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日本歴史紀行

歴史紀行 地域版 8 - 2 赤い靴の少女と母の像 2 (北海道、静岡県)


赤い靴の少女と母の像



日本平からの富士山と岩崎かよが過ごした現在の静岡市清水区




父親の名を明かせない私生児として(きみ)を産んだ岩崎かよ。

1903年 明治36年
かよ は今後の生活の糧のため、義父の佐野安吉と開拓団員として北海道へ渡る決意をします。

そして北海道の玄関口、函館市へたどり着きます。

新天地への望みを抱いて北海道へ渡って来た かよ と義父の佐野安吉。

なかなか開拓団へは加わることが出来ない日が続き、3人は函館で糊口をしのぐ日々を送ります。

函館での生活が続く中、かよ は青森から渡って来た鈴木志郎と知り合い、恋仲となります。

やがて北海道 後志(しりべし)地方の留寿都(るすつ)村の平民社農場への入植が決まります。

ここで かよは悩みます。
暮らしてみて体験した北海道の想像以上の寒さ。
まだまだ幼い病弱な娘 きみを連れて行けるかということです。

きみ は3歳になったばかり。
明治時代後期の北海道開拓は、その多くの地域で開拓の手が入っていたとはいえ、まだまだ命がけの覚悟を必要とされました。

思い悩む かよに義父の佐野安吉は函館で知り合った教会のアメリカ人宣教師のヒューイット夫妻の養女として託してはどうかと話します。

悩んた末に かよ はヒューイット夫妻にきみ を養女として託し、義父 佐野安吉、恋人の鈴木志郎と留寿都村へと旅立ちました。

3に続きます。


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