日々雑感  ~ 青亀恵一

日々感じたことをこのページで。 別ブログ「美代ちゃんのらっきょう畑で」もよろしく・・・リンクフリー

影にかくれて発表 ?

2006-09-23 11:48:19 | 福祉
影にかくれて発表 ?

飲酒運転問題と岐阜県の裏金問題や
京都・大阪の職員の不祥事問題で
記憶の外に外れそうな社会保険庁の問題であったが、
小さく新聞の片隅に
申し訳なさそうに記事が載っていた。

年金の不正免除問題で、国民から完全に信用をなくした社会保険庁。
3ヶ月遅れで、2005年度の国民年金保険料の納付率を発表した。
加入者に無断で保険料を免除するなどの
不正処理の影響を除外する作業のため、
例年より3カ月確定が遅れた。

それによると、前年度比3・5ポイント増の67・1%だったが、
達成目標の69・5%を2・4ポイント下回った。

例えば、不正処理が発覚せず、
その分0・7ポイントを加えたとしても、
目標を達成できなかったことになる。

また、前年から改善した3・5ポイントのうち
ほぼすべてにあたる3・3ポイント分は、
保険料の免除、猶予者が増えた結果であり、
分母に当たる「納めるべき保険料総額」の減少によるもので、
実質の収入額が増えたわけではない。

実態は、全然変わっていないということだ。

国民年金の加入者は、前年の2,217万人に比べ
27万人減の2,190万人で2年連続減少。
このうち、
過去2年間保険料を払っていない未納者は、
374万人で前年に比べ、50万人減ったと新聞記事。

年金に対する街角インタビューが
時折放映されているが、
完全に信頼感はなくなっている。

制度自体の不信感と共に、
社会保険庁への強い不信感がその背景にあるのでは。

また、持続可能な保険制度に改正されというが、
実態としては、国民の信頼の無い制度である。

このような信頼の無い制度、
いつまでこのままの姿で引っ張るのだろうか。

税を投入しないでは、成り立たないと思うが、
早いうちに、税と一体化して、
国税庁で取り扱うようにならないだろうかと。

民間出身の長官であったが、
動かない、そして身が守られている部下が相手では、
なすすべ無しと言うところでしょうか。


PS
都道府県別の納付率を見ると、
最高は前年度と同じ島根県で80・0%、
最低も前年度と同様に沖縄県で49・9%。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。