アンの気持ち②

こんにちは、僕アンです。

男なのにアンと鳴いていたからアンと名づけられました。


でもアンと名づけたのは今の母ちゃんではありません。


僕を最初に拾ってくれたしのぶちゃんです。



しのぶちゃん家に僕を見に来た母ちゃんが僕を気に入ってくれて
数日後から一緒に暮らすことになりました。


「別に名前変えていいよ」ってしのぶちゃんは言ってくれたけど
母ちゃんは色々考えてみたけど、やっぱりアンが一番いいって言って
そのまま僕のことアンって呼んでくれました。

しのぶちゃんはもともとペットの飼えないマンション暮らしだったので
拾ってきたものの、これからどうしようと思っていて
母ちゃんが引き取ると言ったときはホッとしたようです。


でも周囲からは「無理やり押しつけた」と言われ
時々母ちゃんに「ごめんね、なんだか押し付けたみたいで」って謝っていました。


でも僕はしのぶちゃんにとっても感謝しています。

しのぶちゃんが拾ってくれなかったら僕は死んでいたかもしれない。

しのぶちゃんが拾ってくれなかったら母ちゃんとは一生会えなかったかも知れない。



僕も母ちゃんもお互いに出会えたことをとっても喜んでいます。


母ちゃんはいつもしのぶちゃんに感謝しています。

もちろん僕もです。



ありがとう、しのぶちゃん。