日々雑感  ~ 青亀恵一

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大いなる挫折

2006-06-27 11:27:10 | 社会
大いなる挫折

 要は受けとめ方の問題だ
 悲しんだって変らない
 悲しんだって同じこと
 挫折も成長の種を
 その中に宿している

 悲しみなげいても、状況は一つも変らない。
 苦しみもだえても、結果は同じことだ。
 だとすれば、それをどう、良い方向に向けていくかが問題解決のポイントになる。
 もっと積極的に、この冷厳な事実に目を向けよう。
 病気も、失敗も、挫折もすべての中に、成長のすばらしい種子を宿している。
 それをはぐくみ、伸ばしていくことにしよう。
 人生は、それを見出していく眼識と意欲があるかどうかにかかっている。

ふと、見つけた言葉だ。


水俣病胎生患者50年のドキュメント番組が先日あったが、
自らの運命を呪っただろう。
悲痛な落胆をしただろう。
どうしようもない悲しみに暮れただろう。
生きる意味を見出せなかった時もあっただろう。
死のうと思ったこともあるかもしれない。

しかし、彼らは、50年闘い、一つの成果を世の中に示した。
これほどの生き様が、われわれにできるだろうか。

光市の母子殺害事件の本村氏にしてもしかり。
薬害エイズ訴訟の川田氏にしてもしかり。
「五体不満足」の乙武氏にしてもしかりである。

どの人間のどのような人生にも、
すべきことがあるのだ。

大きな挫折を味わった人は、
それを知る大きな機会を得たことにもなる。

悲しいことだが、
それを活かすことによってのみ、
その悲しみや挫折を乗り越えることはできないかもしれない。

目先の欲や損得は、心を支配しやすい。
それから完全に開放されることはないが、
少し、視点を変えて、自分の「生」を考えてみたい。


世の中は、失敗か成功かである。
自分の「生」の成功、失敗をどう捕らえるかだ。

一つの成功のために、数え切れない失敗しても、
その一つの成功が、自分の「生」を誇れるものであれば、
それは、大きな意味を持った人生であろう。

若いときには、そのようなことを考えつかなかった。
思いも及ばなかった。

数年か、あるいは、十数年か、数十年か。
あと何年生きるか分からないが、
しかし、この頃、特に感じることである。

そのように考えると、
サムライブルーの挫折は、まだまだ。

道を歩き始めたばかりの希望が抱ける、
大いなる挫折でもある。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
人が生きるとは何か・・・・!? (風の又四郎)
2006-06-27 15:46:35
はじめまして。

お邪魔でしたらごめんなさい。



人はどこから来て

何のために生きて

どこへ向かっているのでしょうか・・・?。

この世界の終末はどうなるのでしょうか・・・?



神の存在、愛とは何か、人生の意味は何か、いのちと死の

問題などについて、分かりやすく聖書の福音を書き綴ってい

るブログです。暇なときにご訪問下さい。



     
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