私は社会化のドッグトレーナー

犬の問題行動の一番の原因は社会化不足って知ってますか?何歳になってもしつけ直しは可能!トレーナーとしての日々を綴ります。

ブログお引越しのご案内

2009-02-27 | 日々の出来事
ブログをお引越しいたしました。


私は社会化のドッグトレーナー


http://charlie1210.blog113.fc2.com/

記事もコメントすべてインポートしていただきました。

ご訪問お待ちしています。


こちらgooでは、飼い犬の攻撃性に悩む方のために記事をピックアップしてみました。
お役にたてれば光栄です。
ご質問等はメッセージを送る、からお気軽にどうぞ♪

犬のおかげで人間になれる

2009-02-03 | 犬に対する思い
動物感覚―アニマル・マインドを読み解く
テンプル グランディン,キャサリン ジョンソン
日本放送出版協会

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今夢中で読んでいる本です。折に触れて内容をご紹介していこうと思っています。
日頃考えている事が裏づけされたり、新たに気づかせてもらったり・・・
動物を知るためにはかなりおススメできる本です。

その中で
オーストラリア先住民のアボリジニーのことわざが紹介されています。
「犬のおかげで人間になれる」
???
人間が狼を飼いならして犬に変えた、とよく言われていますが、
新しい研究では狼のほうが人間を飼いならしたのかもしれない、
ということらしいです。
原始人は狼と過ごす事によって、狼のように行動して考える事を学んだというのです。
(詳しく知りたいかたはどうぞ本を読んでみてください。)

犬も人間にいろいろ教えてくれた。
犬は人間が子供を残せるほど長生きさせてくれ、(それまでは外敵にやられて
早いうちに命を失ってしまった)
また他のすべての霊長類から抜きん出るように発達させるための
友情も犬から学んだというのです。

人間はまだ言葉も持たない頃、関わりの無い他の人と協調して何かを成すことがなかったらしいのです。
犬は協調性のある動物ですので、どうやら人間は
それを見て、助け合う事を学んだ、ということです。

(文化や文明は協調性から生まれる、ということで。)

犬によって教えられ、犬に守られて
人間は生き延びてこられた、そして文化を発達させてきたのです。
まさに
「犬のおかげで人間になれる」
その言葉のとおりです。

まだまだ知らないことだらけ・・・
人間はいつから動物でなくなってしまったのでしょうね?
いつから支配者になってしまったのでしょうか?
どこで勘違いしてしまったのか・・・

犬を劣ったものと考えるから
生まれる虐待でしょうし、強圧的な訓練も出来てしまうのだと思います。

知らないということは、恥ずかしいことかもしれない・・・




この仔たちの



真っ直ぐな瞳と



一途な思い



自然界への案内役?



今よりもっと、心が通じ合えるために出来る事を考えましょう。

そこには体罰も、軽蔑も必要ありません。(あってはならないですね。)



犬は最高の友達。人間が忘れてしまった何かを教えてくれるのは


犬そして動物たちですよね、きっと。




引っ張りっこ遊びの真髄(1)

2009-02-02 | 攻撃性
ザ・カルチャークラッシュ―ヒト文化とイヌ文化の衝突 動物の学習理論と行動科学に基づいたトレーニングのすすめ
ジーン ドナルドソン,水越 美奈
レッドハート

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何度でもご紹介してしまいますけど、この本で引っ張りっこ遊びについてもう少しお勉強してみましょう。

抜き書きしますので、それについて考えてみましょう。

今日のトレーニング講座はずばり、引っ張りっこ遊びの真髄です。

とにかく、ストレス発散ができ、このくそ暑い夏で、お散歩が充分出来ないときなどにぜひとも取り入れたい遊びです。(注意:夏の記事です^^;)

この遊び方を教わるだけでも、トレーナーに相談されることをおすすめします。
どこまで興奮させても大丈夫なのか、どんな感じでおもちゃを動かすのか、
おもちゃを咥えさせたい、放させたいときはどのようにするのか・・・

なかなか一般の飼い主さんには判断しかねることもあると思いますので・・・。


では、本からの抜粋を。ルールさえ決めれば、
ヒッパリッコはイヌの狩猟本能を大いに満足させるだけでなく、イヌにも飼い主にもよい運動になる。
またイヌが飼い主の言うことをきくか、特に飼い主に歯を向けることがないかをチェックする格好のバロメーターにもなる。


