日々雑感  ~ 青亀恵一

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年金移民

2006-09-02 15:54:56 | 福祉
年金移民


年金の不正免除に関しての大量処分が発表された。
解体的出直しといいながら、信じられない事なかれ主義的内容である。
その件は後日考えるとして、
団塊世代の大量退職とともに、
大きく話題になることが予想されるのが「年金移民」。
年金の多い人はよいが、年金の少ない人には、住みにくい日本。

さりとて、退職後の働き口は、高級公務員の天下り以外は、厳しい現実。
年金生活を不安視する声は大きい。

東南アジアではそのような年金受給者を受け入れている。
東南アジアで年金暮らしというわけである。
確かに、物価も安く、生活のサポートや介護のメイドも安価で雇える。
また、最近では、心配する医療体制も、
日本語のできるスタッフが対応し、
24時間体制でサポートしてくれるところもあるようだ。

日本での夫婦二人の年金生活に必要な支出は、平均25万円。
ゆとりある夫婦二人の年金生活となれば、38万円が必要という試算もある。
多分、これは都市部での金額であろう。
しかし実態は、年金額は低く、不安がある。

だからゆったり暮らせる海外でということになるが、
不安も無いわけではない。

まず、日常的には日本語が通じないから、
現地の言葉を覚えなければ人付き合いができない。

そして、万が一どちらかが亡くなれば、
たちまち、異郷の地で一人ぼっちである。

生活とは、単に住まいがあり、食事が食べられ、
生きていればよいというものではない。

人間生活が必要なのである。

へたをすると海外で引きこもり状態になることも・・・
十分検討考慮して判断しないとさびしい余生を送ることになる。

国としても、そのように国を捨てて外国で暮らそうというような社会状況を作ってはならない。
国民が、少々生活が苦しくてもすみたいというような国にしてほしいものだ。
それが政治の仕事でもある。

団塊世代の退職に伴い、
今後、10万人が海外での年金生活和をするのではないかという試算もある。

住みよい日本を、ぜひ作り上げて欲しいと願うばかりである。



退職ビザの要件を例記する。

■ マレーシア   10年間ビザ取得
50歳以上の場合、マレーシアの金融機関に約65万円の定期預金が必要など

■ タイ    1年間ビザ取得
50歳以上の場合、タイ国の銀行に約240万円の預貯金残高が必要など

■ フィリピン    永住権
50歳以上の場合、指定の銀行に約230万円の定期預金が必要など

■ オーストラリア
55歳以上の場合、地方都市罪状の場合、
● 約4,400万円の資産が必要
● 約440万円の年収が必要
● 約4,400万円の債権投資必要

だそうである。


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