レストランで働くことにしました。
1ヶ月半くらい前にオープンしたばかりの、おもにオーナーと奥さんふたりで回している小さなお店です。
メニューの構成や料理の考案に試行錯誤している段階で客数もまだ不安定で、店内がらがらな日もあれば急に混んで忙しい日もあり、先読みができないといっていました。
製菓学校を出て1年パンの修業しただけのバイトの私が、いきなりデザートを任されるというのは考えていませんでした。それほど人手が足りないようです。
でもホールを希望していたのでランチとディナーの給仕をやらせてもらってその間になんか作って、という感じにとりあえずなりました。
給仕は未経験だったので初めは皿を持つ手も震えて言葉も詰まり、身のこなしもぎこちなくお客様への気遣いうんぬんを考える余裕はありません。
ぞろぞろと同時に何組も入ると、どのお客様がどの注文で次にどこに何を出すのか・・・と頭がこんがらがってしまいました。ディナーはコースなので順番に料理を出したり皿を下げたりいったりきたり。混乱して失敗だらけの初日でした。
慣れて経験を積めば流れる川の水のように動けるんだろうなぁ・・・。
全体を把握して!
先を予測して!
無駄なく迅速に!
なによりもお客様がきもちよく過ごせるサービスを!
しかしこれは・・・以前パン屋で叩きこまれていたことと同じ。
飲食業に限らず共通することはたくさんあります。
経験を経験で終わらせるのはもったいない、それを生かしてさらに上を目指したり幅を広げたりできるのだなぁとあらためて思いました。
なんでも、向上心がなければね!
明日もはりきってゆこう


※ 画像はクッキーで出来ているお菓子の家。
製菓学校在学時に実習でつくったもの。