飼い主の言うことをきくか、ということは「放せ」と言ったときに素直に放すか、ということですね。
また飼い主に歯を向けることがないか、というのはおもちゃでなく手を狙ってこないか、
また引っ張っている最中に体を触った時に、咬みつきが現れないか、
ということも要チェックです。

とにかく興奮しすぎるので飼い主さんは怖くなったり不安になったりすると思います。
特に犬を飼う経験の浅い方は大きな不安だろうと思うのですね。

で、興奮して、咬み犬になったらどうしよう・・・という考えにも発展するようです。
ネットの世界には、引っ張りっこ遊びを否定する考えも賛成する考えも、
同じ場所に並んでいる、ということを考えると飼い主さん方の不安も仕方がないのかな?
と思います。

だからこそ、専門家に尋ねて欲しいと思います。
その場合に、相手の考え方を最初に聞くことが大切だと思います。
専門家でも意見は分かれますので。次回に続きます。

引っ張りっこ遊びの真髄(2)

2009-02-01 | 攻撃性
ザ・カルチャークラッシュ―ヒト文化とイヌ文化の衝突 動物の学習理論と行動科学に基づいたトレーニングのすすめ
ジーン ドナルドソン,水越 美奈
レッドハート

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さて、引っ張りっこ遊びを何故こんなにも薦めるか?

それについてお話して、次にこの遊びをする上でのルールを考えてみましょう。

何故、薦めるのか・・・

楽しいからとかもそうですが、第一は、犬が自信をつけることができるからです。ではまた、抜粋を。

この遊びのよいところは激しい動きが犬の集中力と自信を高め、
犬の奥深くに眠った何かを呼び覚ます点にある。
刺激不足からくる問題行動を防ぐという効果もある。
場所もとらず大した時間もかからないので、
飼い主にとってこれほど都合の良いものはない。
また、オビーディエンス・トレーニングのごほうびになる。


犬の奥深くに眠った何か・・・この前も動物感覚という本をご紹介した記事で考えましたね、「動物であること」です。
もっというと、「犬であること」ですかね。
狩猟本能はなくすべきではないです。
お外の世界に繋がっていること(お散歩やお外でのおしっこ、匂い嗅ぎなど)と同じく、犬に自信をもたらします。

そうでなくても、自然に逆らいきった現代社会、
そこに馴染めと強制される(人間と暮らすということはそうでしょう?)
などと犬は混乱極まりないことではないかなぁ。
気の毒になる。
私たち人間だって、今住み慣れた環境から全然違った環境に連れて行かれたら・・・情けないほど順応できないのではないかな?

話は逸れましたが、犬としての本能を大切にしてあげたいです。
それが自信に繋がると思います。
次、刺激不足からくる問題行動・・・どんなものが考えられるでしょうか?

たとえば、家具や靴など噛んではいけないものを噛む、とか退屈のあまり、
ストレスがたまって吠える(無駄吠えといわれます)とか、エネルギーが余っているので、部屋を走り回るとか、飼い主さんに飛びついて構ってくれとアピールが酷いとか・・・いろいろ。

これらの予防になります。ヒッパリッコ遊びは。

あとは、この遊びは楽しいので、トレーニングのご褒美におやつのかわりに遊ぶ、という方法にもできます。
おやつでも、おもちゃでも、犬が喜ぶことであればご褒美ですからね。
ただ、ご褒美、報酬でなければトレーニングは上手くすすみません。

賄ろ、買収行為のようにおやつやおもちゃをちらつかせてばかりでは最終的に犬は喜ばなくなりますね。
その点でも、トレーナーは抜群のタイミングでご褒美を繰り出しますので必見です。
引っ張りっこ遊びというのは勝負しているのではないんです。
ここ、ポイントですよ。勝負と考えている人多くないですか?だから、負けてはいけないとか何とか考えてしまうのではないですか?

遊びです。
共同作業といったほうがいいかな?

