恋之水神社 一の鳥居
恋之水神社
愛知県知多郡美浜町 奥田中白沢
恋之水神社は、創建由来が不明なほど古い古社ですが、神話時代の少名彦名命がこの地の水を飲み、病気が平癒したと伝わります。
また、古墳時代の第19代 允恭天皇が延命の神水が東方にあるという御告げを聞き、臣下の藤原仲興に命じて探させます。
仲興は尾張の熱田社(熱田神宮)で神水の言い伝えを南の知多半島の野間にあるという御告げを受け、野間にたどり着くものの、村人に土地の名前を聞くも、誰も知らないと言うばかりで、【~尾張なる 野間の知らぬ 沢踏みわけて 君が恋しき 水を汲むかな~】と和歌を詠みました。
以来、この神水の泉の地は恋之水と名付けられます。
平安時代後期、朝廷で権勢を振い、平治の乱で犠牲になった信西の曾孫にあたる桜姫は、家臣の青町と恋に落ち、二人は追い出される形で家を出るも、仲睦まじく暮らします。
しかし、1191年 建久2年、青町が病に倒れてしまいます。
桜姫の看病にも回復せず、御告げを受けた桜姫は知多半島に病を治す神水、恋之水があると聞き、この地にたどり着くも、泉を目前にしたところで、土地の者から泉は35里先にあると嘘の場所を聴かされ、力尽きて亡くなりました。
やがて愛情に満ちた桜姫の伝説から、恋之水の泉に小さな祠が祀られる様になり、恋之水神社となりました。
以来、恋之水神社は、病気回復と恋に御利益があるとされ、近年は恋の成就を願う多くの男女が訪れます。
やがて愛情に満ちた桜姫の伝説から、恋之水の泉に小さな祠が祀られる様になり、恋之水神社となりました。
以来、恋之水神社は、病気回復と恋に御利益があるとされ、近年は恋の成就を願う多くの男女が訪れます。