goo blog サービス終了のお知らせ 

4月になりました!新年度スタートです

2022-04-01 18:14:43 | 研究活動
4月になりました。
色々とありまして、なかなかBlogの執筆が進まない状況でした。

過去に行った・気になったことも過去記事として、今後少しずつ更新して行ければと思っております。

さて、昨年度の青木研究室の学生スタッフも8人のうち、5人が卒業・修了しました。
3人は残り、また新しい5人を迎えて、8人でスタートします!

高専はややこしいのですが、大学2年生に相当する5年生が最上級生で、卒業研究を行います。
さらに大学院のように学内で進学ができる形で、それを専攻科と呼び、
専攻科1年生=大学3年生、専攻科2年生=大学4年生の年齢になります。

専攻科生は3年間研究をすることになりますので、大学院生と同じようなイメージで結構です。
ちなみに、今冬の実測調査にお伺いした女性2人は専攻科1年生で、今年は専攻科2年生となり、引き続き研究室に残っています。

さて、現在は日本建築学会大会で研究成果を発表すべく、専攻科生に原稿の作成を進めています。
11月~12月にかけておこなった新型コロナウイルス感染症に関するアンケート調査の内容になります。

保育所調査に行ってきました(2021年度第1弾)

2021-12-29 12:17:10 | 研究活動
12月27日~28日にかけて、東海地方の保育所調査の第1弾として、研究室の学生2人と、7園の調査に行ってきました。

★この調査は、保育室内の空気質(CO2濃度)と温度・湿度を計測するもので、新型コロナウイルス感染症の影響で、「換気」を中心とした室内環境調整になっておりますが「寒い」「乾燥する」「どの程度換気すれば良いか分からない」という声も聴かれました。そのため、各園の建物構造・保育室の使用状況に応じて「バランス」良い室内環境を見いだしたいと思っています。

調査の当日は、天気予報で心配していた通り、まさかの東海地方の積雪
8時前に岐阜を出発。基本、電車移動でしたが、途中、レンタカーの行程もあったため、急遽スタッドレスタイヤに変更しました。
雪の中を歩いたりはしましたが、電車に大きな遅れはなく無事にまわってこれました。

昼食は名古屋駅近くできしめん。急いで食べたら舌やけど・・。


初日の行程は愛知・三重を回る形で、電車移動235km、車移動60km、徒歩移動を含めて約300kmの移動でした。
ホテルについたは20時半頃。強風で寒かったです!

2日目も、愛知・三重の園をまわる形で、電車移動175km、バス移動2km、徒歩移動を含めて約180kmの移動でした。
比較的天気が良かったため、車窓からも雪が溶けている様子が見て取れました。


年末の大変お忙しい中、ヒアリングなどに対応いただきまして、ありがとうございます。
機器の配線に手間取ってしまい、時間がかかってしまった園もあり、申し訳ありませんでした。
今回のご縁を大切にしたいと思っています。

また、子どもたちの元気な顔も見れて良かったです!

最後の園の調査を終えて、岐阜に戻ったのは21時前くらいです!
実は、岐阜の方が関ヶ原・伊吹山からの風向きが北寄りだったこともあって、日陰に少し残っているくらいしか積雪はありませんでした。


年明けも2園の調査を行う予定です。
オミクロン株が拡大しないことを願っています。

昨日でほとんどの保育園もお休みに入ると思います。
みなさま、良いお年をお過ごし下さい。

保育所の実測調査準備中

2021-12-22 20:15:02 | 研究活動
東海3件に配布させて頂いた 保育室の室内環境調整とコロナ対策に関するアンケート調査
おかげさまで回収率が50%を超えました。ありがとうございます。
学生が少しずつExcel入力をしており、1月中旬くらいには入力が終わるのではないかと思っています。
今後、Blogで集計速報なども行って行きたいと思います。

一方、今冬実測調査9園で行わせていただく予定です。

・パーティクルカウンターによる微粒子測定
・二酸化炭素濃度と温度・湿度の計測

を、各園の2~3保育室で行わせて頂きます。

少しでも、保育室内の実態把握と環境改善につながればと思っております。

なお、来年度は、北陸・北信越地方での調査を予定しております。

実測調査の難しさ

2021-12-06 08:33:18 | 研究活動
さて、年末年始においての、実測調査について、ご案内をご希望の園に金曜日に送付いたしました。
何とか、1園でも多く、測定可能な園が集まってくれるといいな、良い出会いがあればいいなと思っております。