捕まえた獲物を一緒にしとめる、という感覚!
では、次回、ルールを考えましょう。
引っ張りっこ遊びに限らず、生活全般のルールにもつながります。
犬に振り回されている、と感じるときは、きっと家庭でのルール、犬との間のルールが曖昧になっているのかもしれませんね。


引っ張りっこ遊びの真髄(3)

2009-01-31 | 攻撃性
さて、ルールを考えましょう。
まず、犬が遊ぼうと誘う時、大抵は興奮状態ではないですか?
ピョンピョンはねたり、息遣いがあらかったり・・・

遊ばなくては!妙に必死に(!?)遊びを開始される方が多いようですが大丈夫でしょうか?
犬の誘いにはのらない。遊びは飼い主さんから仕掛けましょう。

ということは・・・犬がリラックスしているときにおもむろにおもちゃを取り出し誘いましょう。
ですから!引っ張りっこや持って来いのおもちゃは犬の届かない所にしまっておきましょう。
一人遊び用のおもちゃ(噛むおもちゃ)はいつでも遊べるようにしておきます。

ぬいぐるみのようなおもちゃをすぐに壊してしまうと嘆かれる方が多いです。
おもちゃの管理をしてください。
で、一匹で静かにしているからといっていけないことを続けさせるのは、飼い主さん側のルール違反です。
まず、「放して」を教えましょう。
興奮していない時なら、おやつを使って放させることが容易でしょう。
このためにはおやつで買収してもいいかな?と思います。

おもちゃを咥えている鼻先にオヤツ(スペシャルなものを!)をちらつかせおもちゃを放したら、行動に言葉を重ねます。
「アウト」でも「ちょうだい」でもなんでも。

これを繰り返します。
すでに興奮状態で放す気配のない犬はほっぽっといてください。
知らん顔して家事でも片付けちゃってください。憐れみは無用です。

放さなければ遊びは終わりだよ、という明確なルールを示しましょう。
おもちゃをふたつ、みっつ用意して、一個を守るようならほっといて、飼い主さんがもう一個で遊びましょう。

乗ってきましたか?そしたら、自分のは口から放しませんか?
放すところ、タイミングよく「よし!」です。
タイミングがすべて。

次、興奮で人間の手や洋服、足などを噛むようでしたらそこでお終い。
家事の時間ですね。
「やってはいけないことをしたなぁ」ということで、遊びは終わり。

遊びの最中、興奮が激しくなる前に、「スワレ」「フセ」などを必ず入れるようにします。興奮を抑えるため、
またトレーニングも遊びにしてしまうことができますよ。
ルールはこんな感じ。

ただ・・・遊びと言えども真剣勝負気味、白熱しますのでしっかりと犬との間に絆が出来ているかを再確認してからです。

たとえ歯が当たっても、何気にスルーできるか、これはナーバスな犬には必要な事です。

(究極の願望を述べてしまうと、咬み犬とされている犬に引っ張りっこでエネルギーを発散させて、人へのかみつきをなくしていけたら・・・この遊びで、咬むことへ自信をつけさせて(ネガティブな咬みつきを排除する)咬むことを楽しませ、咬むことを違う方向にもっていけたらいいな、と考えています。)



興奮症、興奮を鎮めるために何ができるか

2009-01-30 | 攻撃性
ヒッパリッコについて色々お話してきましたが、
「でも、うちの仔はダメ、怖い。目つきが違うし興奮の仕方が尋常ではないもの。」
とおっしゃる飼い主さんのために、興奮症について考えてみたいと思います。

これはこれから始める「咬みつき」についてもつなげて行きたい重要事項ですのでしっかりと把握していただきたいと思います。

動物感覚―アニマル・マインドを読み解く
テンプル グランディン,キャサリン ジョンソン
日本放送出版協会

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動物感覚の本は覚えていらっしゃいますか?
この著者は、自閉症です。様々な分野で活躍される方です。
動物学者でもあります。
この本の中で、興奮症を考えるときに参考になる個所を見つけたのでご紹介して一緒に考えてみたいと思います。


・・・ある夏、アリゾナ州で観光牧場を経営しているおばの家に遊びに行き、
近所の牧場で牛の群れが「締めつけ機」に入れられるのを見た。
締めつけ機は獣医が使う装置で、注射をするときに牛がうごかないようにしっかり締めつけて、おとなしくさせる。
・・・そのしかけが目にとまったとたんに、私はおばに車を停めてもらい、
車から降りて見物した。締めつけ機の中にいる大きな牛から目がはなせなくなった。
こんなに大きな金属製の工作物でいきなり体を締めつけられたら、牛はさぞかしおびえるだろうと思うかもしれないが、
まったく逆だ。牛はじつにおとなしくなる。
考えてみればわかるのだが、だいたいだれでもじわりと圧力をかけられると気持ちが落ち着く。
マッサージが心地いいのも、じわりと圧力を感じるからだ。
締めつけ機で締められると、新生児が産着に包まれたときやスキューバーダイバーが水に潜ったときに感じる、おだやかな気持ちになるのだろう、
牛は喜んでいた。私は牛がおとなしくなるのを見て、
自分にも締めつけ機がほしくなった。・・・



