最強あれこれ

　今週号の『少年サンデー』の巻末コメント。

　『最強だと思うキャラは？』に対する諸先生方の答えの中で、僕が気になったのは三人の先生が挙げたキャラクター。

　一人目は畑健二郎先生のアドル・クリスティン。
　生涯において百を越える冒険をしたという、赤毛の冒険者。
　日本ファルコムの看板ゲームのひとつ『イース』シリーズの主人公。
　僕はこのシリーズのⅠ・Ⅱが大好きで、当然アドルも好きなキャラクターですが、最強と言われて彼を出すとは、さすが畑先生と思いました。
　いや、だって勇者ロトやマリオが最強とか云う人いないですよね？
　います？
　僕にはないなぁ、そのセンス。
　ある人はちょっと羨ましい。

　二人目は田中モトユキ先生の李書文。
　三人目は藤田和日朗先生の郭雲深。
　どちらも実在した伝説の武術家。
　李書文の方は『拳児』に出てきたことで有名。『バーチャファイター』にも出て来る八極拳の使い手。
　郭雲深はなにで有名か紹介しづらいけど、僕は先日も書いた今野敏先生の『弧拳伝』で知った。
　藤田先生はなにで知ったのか知らないけれど、『掌の歌』とかいう短編で漫画化してもいる。
　そうそう、『拳児』の中にも出てきたっけ。
　どちらも一撃で人を殺せるほどの達人で、どっちが強いかは実際の所わからないんじゃないかな。
　どっちがすきというのも好みが分かれるんじゃない。僕は郭雲深の方が好きだけどね。
　いずれにしろ、なかなかマニアックな名前が出たと思うな。

　今週号の『少年サンデー』の巻末コメントはそういう意味で面白かった。