だいすき

基本的に自分の好きなものについて綴っていきます。嫌いなものやどうでもいいこと、さらに小説なんかもたまに書きます。

たとえば、愛

2008年09月16日 23時53分10秒 | 色々好き
 前にも書いたけど、エド・マクベインの『87分署』シリーズが好き。
 好きになったきっかけは、シリーズの中の一作『たとえば、愛』のタイトルをどこかでみたこと。
 『たとえば、愛』って、つまりなににたとえての話なのか凄く気になって、それでシリーズを読み始めるようになった。
 読んでみてわかるのだけど、これはシェイクスピアからとったタイトルで、作中であるキャラがシェイクスピアの一節を抜き出して云うんだ。

『ホレイショー、この天と地の間には君の哲学では想像もつかないようなことがあるだよ』

『たとえばなにさ?』

『たとえば、愛さ』

 実際この話は愛をテーマにして書かれていたけれど、タイトルほどの魅力を僕は感じなかった。『87分署』シリーズは他にも面白いのが沢山あるからね。

 で、この話を今日したのには理由があって、この前『ハムナプトラ3』を観に行ってね。
 本編前の予告で『容疑者Xの献身』の予告を見た。
 これはテレビドラマ『ガリレオ』の劇場版で、僕としては凄く楽しみにしているんだけど、この予告の中で同じ台詞が出てきたんだ。

 柴咲コウが天才物理学者役の福山雅治に向って云うんだ。

『数式で解けないもののことは、ひとつもわからないくせに』

『数式で解けないものって?』

『たとえば……愛とか』

 ことほどさように愛とは謎めいたものである。

 ちなみに、『ハムナプトラ3』の出来は普通。テレビで観ればいいんじゃない、レベル。

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