結局自分専用の締めつけ機をつくってそれを利用するのです。

中に入るとかならず気分が落ち着いた、そうです。

で、私が何を言いたいかというとですね、拘束技、覚えていらっしゃいますか?
これを、締めつけ機の代わりに使ったらどうか、という発想です。

拘束技、も横たわらせる方法も、虐待行為だと言い放つ方がいますね。

ですがどうでしょう・・・?

犬たちにとって、興奮を鎮めることができるのなら、その方法は有効なのではないでしょうか?

虐待のくくりに一度入れられた方法を実行することがない、それは犬たちにとって災難なのではないでしょうか!


興奮を止めるためには、動きを止める、まずそれが必要です。

明日に続きますね。





興奮症を抑えるために

2009-01-29 | 攻撃性
普段、何気に叩いたり蹴ったり耳を引っ張ったり、
そのような飼い主さんが行えば、もともと攻撃性の出やすい犬は咬みつきを現すようになってしまうかもしれません。
堪忍袋の緒が切れる、ってやつです。
しかし・・・普段からひっくりかえしたり、一緒になって寝っ転がっている仲の飼い主さんと犬の間に、
拘束技が犬を傷つけることになるかということが言いたいのです。

どんな方法も、飼い主さんに愛情と思いやりがあればそして効果が見られるのであれば、絶対にいけない、と決めつけるのは行き過ぎではないかなぁ。

命を育てるときには、大胆さが必要です。

おっかなびっくりでは、犬はどんどん不安になりますから。
恐怖は伝播する。
犬の恐怖、怒り、興奮、それらが現れた時は、なだめるのではなく、気を逸らすのではなくまず、体の動きを止めて、筋肉の緊張状態を消失させて脳への緊張の情報をシャットダウンさせましょう。
そのための、拘束技です。(窒息させるわけでも、傷めつけるわけでもない、動きを制御します。
そのためには普段から濃厚な接触、ふれあいが大事ですね犬に触られることを拒否されてはどうしようもない)

例えば、お散歩中によその犬に吠える、どうしようもなく暴れる、飛びかかろうとするそんな興奮状態のとき、名前を呼んでなだめても、おやつを見せて誘導してもらちがあきませんね!?

まず、犬の視界に飼い主さんが入って、拘束して、動きを止める、無言で。

興奮が通り過ぎるのをひたすら待つ、そんな感じ。

しばらくすれば、ふうっと目が正気を取り戻す瞬間があります。
声をかけてしまうと、興奮が長引きます。
正気に戻った瞬間を決して逃さないでください。
「いいこだね」目を見て話しかけましょう。

興奮から帰ってきたことを褒めてあげてください。
これも、繰り返しになります。
ハートで勝負です。
ハートが無ければ、辛い作業を続けていくことができません。
ハートがなければ、諦めてしまうのではないですか?
諦めるということは、精神的に犬を捨てることだと思います。

ハートがあれば手っ取り早く言うことを聞かせようと暴力を使うことはないでしょう。
ハートの力があれば犬を捨てようとは思えないはずです。

このことを頭に入れて、明日からの咬み犬の記事で一緒に考えていきましょう。


飼い犬に咬まれるという悩み

2009-01-28 | 攻撃性
非常にデリケートな問題です。

そして解決、改善には困難な道のりであることを肝に銘じなければいけません。

犬が咬む・・・犬に咬まれる・・・特効薬はありません。

また、突発性咬みつきによる事故を防ぐためにご家庭の中だけで何とかしようと思うのは危険です。

これからしばらく、このデリケートで危険な、しかし犬にしてみたらもっともな行為咬み付きについて考えて行きたいと思います。


咬み犬・・・何とも投げやりな冷たい呼び方ですね。

ある日突然、唸り声を上げるようになった、そしてある日突然、咬みついた。

人間側はこう言う言葉を発することができますね?

では、犬は?彼らは言葉を持ちません。
なので人間が代弁しなくてはいけないと思いますか?それは無理です。

何故なら、何が起こったか、犬が本当に考える事を理解する事は不可能だから。
では、私達にできることは?
まず、嘘、偽りを述べないことです。いつだったか、追い詰めた事はありませんか?

