アニチャイ!(中国アニメ事情)

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バンダイ、中国産キャラクター「点心パンダ」を展開

2004-07-17 | キャラクター
お茶犬やこげぱんのように、かなり日本の今風なデザインのキャラクターだが、中国の若者の反応はどうなんだろう。
それよりもこれだけコピーが多い国で、値段よりも質を重視できる上海などの一部の裕福地域以外で売り上げを伸ばすのは・・・大変そう。でも子供に人気がでれば親が子供に買い与えるかも。バンダイは第2の藍猫を狙えるか?
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バンダイ:
中国産キャラクター「点心パンダ」を日中で展開

バンダイが中国発のキャラクターとして展開する「点心熊猫」

 バンダイは17日、中国で企画したオリジナルキャラクター「点心熊猫(日本名・点心パンダ)」のぬいぐるみなどを日中同時に発売した。今後、中国でアニメ化も進める方針で、中国生まれのキャラクターで中国市場への本格進出を狙う。

 「点心熊猫」はパンダとギョーザ、シューマイなどの点心を組み合わせたキャラクター。バンダイが昨年4月に設立した中国市場の調査部門「中国事業拓展部」が、現地スタッフ10人を含めた約20人で雑誌の読者アンケート結果などを分析して生み出した。

 今回発売したのは、バンダイ上海が広州市で生産するぬいぐるみと食器。まず中国・上海と東京で発売し、7月末までに香港、台北でも発売する。ぬいぐるみ(小)の価格は中国では20元(約260円)、日本では609円。テスト販売の実績をみて、11月から本格販売を始める。

 バンダイは、すでにセーラームーンやガンダムなど有名キャラクター商品を中国で販売しているが、日本生まれのキャラクターのアニメ化は中国政府から放映許可が下りにくいのが実情。これに対し、中国で企画・生産するキャラクターのアニメ化には中国政府も寛容な姿勢で、中国発のキャラクターは採算が取りやすい利点がある。

 また、日本の14歳以下の人口は1847万人だが、中国は2億8774万人と市場規模の点でも魅力的。経済成長率の高さや都市部の富裕層の広がりなど将来性も有望なため、バンダイは中国発のキャラクターの本格展開に乗り出した。

 中国事業拓展部の猪野修平ゼネラルマネジャーは「いまの中国の子供たちは勉強ばかりで夢がない。中国生まれのかわいいキャラクターは新鮮で、人気が出ると思う」と話している。【常陸佐矢佳】


(毎日新聞 2004年7月17日)
記事引用元URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20040718k0000m020044000c.html