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日本歴史紀行

歴史紀行 7 - 3 大神神社 (おおみわ神社) 3


大神神社 一の鳥居

大神神社 摂社~ 活日神社(いくひ神社)



活日神社 鳥居


活日神社 社殿




活日神社


崇神天皇5年、(紀元前93年~皇紀568年)第10代 崇神天皇の治世の出来事。
疫病に苦しむ民のために大物主大神を御諸山(三輪山)に祀るよう命じ、危機を脱した崇神天皇は大神を厚く敬い、神前に捧げる御酒を造ることを高橋邑(現在の奈良北部)の活日に命じ、活日は掌酒(さかひと)として酒造りを開始、一夜にして酒を作り出したそうです。

12月卯の日、大神への感謝の祭りが行われ、酒宴の席に崇神天皇が行幸された際に天皇は美酒を求められ、活日は天皇に美酒を献上されます。

活日は~
この神酒は 我が神酒ならず、倭なす
大物主の醸みし 神酒 幾久し 幾久し~


活日はこの酒は自分が造ったのではなく、大物主大神が倭国を想い醸し出して下さいました。と言上します。


崇神天皇は活日らと美酒を酌み交わし、酒宴を楽しみました。

この出来事以来、三輪山の祭神は酒造りの神としても敬われるようになります。

やがて後の時代。
酒屋の軒先には酒ばやし(杉の玉)が吊るされる様になります。酒の神として祀られた大物主大神の鎮座する大神神社の神木である杉の枝を看板とする風習の名残りとされています。

活日神社は、崇神天皇に召され、大物主大神に捧げる美酒を献上した高橋邑の活日を祀り、酒を醸造する杜氏の祖先神として祀られるようになりました。






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