面白くないことがあると、犬に当たっていませんか?

多頭飼いの場合、不公平な態度で接していませんでしたか?

人に見えないところで、日常的に体罰、または言葉による暴力を与え続けていませんでしたか?

もう一度言います。

犬は言い訳できません。


だから人間も言い訳せず、正しいことのみ話して欲しいのです。
(そうでなければ公平ではありません!)

犬が勝手に咬むようになることはありえません。
が・・・人は少なからず、咬む犬が一方的に悪いと言ってくれることを求める傾向にあります。

自分は悪くない・・・本当にそうでしょうか?


「犬が咬むのです」この究極の問題行動。

専門家でない飼い主さんに何が出来るでしょう。
また、専門家が本当に解決する事が出来るでしょうか?
我々は、もしも隣の犬が咬む犬だったら・・・何も出来ないまま、見ていればいいのでしょうか?
予防法はあるのか?
矯正できるのか?

さて、重苦しい話題をしばらく続けます。一緒に考えていただけたらうれしいです。


犬は咬む動物であるという認識

2009-01-27 | 攻撃性
誤解のないようにここで少しいいですか?
昨日の記事でお話しました、

>いつだったか、追い詰めた事はありませんか?
面白くないことがあると、犬に当たっていませんか?
多頭飼いの場合、不公平な態度で接していませんでしたか?
人に見えないところで、日常的に体罰、または言葉による暴力を 与え続けていませんでしたか?


このような仕打ちを受けた犬以外にも咬みつく犬はいます。
(と言うか、犬は咬む動物ですが・・・)
虐待によって手がつけられないほどの犬の相談は実のところ少ないのではないか、と感じています。

そうではなく、飼い主さんも理由がわからない、なんの前触れもなさそうに見える、
それだけに対処が間違ってしまって、犬に咬みつきが定着してしまう・・・

それが多いのではないかと思います。
飼い主さんを咬む、対人に咬みつくよその犬を咬む・・・なぜ!?なぜでしょうか・・・?
やはり性格でしょうか?血統?しつけかたの失敗?

いいえ!!!


ボタンの掛け違いのようなもの、そう思っています。

絶望的になる必要はありません。なぜなら、犬はもともと咬む動物です。

人を咬めば、最悪殺処分されるとは考える事もないのです。

人間社会で咬む行為は認められていないだけです。

ここはぜひとも押さえておきたいポイントですよ。

では?どうすればいいのか?
これから、そのことについて考えて行きたいと思っています。

飼い主さん方は、決してご自分を責めることなく(虐待気味の方は責めても良いかな?)しっかりと立ち向かって行きましょう!



咬みたくて咬む犬はいるか・・・?

2009-01-26 | 攻撃性
犬のしつけきちんとブック かみグセ解消編
矢崎 潤
高橋書店

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まず、咬みつきに関する参考書をご紹介しておきます。


「かみグセ」というネーミングはいささか不満ですが、
内容はとても素晴らしいと思います。

咬みつきという非常にデリケートな問題を誤解のないように、
危険を最小限に留められるようにトレーニング法、社会化期の過ごし方、訓練、相談の専門家、などが詳しく書かれています。

ただ・・・この本にも書かれていますが、安易に、良いと言われる方法を、攻撃性の度合いも考えずに試すことは非常に危険です。

マネージメントやトレーニングにおいてケガや事故が発生した場合、本書の著者ならびに出版社は、いっさいの責任は負いかねますので、あらかじめご了承ください。
と10ページ目に明記されています。

責任を問う人がいるのか!という素朴な疑問がありますが・・・
まあ、いろんな人がいるのでしょう。

が、ここでまたお叱りを受けるのは承知で言っちゃいますがすぐに人に責任を問う姿勢では、犬の攻撃性に立ち向かう事は不可能です。

何故なら、犬は勝手に咬むようになったのではないからです。
何を直せば咬まなくなるか?
それはやってみないとわかりませんが、はっきり言えることは、
犬だけを直すことで問題の解決はありえません。
犬だけを仮に直したとしても限定された人を咬まないだけであって、
何かのスイッチが入れば(環境、恐れている人、匂いなどで)リセットされてしまいます。
制御できるか、できないか。
飼い主さんの矯正を含めないで考える事は不可能です。
(飼い主さんを直す、ということではありません。

