札幌市内で1日、全199小学校の7割ほどで運動会が開かれた。市内では今年、昼食前に運動会を終える学校は124校と昨年の1・5倍、全体の6割超を占めるまでに増えた。保護者からは「弁当がなくて楽」などと歓迎の声が上がる一方、「さみしい」と残念がる声も聞かれた。
【動画】運動会シーズン 足が速くなるダンス
「さみしさもあるが、やっぱり楽」【動画】運動会シーズン 足が速くなるダンス
今年から昼終了とした厚別区のひばりが丘小。夫婦で小3長女の応援をした主婦(35)は「短縮で大玉転がしなど全学年で行う競技はなくなったが、子供の活躍する姿は十分見られた」と理解を示した。
西区の二十四軒小の昼終了は今年2回目。小4の長女がいるパート(30)は「さみしさもあるが、弁当作りがないのはやっぱり楽」。一方、妻と祖父母で2人の娘を応援した会社員(46)は、運動会後に開放されたグラウンドで弁当を広げた。「運動会と言えば弁当。その思い出を子供にもつくってほしくて」
児童の思いもさまざま西区の二十四軒小の昼終了は今年2回目。小4の長女がいるパート(30)は「さみしさもあるが、弁当作りがないのはやっぱり楽」。一方、妻と祖父母で2人の娘を応援した会社員(46)は、運動会後に開放されたグラウンドで弁当を広げた。「運動会と言えば弁当。その思い出を子供にもつくってほしくて」
児童の思いもさまざま。同小5年の男児(10)は「午後まで運動会があった時、お弁当は楽しかった」と残念そう。別の同学年の男児(10)は「お昼に終われば運動会の後、友達と遊べる」と喜んでいた。
札幌市の運動会の昼終了は英語授業の時間確保のためだが、道内の他都市で追随する動きはみられない。旭川市教委は「時間割の工夫で英語の授業時間は確保できている。子どもが少ない地域では運動会は地域の一大イベント。縮小の動きはない」とする。
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最終更新:6/2(日) 6:02
北海道新聞
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