 | ザ・カルチャークラッシュ―ヒト文化とイヌ文化の衝突 動物の学習理論と行動科学に基づいたトレーニングのすすめジーン ドナルドソン,水越 美奈レッドハートこのアイテムの詳細を見る |
さて、引っ張りっこ遊びを何故こんなにも薦めるか?
それについてお話して、次にこの遊びをする上でのルールを考えてみましょう。
何故、薦めるのか・・・
楽しいからとかもそうですが、第一は、犬が自信をつけることができるからです。ではまた、抜粋を。
この遊びのよいところは激しい動きが犬の集中力と自信を高め、
犬の奥深くに眠った何かを呼び覚ます点にある。
刺激不足からくる問題行動を防ぐという効果もある。
場所もとらず大した時間もかからないので、
飼い主にとってこれほど都合の良いものはない。
また、オビーディエンス・トレーニングのごほうびになる。
犬の奥深くに眠った何か・・・この前も動物感覚という本をご紹介した記事で考えましたね、「動物であること」です。
もっというと、「犬であること」ですかね。
狩猟本能はなくすべきではないです。
お外の世界に繋がっていること(お散歩やお外でのおしっこ、匂い嗅ぎなど)と同じく、犬に自信をもたらします。
そうでなくても、自然に逆らいきった現代社会、
そこに馴染めと強制される(人間と暮らすということはそうでしょう?)
などと犬は混乱極まりないことではないかなぁ。
気の毒になる。
私たち人間だって、今住み慣れた環境から全然違った環境に連れて行かれたら・・・情けないほど順応できないのではないかな?
話は逸れましたが、犬としての本能を大切にしてあげたいです。
それが自信に繋がると思います。
次、刺激不足からくる問題行動・・・どんなものが考えられるでしょうか?
たとえば、家具や靴など噛んではいけないものを噛む、とか退屈のあまり、
ストレスがたまって吠える(無駄吠えといわれます)とか、エネルギーが余っているので、部屋を走り回るとか、飼い主さんに飛びついて構ってくれとアピールが酷いとか・・・いろいろ。
これらの予防になります。ヒッパリッコ遊びは。
あとは、この遊びは楽しいので、トレーニングのご褒美におやつのかわりに遊ぶ、という方法にもできます。
おやつでも、おもちゃでも、犬が喜ぶことであればご褒美ですからね。
ただ、ご褒美、報酬でなければトレーニングは上手くすすみません。
賄ろ、買収行為のようにおやつやおもちゃをちらつかせてばかりでは最終的に犬は喜ばなくなりますね。
その点でも、トレーナーは抜群のタイミングでご褒美を繰り出しますので必見です。
引っ張りっこ遊びというのは勝負しているのではないんです。
ここ、ポイントですよ。勝負と考えている人多くないですか?だから、負けてはいけないとか何とか考えてしまうのではないですか?
遊びです。
共同作業といったほうがいいかな?
捕まえた獲物を一緒にしとめる、という感覚!
では、次回、ルールを考えましょう。
引っ張りっこ遊びに限らず、生活全般のルールにもつながります。
犬に振り回されている、と感じるときは、きっと家庭でのルール、犬との間のルールが曖昧になっているのかもしれませんね。