多くの場合。飼い主さんの行動のパターンを変えていただきます

それでも100%咬まなくさせることは難しいでしょう。

なぜなら、昨日もお話ししましたとおり、犬は咬む動物だからです。

(これについては、順次考えていきます。)



犬は言葉を話せませんので、何があったのか、何で咬むのか本当の理由を知ることはできません。

咬む犬を前にして、では何をするか?
咬む必要がないことを教えます。
・・・咬む必要?
そうです、わけもなく咬みはしないでしょう。
なにかのきっかけがあるはずです。

そのきっかけを排除する、きっかけが現れて万が一咬んでも、

とがめない

・・・とがめない?究極ですね。

(咬んでしまったことは犬にとって罪か!?私にはそうは思えないのです)明日に続きます。


咬んでもとがめない

2009-01-25 | 攻撃性
犬が捨て身になって攻撃してくる・・・
これは絶対に避けなければいけません。
たとえどんな小型犬でも、歯とあごの力は人間の想像を超えています。

けれど・・・咬む、といっても人によって受け取りかたがちがいますね?

また、犬が捨て身になるのには相当の理由がありますが、そこに至るまで、追い詰められたと感じる度合いは犬によって全然違う事も考えておいてください。

大げさに少し歯が当たった程度で「咬んだ、咬んだ」と大騒ぎする人もいれば、相当ガッツリ咬まれながらもブラッシングなどを平気でこなす人もいます。

人間でもそのように違いはありますね?
では・・・犬は・・・犬にも性格、個性があることは皆さん異論ありませんよね?ですから!
育て方、環境が同じでも、咬む仔と咬まない仔、吠える仔と吠えない仔、恐れる仔と恐れない仔がいるのですね。

ということは、何が大切だと思いますか?
もちろん、一番大切なことは社会化期の社会化、成犬でも社会化、社会化とは?
周りの環境に慣らすことですね?
生まれた瞬間から始まっていますよ。
では次に大切なことは・・・何だと思いますか?私の考えでは、犬の性格を見極めることだと思います。
超攻撃的な犬の咬みつきである場合・・・これはケースとしては稀ではないでしょうか?
多くの場合、どちらかというとおとなしめ、
自分のテリトリーを大切にして物を守りやすい、自分に自信がない犬・・・
このようなタイプの犬に自信をつけさせるトレーニングを施さず、
嫌がることを避け、でも、人がしなくてはいけないこと
(フードボールを片付ける、ブラッシングする、爪を切る、病院で注射を受けさせる、寝ている犬をどかす、首輪をつけようとする・・・)などなど、
別に犬を脅かすことではないはずなのに
犬にとっては予測ができないこと、または嫌だなと思うことに対して元々自信がないので、過剰に反応してしまうのです。

「嫌だ!!!」・・・人間でしたら、言葉を発すればいいことなんですね。

「嫌だからやめて」とか、「痛いから嫌なんだ」とか。。。

でも、犬は話せませんので、歯を使って相手を遠ざける方法を取ってしまうのです。

または、逃げるか・・・。

逃げても追いかけられて捕まえられたらやはり歯を当てるでしょうね
。いっぱい、いっぱいのこの行為に人はどのように対応するでしょうか?

叩く?ひるむ?

歯を当てたことは(人間社会において)犬にとっての失敗です。

罪ではありません。(私はそう思ってあげたい。)

だから、とがめてはいけません。(叩かないでね。私が、そう思うのです。みなさんに強制はしません。
しかし、私はそう思ってトレーニングし続けます!)ひるんでもいけなせんよ、犬の行為が定着します。

明日に続きます。



自信の基本は安定感

2009-01-24 | 攻撃性
犬が咬んだことは、失敗?

そうです。
甘いですか?
しかし、罪だからと、咬んだ犬を片っ端から処分する世界は、正常でしょうか?(罪もない犬たちを処分する、この世界はもうすでに正常ではありませんが)

スポーツの世界でも、罰を与えてトレーニングすると、いざという時、ここぞという時に真の力が出ない、バレンタイン監督がそうおっしゃっていました。

失敗すれば、一番自分が傷ついているのだから、罰を与えてはいけないのです。(犬と人間は違うだろう、という意見もあると思いますが・・・失敗し続けさせると、傷つくことがなくなるかもしれませんが)
では、失敗したことをいけなかったと理解させる方法は?

