杏の独り言

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オバチャンの独り言です。

夏物と冬物

2008年12月05日 | 和装

 和服の夏物と冬物、着物や長襦袢、帯などは一目見てわかるけど、意外に小物にも夏物冬物があるって気付きにくいのよね。

 先ずは足袋。

 これはね、色物なんかだと、コールテン(コーデュロイ)や、別珍の物は冬物ってすぐ分かるけど、白足袋とか、ブロードの物って知らない人も多いみたいなのよね。

 足袋の夏冬って、裏地ですぐ分かるんです。夏物は晒し、で、冬物はネルなの。

 でもね、冬物の足袋履くと足元がスッキリしないからっていって、一年中晒し裏の足袋を履いてる人もいるのよ。

 

 それから、肌襦袢。

 晒しで作った共布の筒袖の物は夏冬問わないけど、市販の物は一応あるのよね。

 市販品の場合、袖にレースの物が付いている事が多いと思うけど、身頃に関していうと、晒しの物は夏、ガーゼの物は冬って感じかなあ?

 それより、袖の部分の方が大事で、袖口がつまっていない物は夏、袖口のすぼまった物は冬って思えば間違いないのよね。

 ただ、肌襦袢も足袋と一緒で、夏場に冬物を着ると変だけど、冬場に夏物を着るのはおかしくないのよね。

 そうだなあ、足袋と肌襦袢に関しては、オールマイティーと冬物って感じかしら?

 それから、半襟も帯揚げも、夏物は、絽の物を使うのよね。

 それから、帯締めも夏場洋に、透け透けの組みひもがあるの。

 他にも、意外に知らない人が多かったのが下駄。

 下駄って、一年中履くけど、白木の物と塗りのもの、どっちって事なの。

 下駄は、素足で履く時は塗り物、足袋を履いている時は白木っていうのが基本。

 白木の物を素足で履くと、足の汗や油がしみこんで汚れやすいけど、塗りの物ならしみこまないし、汚れを落としやすいからなの。

 でも、雨の日に履く足駄や日和下駄は塗り、これは雨が染みこまない様にね。

 着物って、やっぱり季節感を大事にしたいから、こんなことも知っていると知らないとでは違うと思うのよね。

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