気まま猫の毎日

愛猫と飼い主の自由気ままな生活

ありがとう

2010-03-07 20:27:44 | あにまる
人に縁があるように動物にも縁があるような気がします。

偶然ではないと信じたいアンとの出会い。



きっとお互いにとって大きな意味があると思っています。





13年8か月をともに過ごしたアンは今朝、永遠の眠りにつきました。



退院して間もない、あまりにも早い最期でした。





朝7時50分頃、アンのかすかな鳴き声で目が覚めました。

こたつのすぐ横に布団を敷いていたのですが、急いでこたつの中を見ると
そこにはうつ伏せで苦しそうにしているアンがいました。


おむつを確認すると排尿はしておらず、もしかしてまた?と思って

「アンちゃん、今日すぐに病院に行こうな」と声をかけアンを撫でていると

すぐまた苦しそうに鳴いて手足を痙攣させました。



以前に病院の先生から「悪化すると痙攣を起こしてかなり苦しむかも知れません」

と言われていました。




すぐにアンをコタツから出して何度も声をかけて撫でました。



その後1分も経たなかったと思います。
一度大きく目を見開いて唸るようにか細く鳴いて静かになり


まさかと思って何度もアンを呼んで耳や尻尾を揺すったりしましたがもう動きません。



信じられなくて何度も何度も呼んで、頭は混乱して・・・。
目は開いたままで私がまぶたを閉じさせるとゆっくり閉じていきました。



最期はあまりにもあっけなく、ほんの一瞬のことでひたすら名前しか呼んでなかった気がします。





でも私の腕の中で逝くことができ、最後を見届けることができました。





仕事をしているので当然死に目に遭えない可能性は高かったのですが・・・。





夕方ゴルフから急いで帰ってきてくれた主人が

「一緒におるときに逝って親孝行やな」

と静かに言いました。






目だって可愛がることはしなかった主人ですが、
じっとアンの亡骸を見つめていたので主人なりに悲しんだことでしょう。






この画像は昨晩のものですが、このベッドから降りてきて寝ているアンに

なんとなく私は独り言のような感じでアンに向かって思い出話を始めたんです。




出会ったときのこと、手を焼いたこと、嬉しかったこと、楽しかったこと
辛いときそばにいてくれたこと、色々話していると


寝ていたアンが顔だけ起こしてこちらをじっと見つめてきました。

なんかとても何か言いたそうな、まるで私の話がわかっているかのような

そんな表情でした。




気持ちは伝わってるのかなあと思いましたね。

猫と人間、言葉は通じないけど気持ちはとても通じ合っていたと思います。






アンと暮らせて本当に幸せでした。

アンのおかげで自分を大事にすることもできました。

アン、本当に今までありがとう。

安らかに眠ってね。




アンちゃん、大好きだよ。




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14 コメント

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気まま猫 (英さん。)
2010-03-07 21:15:08
そうでしたか・・・・

奇跡を信じていましたが、残念です。

>一度大きく目を見開いて唸るようにか細く鳴いて静かになり・・・

その鳴き声は、きっと、「ありがとう、楽しかったよ。」と言っていたのだと思います。

去年から、出かけようとするたびに具合が悪くなった、というのは、annさんと少しでも一緒にいたかったからだと思います。

そしてアンちゃんは、お母さんのところへ一目散に、駆けて行ったことでしょう。

そして今、annさんという、すばらしいパートナーのことを話しているはずです。

目に見えるようです。

これからは、アンちゃんの思い出を忘れずに、理解ある御主人としっかり手を取り合って生きてください。

アンちゃんが守ってくれるはずです。

それが気まま猫。

annさんが、これからも気まま猫の毎日を続けることが、アンちゃんへの何よりの供養だと思います。

御冥福をお祈りいたします。

Unknown (小松の美球一心(みたまいっしん))
2010-03-08 12:40:13
優しいご主人さんですね。

これからは、アンちゃんが母ちゃん父ちゃんを見守ってくれる事でしょう。

文面見てるだけで泣けてきました。
時間がかかるとは思いますが、元気な
母ちゃんに戻ってあげて下さいね。
Unknown (まつり太鼓)
2010-03-08 18:46:04
アンも母ちゃんと出会えて良かったと思ってるはずです。

どんな時でも僕の事を考えていてくれて、時には厳しく、また甘えさしてくれたり。沢山の思い出を創ってた母ちゃんに感謝してると思います。そんなアンだからこそ大好きな母ちゃんの腕の中での最期だったでわないかと。