それは、成功の体験を何度も積ませることです。

成功する=失敗しない体験をする、その結果飼い主さんが喜んでくれる=その行動でOKということを学ぶその積み重ねが犬にとっての自信につながります。

ここ数年で、犬の飼育が外飼いから室内飼いに移ってきて、人間側は、犬の習性を勉強することなく、安易な飼育に走っている方が多いのが気になります。

犬も・・・案外外でのんびりしていたほうがいい、と思わせてしまうようなそういうご家庭も残念ながらあります。

それは・・・一貫性のなさ。

家族のひとりひとりが飼育に対しての方針が違う、
さらにいけはいのは、今日はOKでも、明日はだめ、というように、ルールができていないご家庭です。

犬は迷いますね?迷いは不安を生みます。
常に不安感を抱いている犬は、ちょっとした刺激に過剰に反応します。

また・・・一貫性のない生活は、リズムがなく、先が予測できないので犬にとっては相当のストレスです。

犬は安定した日常を好みます。
その安定した生活を基盤に、新しい物事にチャレンジできるのです。
その安定感を
あなたは、あなたのご家庭は、犬に与えていると言い切ることができるでしょうか?

犬を飼うということは、お散歩して、餌をやり、オヤツをあげて、予防注射をし、これだけで済むものではありません。

犬は社会的な動物だ、といわれているのはご存知ですよね?


ということは、共同で何かをする、その喜びを覚えさせなければいけないのです。これが犬を飼う真の意味、また人間にとっても喜びではないかなぁ。


咬む犬は悪い犬か

2009-01-23 | 攻撃性
「この仔、咬むんです。」
と言われる犬でも、環境によってはそんな素振りは全く見せない、
そういうこともあります。
(トレーニングしてみると咬まない犬もいますね)厭味ではありません。

唸ること、咬むこと、威嚇すること、これらは犬社会においては、闘争のためのものではありません。

犬同士の間では「あいつは咬むから嫌いだ」とか、「近づけば唸る、犬社会に馴染めないやつだからだめだ」みたいに受け取りません。

なぜなら、唸る、咬む、威嚇することは犬仲間では当然の行為なのです。

闘争を未然に防いだり、様々な争いごとを解決したり、追い詰められた時に危険を回避するために備わった当然の行為なのです。

でも、それでは人間社会には適応できないのでは?
だからトレーニングしておりこうさんにするのでは?
まったくそうですが、でも、犬にしてみればちょっと迷惑。
(本能を抑えるのに、人間だって苦労しませんか?)

良い仔は、良い犬は咬まないか、絶対にどんな場面でも咬むことはないか、と言えばYESとは言い切れないと思います。

しかし、今現実に犬を飼っていらっしゃる方々は良い気質を遺伝的に受け継ぎ、性格がよければ咬むことはない、そう思っていらっしゃるのではないでしょうか?

だから、公園や街中で「唸った」「吠えた」「威嚇した」と反社会的な態度を見せる犬を目の敵にするのではないでしょうか?

私たち犬飼いは、犬の習性を学んで、仲間と一緒に力を合わせて、犬を育てていかなければいけないと思っています。

だから、排除はだめです。
飼い主さんを追い詰める。
追い詰めると犬を疎ましく思う。
で、犬の扱いが手荒になる、そして犬の心も荒れる。


このパターンも少なからずあることも覚えておいてください。

飼い主さんには強気になる犬も、他の飼い主さんが間に入ることで気持ちが落ち着くこともありますし、
他の犬がだめでも、その飼い主さんがうまく取り持つこともできるかもしれません。

人間がだめでも、犬同士が制御し合ったりできる場合もあります。

このように、力を貸し合うことも必要ですね。

そのためにも、正しい知識を身につけることが前提です。

最近お越しいただく方が多く、心強いです。



一緒に犬育て頑張りましょう。


良い性格の犬が絶対に人を咬まないと保証できるか?

2009-01-22 | 攻撃性
「うちの仔は馬鹿だから,家の人間を咬んでしょうがない。もっと利口な犬を飼おう」

ちょっと待ってください。

お宅の犬が利口かそうでないかは知りませんがたとえ利口でないとしても、
たとえ次に利口な犬が手に入ったとしても・・・

ではお聞きしますが

「良い性格の犬があなたを咬まないと保証できますか?」

犬が咬む、誰でも咬みますか?

家族限定ではありませんか?

もしくは・・・家族の中の誰か、限定とか。

それでトレーナーや訓練士のもとに相談に行く。

そうすると言われませんか?

