強い台風12号は、強い勢力を維持したまま、きょう28日夜には関東に最も接近し、その後、東海から近畿南部に上陸する見込みだ。台風の接近に伴って、東日本や西日本では暴風、高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、高潮にも警戒が必要となる。
強い台風12号は、28日午前5時には、八丈島の東南東の海上にあって、時速およそ40キロで北上しているとみられる。中心の気圧は965ヘクトパスカル、最大瞬間風速は55メートルで、暴風域を伴っている。台風は今後次第に進路を西よりに変え、夕方から夜に伊豆諸島や関東地方に最も接近し、強い勢力を保ったまま、今夜からあす未明にかけて東海地方から近畿南部に上陸するものとみられる。その後、台風は次第に速度を落としながら、あす西日本を西に進む見込みだ。豪雨で被害のあった地域でも大雨のおそれがある。
台風12号 強い勢力で今夜にも東海か近畿南部上陸へ 東・西日本中心に大荒れ
風、波の予想。
暴風・高波・高潮
東日本や西日本の太平洋側では、台風の接近に伴い急に風が強まり、海上を中心に猛烈な風が吹き、海上は猛烈なしけとなる見込みだ。暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒。また、年間でも潮位が高い時期となっており、高潮に注意・警戒が必要となる。
台風12号 強い勢力で今夜にも東海か近畿南部上陸へ 東・西日本中心に大荒れ
雨量の予想。
大雨
台風の北上に伴って、きょうからあすにかけて東日本と西日本の広い範囲で雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる見込みだ。東日本太平洋側では局地的には1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがある。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意。豪雨で被害のあった地域でも大雨のおそれがあるため、きょうの日中のうちに雨に対するできる限りの対策などが必要となりそうだ。
最終更新:7/28(土) 5:47
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