アンも母ちゃんに育ててもらって『ありがとう』と言ってますよ。
これからも (月の光)
2010-03-08 20:47:16
annさん
大丈夫ですか。

アンちゃんのご冥福を心からお祈りします。

13年は長いね。
大人になっていろんな気持ち経験している間ずっとそばにいてくれたんよね。

10年くらい前に家族の一員だった愛犬さくらが15歳で逝きました。
今でもいろんなかたちでさくらは現れてきて元気と微笑みをくれます。
アンちゃん、
きっとまたあなたの前にふとした時に現れてくれると思う。
アンちゃんとの縁はこれからも続くよ。

annさん
明日からまた寒くなるみたいやから
あったかくしてね。
あったかくしてね
あったかくしてね。
永久に (ばんび)
2010-03-08 20:47:47
annとアンとの愛情たっぷりのコミュニケーションは、今まで誰にも邪魔する事の出来ない世界だったね… 小さな命、大きな存在… アンは今こう言っている様にも聞こえます「母ちゃん、ありがとう!ボク幸せだったよ、母ちゃんの泣いている姿より笑っている方が大好きだよ(^-^ゞ ボクね、母ちゃんや、いつもはぶっきらぼうに接してくれていたけど、母ちゃんの大好きな父ちゃんと出会えた事も嬉しかった(^-^ゞやけんね、これからも父ちゃんと色々と2人で沢山の幸せ見つけてね!ボク応援しているよ」って聞こえます。 アン? 大丈夫やけんね!これからアンの思い出を大切に、2人で前向きに歩んで見て下さい。
必ずいい事ありますよ♪
アンもそれを望んでいます。
英さん。さんへ (ann)
2010-03-09 00:55:27
ありがとうございます。
最後は私へのメッセージだったのでしょうか。
改めて腕の中で見届けられてよかったと思います。

元気な頃は外出や旅行から帰ってきて甘えることが多かったのですが
ここ1年ほどは察するようになったのか本当に具合が悪くなってました。
そばにいて欲しかったんですね。

これからは静かな暮らしで寂しいですが主人とアンの思い出話をして
二人仲良く暮らしていきたいと思います。

アンはいなくなってしまったけどブログは続けていきたいです。
小松の美球一心さんへ (ann)
2010-03-09 00:59:42
ありがとうございます。

今までは私がアンを守ってきましたがこれからはアンが守ってくれますね。
心強いです、とっても。

亡くなったあとも落ち着いてもまたすぐに号泣したり、笑顔で話しかけたりしてました。これからもふと寂しくなって泣くこともあるかも知れませんがゆっくり元気になります。

そのほうがアンも喜びますもんね!
まつり太鼓さんへ (ann)
2010-03-09 01:05:06
ありがとうございます。
アンも良かったと思ってくれてると私もすごく嬉しいです。

若い頃はイタズラが過ぎて叱ることもよくありました。
色々なことが思い出されます。懐かしい。
私の覚えてることとアンの覚えてることは違うかも知れないけどアンにとって幸せだったら何よりです。

最後の瞬間は一生忘れないと思います。

アンの気持ちいっぱい教えてくれてありがとう。
月の光さんへ (ann)
2010-03-09 01:10:18
ありがとうございます。

1日1日の積み重ねで信頼や愛情は育つのですね。
この世に猫なんてものすごい数いるし、近所で見かけても普通にカワイイと思うけど一緒に暮らした家族への思いは格別です。

さくらちゃんもさぞかし可愛かったでしょうね。
10年たった今でも月の光さんを元気づけてくれるなんて
きっと強い絆で結ばれていたんですね。

亡くしたばかりで寂しさだけがこみあげてましたが
そのお話を聞いてこれからどんな形でアンに会えるのか楽しみになりました。

元気だしますね。
ばんびちゃんへ (ann)
2010-03-09 01:16:45
ありがとう。結婚前はずっと一人暮らしだったからアンとの絆は強かったと思います。主人はどうせアンは私のほうばかりに行くからと半ば諦めていたようです。
でも主人なりに大事にしてくれていたのでアンもわかっていたと思います。
確かに昔から私が落ち込んで泣いてると様子を伺いに来て大人しく隣に座っていました。何か感じ取っていたのかも知れないですね。

うん、私が笑顔で元気でいることがアンを安心させることになるんだろうね。
逆の立場なら私もアンに元気でいてほしいものんね!

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