感染状況は落ち着いているものの、コロナ禍と言うこともあり、測定機械を郵送という手もあるのでは?
と思われるのですが、CO2濃度計は電源を必要とするため、郵送することや、機械の置き場が難しいのと
正しく測るためには、正しい場所に置く必要があるためです。

例えば、
温度計・・・暖房の影響。モロにうけます。日差しの影響も受けてしまいます。
湿度計・・・近くに加湿器があったら、影響を受けます。
二酸化炭素濃度計・・・扉の近くなどですと、子どもが集まる空間の濃度ではなくなります。


ということで、実際に保育室を見て、どこが大丈夫か先生とお話しし、
短時間で保育室に入り、設置させて頂くのがベストだと思っています。

設置期間についても、短期間という手もあるのですが、実は高専は大学と違って、ガッツリ授業が入っておりまして、
ほぼ平日は1日外へ出ることもできません(私も月定例会議、他の曜日全て授業あり・・・)

また1~2月が最も寒い時期となるので、やはりその期間をきちんと取ると、検証がしやすくなります。
そのため、春期休業になる3月に入ってから、回収をさせて頂いています。

なお、期間中先生に特にして頂くことはないのですが、二酸化炭素濃度計は値を見ながら
1000~1500ppm以下
にしていただければ、換気の目安とすることも可能かと思っています。

また、今回のウリはパーティクルカウンターです。粒径ごとに、その浮遊物を計測できます。
ただし、あくまでも目安ですので、参考程度にと思っていただけばと思います。

さて、冬になり、「換気しながら、暖かく」というようなことを政府も言われていますが、
実際には、エネルギー的な問題もあり(さらに料金も上がっている!)
短時間で可能であれば、お悩みごとに対して、その場でご相談・アドバイスもできればと思っています。

実測させていただける調査園の募集しております!

2021-11-16 19:54:34 | 研究活動
アンケートのご回答が少しずつ届いております!
お忙しい中、本当にありがとうございます。まだ締切までお時間がございますので、引き続き、よろしくお願いします。

東海3県内で、この冬(1-2月頃)の実測調査園の募集も切実に行っております。

私の研究室では「現場」を大事にしています!

実際に見て、聴くのはやはり全く違いますし、先生方の「ふとした一言」もすごいヒントになったりするからです。
また、「お互いにとって良かった」と思える出会いになりますように、きちんと結果報告やご相談も行っております。
(国立系の教育研究機関の1つですので、当然、非営利ですし、これまで東北~九州の70園ほどでも調査を実施してきましたので、手際は良いです!)

コロナウイルス感染症の影響で、換気の徹底という、室内環境の調整のお仕事も、さらに増えてしまいました。
しかし、文科省管轄の学校・幼稚園には、さまざまな通達があるにもかかわらず、保育所に関しては、非常に少ない状況かと思います。
実は、保健師さんも、お医者さんも「建築」がご専門ではありませんので、室内環境に関することは、どうしても言及できないので、現場の先生方もどうすれば良いか困られたと思います。
特に、空気を清浄にする機器などにも、色々と議論も起こりました。

さて、実測調査に関する説明を現在作成中で、アンケートにて興味をもたれました園には、12月頃にご送付させていただく予定です。

簡単な内容としては、
温湿度計」、「二酸化炭素濃度計」を設置し、自動計測させていただき、そのデータの分析により、
・換気がきちんと行われているかを知りたい
・温度や湿度が適切な範囲であるかどうかを知りたい
⇒実態を知ることができます。
 -もし適切な範囲でないときは、どういう時間帯にかも分析し、間取りに応じた、改善方法や工夫についてご提案します。

また今回は「パーティクルカウンター」を使った、空気中に浮遊している物質の測定も可能になりました!
こちらは、訪問時(測定機器設置時と回収時の2回)となりますが、通常使用時に、空気中を飛んでいる浮遊物を粒径別に知ることができます。

(写真カノマックス社)

もう少し内容が固まりましたら、追記しようと思っております。

なお、新型コロナ対策を十分にした上で実測調査は行うこととし、私と調査担当の学生は、2回ワクチン接種をした学生のみでお伺い、
状況によって、カメラを使った遠隔の方法で行うことを考えております。