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宮城県白石市で学習塾、習字教室を開いております。思いついた事をメモ書き程度につぶやいて、後に反省し、修正したりしてます。

大字仮名 半切 その2

2016年04月07日 | 書道
現代詩書というジャンルは、現代人が読めるようにという事で設立されました。

まだ歴史が浅く、漢字書、仮名書のように確立されてない(と思っています)。


明治時代以前は、ひらがな50音だけではなく、変体かなも含めて何百ものかな文字を

使っていました。変体かなも使用したほうが、美が増します。


50音になり、便利になった反面、使用するかな文字が制約され、

美的要素が少なくなくなりました。書の文化としてみるなら、残念な事です。


ただ、だからといって、今の時代に、変体かなまで使用して、美しく書くべきなのでしょうか。

私は、今の時代に合う書を書くためにには、変体かなの使用は避けるべきだと思っています。


そのリスクを負った分、字面を意識し、漢字とひらがなの配分がよい詩を、探して書く必要があります。

詩の内容も大切ですし。構成を練ったり、大変な作業になってしまいます。


…と述べつつ、ある雑誌の大字かな作品を書いきました。

「春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山」

なんだかんだ述べて、やはり美しい作品は学びたいです。


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