので、あと数分でいつも使う出口が閉められてしまう、そんな時間でした。
少し急ぎ足で出口に向かっていると…
後ろから地下鉄職員のおじさんが歩いてきました。
おじさんは愉快より歩幅が大きいため、スグに愉快を追い越し、先を歩いていきます。
ふと見ると、おじさんの手には「出口を封鎖するロープ」。
いかん!このままでは先を行くおじさんに出口を封鎖されてしまう!
そう思い、さらに急ぎ足。
なんとかおじさんに追いつきました。
しかし、おじさんは速度をゆるめません。
それどころか、少しずつ、早足に。
それを越えるべく、さらに早足になる愉快。
走ればいいのに、なぜか競歩のよう。
さかさかとデットヒートを繰り広げる愉快とおじさん。
タッチの差で、愉快一着でゴールイン。
勝った!
と喜びを噛み締めつつ、地上への階段を登り、途中で振り返ると…
おじさんは階段下で待機。
後から歩いてきたひとも、出口へと向かってくるではないですか。
早歩きの意味なし。なんとなく、敗北感。
ああ、私は何に負けたのでしょう。
きっと、今まであなたを見つめてきて、今も、そしてこれからも見つめているからでしょうか。
ストーカーか。
いえ、一ファンです。
暮らしを見つめるライオンですか。