カフェに恋してる

雑貨は好きで、しかも仕事だけれど
カフェは実はそれほど好きでもなくて
カフェ巡りなんて言うのもしたことなくて
でも取材だけは雑貨カフェを通じてたくさん取材してきました。

かれこれ８年。
柴田書店という出版社からカフェスィーツという雑誌が
創刊してからほぼ１年目かそれくらいの時から
カフェにまつわる雑貨とか、雑貨とカフェのお店とか
雑貨に絡めて書かせて頂きました。

好んでカフェには行かないけれど、
仕事でいくカフェは楽しくて、おいしくて、雰囲気もよくて、
オーナーさんも素敵で、もんくなく”いい場所”でした。

でもそれだけ。

また行ってみたい！って実際に2度足を運んだカフェはありませんでした。

有名店だってたくさんありました。
それぞれにこだわりを持っているお店もたくさんありました。

でもそれだけ。

可愛い形の照明や使いこなされたアンティークの椅子やテーブルや
窓際のちょこんと置いたグリーンとか
キャビネットの上に並んだマトリョーシカとか水玉のホウロウポットとか
カフェに彩りを加えるのはインテリアや雑貨たちを思い出す事は
できても、それだけ。

まったりする
とか
くつろぐ
とか
ゆっくり過ごす
とか。

カフェオーナーさんの思い、カフェ利用者の思いの中に
それらの言葉がでてきます。

どんなにそれが一般的に表現されていても
私は熱心にペンを走らせながら
その感覚を共感することはありませんでした。

ところがある日私は自分がいつもと違う思いでいることに
気がついてしまいました。

会いたいなぁって思って、また会って、
その日のうちにまた、また会いたいなぁって思うのは
恋ですよね？

また行きたいなぁって思って、本当にまた行って、
その日にまた、また行きたいなぁって思っている。

あれあれ？！
カフェに恋しちゃっているじゃない？　わたし！

北欧風の内装の中に、可愛い雑貨や絵本やビジュアルブック
が散りばめられていて、乙女心をくすぐるようなラテアートと
素朴な味のスィーツが自慢！という地元のカフェを取材してから
最近ではそこがいきつけの場所になっています。

仕事を終えたら、カフェでまったりしよう！って
思ったら、その時間を楽しみに仕事をして、そろそろいいかなぁと
思った時に、いそいそと出かけていって、まったりとする。

そうなんです。
あぁこれが「まったり」なんだなぁって
実感するようになりました。

それ以来、あのカフェにもう一度行きたい！と心から
愛おしく思うカフェがいくつもいくつも頭の中に
思い浮かぶようになりました。

雰囲気や音楽、スィーツやフード、オーナーさんの笑顔

カフェを好きになる理由はきっとたくさんあるはず。
でもある日突然にカフェが好き！って実感することだって
その理由のひとつになるのかもしれません。

気になったり、行ってみたいと思ったり
その心の変化がちょっぴりうれしいと感じる今日、
あのカフェの隅っこにあるソファーに座って、チャイティラテが
飲みたいなぁ。

手帳をかえたら

毎日自分が使うものだから、手帳というのはつくづく
自分の目で選ばなくてはいけないものだと思います。

今年の始めに妹から手帳をもらって、それがピンク色だったから
と言う理由だけで使い始めたのですが、どうも愛着がわかず、
文字を書き込む時になぜか丁寧に書く事ができませんでした。

先日吉祥寺に出かけて、新しくなったアトレにある
雑貨屋さんで見つけた手帳。
これは使いやすいかも？と購入してから早1ヶ月。

新しいモノを手に入れたとたんに、なんだか今まで使っていた
手帳に愛着がわき始めてしまいました。

買った手帳は10月スタートなのに、まだ空白のまま。

毎日自分が使うものだから、本当は大好きだったコト
に気がつかないでいたみたいです。