気まま猫の毎日

愛猫と飼い主の自由気ままな生活

偉業と重圧

2006-09-18 21:02:55 | 人のこころ
シアトルマリナーズのイチロー選手が6年連続で200本安打を達成した。
これがどれほどの偉業かということは説明するまでもない。
しかしイチロー選手は「何回重ねても強くなれない、むしろ自分の弱さしか見えない」と言った。

私はこの言葉を聞いてつくづくこの世に天才なんていないと思った。
イチローならヒットを打って当たり前、200本達成できるはず、
と人は皆思ってきたが本人だけはそう思っていなかった。
どれほど重圧と闘ってきたことだろうか。

今年達成できたら来年はかまわないと思っていたという。あのイチロー選手がだ。

女子プロゴルファーの不動裕理選手も6年連続賞金女王という
とてつもない偉業を果たしている。
彼女もまた重圧と闘っているアスリートの一人だ。

「偉業」と「重圧」は常に隣り合わせている。
偉業を果たせば重圧がついてきて、重圧を弾き飛ばせば偉業を成し遂げられる。

しかしそうでなければ…。


そう考えるとますます偉業の重さと重圧の恐ろしさを感じてしまった。