「この犬は、家族の中の順位を勘違いしている!」と・・・

そうでしょうか?

犬にとって嫌だな、そう思うこと、そう思う瞬間そう思うことをする人に咬みつくのではないでしょうか?

手当たり次第、目の色を変えて咬む、という犬はそうそういるもんじゃない、と思うのですが・・・どうでしょうか?

「うちの仔は咬むのです」そう言われて接してみると、意外におとなしかったりします。

「トレーナーだから怖い」「咬んではいけない雰囲気をもっている」「わかってくれそうな人だから」とかいわれると、カリスマ性を得るのには格好のチャンスですが・・・

残念ながらそうではないと思います。

では、初対面の人間、または面識のない人間になぜ咬みつかないか?

嫌なことをしていないからです。

試しに、首輪をつけると咬むという仔にその時首輪をつければ咬みますし、頭の上に手をかざされるのが嫌いな仔にそうすれば間違いなく咬みつきが現れます。

自分のテリトリーに入られることが我慢できない仔はお家に入るなり、咬みつきに来るかもしれません。

嫌なこと・・・我々が嫌だと思うことがその犬にとって嫌なことではないでしょうし・・・

なぜ、それが嫌なことになったのか、その辺を調べないといけません。

また、咬むこと、が日々強化され続けていれば、咬むことは、おしっこする、とか吠えるとかと同じようにその犬にとって、して当然の行為になっているのですね。

その心理の中に、家族間の順位とか、憎しみとかはないはずです。

どんなにお利口な犬でも、対応によっては咬むようになります。
訓練性能と、咬みつきは次元が違います。
たとえ、服従訓練が完璧にできている犬でも、人に社会化(慣れ)されていなければ、人に咬みつくでしょう。
犬に社会化されていなければ、犬を咬みます。
吠えられることに耐性がなければ、ほえられたら興奮して咬みつきを誘発してしまうでしょう。
犬にとって嫌なこと、ここがポイントです。



さあ、犬についてどんどん学んでいきましょう。明日に続きます。

私は犬が好きなの、というおごりと怠慢

2009-01-21 | 攻撃性
「私犬が好きなのぉ〜」
とか言いながら、チャーリーの頭をいきなり撫でようとする自称犬好きな方・・・

チャーリーは見事ですよ。
ザッっという音がしそうなくらい、嫌そぉ〜に頭を振って手から遠ざかりますので!

とてもセラピードッグにはなれそうにないですね。

ですが!犬がいきなり現れた手を喜ばなければいけない、そんな決まりがありますか?ということ。

人の手を受け入れられた方がそりゃあいいに決まってますが、

人間側ももう少し犬を気遣うことも必要ではないか、
ということについて今日は考えてみたいです。


ある時、小学生の女の子が走り寄ってきてココを後ろから触ろうとしました。

ココはびっくりして逃げました。
「いきなり、触らないのよ」出来るだけ優しく言ったつもりですが、顔はどうだったか自信がありません。
で、女の子の返事。
「大丈夫、わたし犬が好きだから」

・・・あなたの好き嫌いを聞いているのではないの。

云々、ぐだぐだと言いたかったけれど大人気ないかと思ったので

「犬が好きだったら犬の気持ちを考えてね。」と、わなわなしながら、ようやく口にできました。

これ、珍しいことではありません。
子供だけではありませんね、こういう発想をする人。
「私は好きなの」すべて自己中心。
走り寄る、後ろからいきなり手を出す、大きな声を出す・・・あなたの後ろから、見たことのないおっさんが(おっさん、ごめん)
「おお〜、可愛い〜、おじさん、小さい女の子が好きなんだ」と近寄ってきたらどうする?

警察沙汰でしょう!?
どうして犬にはいいのかな?
で、逃げていく犬は、フレンドリーでない、って言うのですか?

それはおかしい。絶対に変です。

家庭犬の咬傷事故の多くは、人が手を差し出したときに最も起こりやすのです。

自分が好きだからと言って、犬もそれを喜ぶと思ったら大間違い。

人が触ることをなんとか我慢している犬が大半です。

または嫌がって逃げるでしょう。
中には触られるのが嬉しくてたまらない、そういう犬もいるということ。

犬が好きであるなら、犬のそういった心理をわかろうとすることが大切です。

それが本当の犬好きですね。
それができないのは、人間のおごりと怠慢だと言わざるを得ない、と思うのです。長いし嫌味っぽくてごめんんさい。