いろいろあるけど♪

気になる話題・趣味など

錦織圭、4時間26分の死闘「つらかった…」粘って16強

2019年06月01日 08時45分30秒 | 本日の我が家の話題
◆全仏オープン ▽男子シングルス3回戦 錦織3―2ジェレ第6日(31日、パリ・ローランギャロス)

【写真】フルセットの末、勝利をおさめた錦織圭はファンから声援を受ける

 【パリ31日=ペン・小林玲花、カメラ・石田順平】男子シングルス3回戦で世界ランク7位の錦織圭(29)=日清食品=が、初対戦となった同32位のラスロ・ジェレ(23)=セルビア=を6―4、6―7、6―3、4―6、8―6で破り、5年連続の16強入り。4時間26分の錦織史上4番目の長時間ゲームを制した。4大大会では5大会連続で4回戦進出。次戦は同38位のブノワ・ペール(30)=フランス=と対戦する。

 長かった。4時間26分の死闘に終止符を打った錦織は、限界まで追い込んだ両腕をゆっくり上げ、喜びをかみしめた。第1セットは第1サーブの成功率が92%。データ通り緩急をつけながら、うまく相手を崩した。第5ゲームに先にブレイクを許したが、直後の第6ゲームにブレイクを仕返し。「カモーン」とさけび、自身を鼓舞した。ただ、2セット以降は互角の戦いで、我慢比べに突入。取られたら取り返す。気付けば最終セット。すでに4時間近くたっていた。

 タイブレイクのない最終セットはいきなり0―3とリードを許した。「つらかった。勝つのは無理かと思ったがいつかチャンスは来る」と信じ、追いついてみせた。お互いに譲らず6―6。ともに険しい表情を浮かべギリギリの状態だったが、錦織はここでもドロップショットや鋭いリターンで攻めた。自分らしさを最後まで貫き、勝利をつかみ取った。

 追い込まれれば追い込まれるほど、強い。ATPツアーの公式サイトによると、錦織の最終セットの勝率は歴代1位の74・4%。5セットマッチでの勝率も78・8%(21勝6敗)で歴代6位。相手を前後左右にゆさぶり、ラリーで粘る錦織らしさが勝負どころで発揮された戦いだった。

 1回戦のアリスに続き、またも“初顔”と対峙(たいじ)。ジェレは試合前まで、クレーコートでの通算成績30勝19敗で、約61%の勝率を誇る。錦織も92勝38敗の約70%と得意としているとは言え“未知の相手”。試合前には「何となく頭には入っている。しぶとそうなイメージ。大きな武器はないけど、サーブ、ストロークもしっかりしている印象」と分析。格下とはいえ、気を抜かずにコートに立った。

 5年連続16強入りを果たして、いよいよ4大大会初制覇に向けた戦いが本格化する。次戦は3度目の8強入りをかけた4回戦で、相手は過去の対戦成績6勝2敗と得意にしている世界ランク38位のブノワ・ペール。「まず1回リカバリーして、また考えます」。体と心をリセットし、次なる挑戦者を迎え撃つ。
【関連記事】
  • 錦織圭、4時間26分の激闘を終え「早く終わらないかなと思いながらインタビューを受けています(笑)」
  • 錦織圭、4時間超え激闘制して5年連続16強「ちょっと無理かなと…」
  • 奈良くるみ、錦織圭からの褒め言葉が「今週で1番ハッピーだった」セリーナ・ウィリアムズに敗れ2回戦敗退
  • 【杉山愛の目】錦織圭、体力&精神力1枚も2枚も上
  • 錦織圭 、 ブノワ・ペール 、 全仏オープン を調べる
最終更新:6/1(土) 8:14
スポーツ報知
元記事はこちら↓

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 介護施設で入所者11人死亡... | トップ | 声優の櫻井智 約3年ぶり活動... »
最新の画像もっと見る

本日の我が家の話題」カテゴリの最新記事