久々に、本屋さんへ行って「ジャケ買い」ならぬ「タイトル買い」で小説を買いました。
『許されようとは思いません』
タイトルだけで、なんだかゾワっとする本です。
巻末に、ジャンルはミステリーと紹介されていたのですが、ネットで調べてみたら「イヤミス」って言葉が載ってました。
いやみす?
ミス、はミステリーだとして、イヤはなんじゃらほい???
と思って、さらに検索。
イヤ、は「嫌な気分になる」「嫌な気持ちで終わる」の嫌、らしいです。
ほほぅ。初めて知りました。ミステリにもいろんな分類があるんですね。
早速ひとつめと、表題の作品(短編集なので5作品収録)を読んでみたら……まんまと嫌な気持ちにさせられました。
おお、これがイヤミスか。
落ち込むほどではないけれど、心が暗い方にざわつく感覚。イヤミス、言い得て妙!
他にも、ゼツミスとか、ハピミスとか、詳細なジャンルはあるのかしら?
↑絶望しかないミステリー、ハッピーエンドのミステリー。
仄暗い結末に心を引っ掻かれて、嫌な気持ちで俯きながらも「面白い」と感じる作品って、素敵。