Del Amanecer

スペインとフラメンコ、ビセンテ・アミーゴと映画とフィギュアスケートについて

たまには字幕のない映画?? ~「ダーリンは外国人」を鑑賞

2010-04-23 01:14:04 | CINEMA~映画
映画は現実離れしている方が気分転換になる。
私はほとんど邦画は観ない。外国の映画の方がぜんぜんちがう世界が観られるから面白い。
そうなるといつも字幕に頼らざるを得ないのだけど、邦画は字幕を読む必要がないので
画面に集中できる。

さて1000円ならハズレでも許せるかもと先週のサービスデーに「ダーリンは外国人」を観に行った。これはご存知の通り、漫画が原作の作品だ。
アメリカ人と結婚した作者が、彼と暮らすことで生じるカルチャーショックや考え方の違いなどを綴った原作の漫画は結構鋭いところをついてくるのでなかなか面白いと思っていた。

英語が苦手な主人公さおりも、こんな夫なら国際結婚するのに申し分ないでしょうというくらい頭も良くてとても純粋で心優しいダーリン。
ふたりが一緒に暮らし始めるところの描写が楽しい。
海が見える小さな家。古い家だけどきれいにリフォームされていて居心地がよさそうなお洒落な家だ。

物語はさおりの家族や仕事を縦軸に、夫であるアメリカ人のトニーとの文化の違いを横軸に紡がれていく。でもさおりが「相手を傷つけないために言わない」が積み重なってふたりの間に溝を作ってしまう。
日本流のストレートでない表現とストレートさをより求めるトニーの表現と・・。
でもこれは国の違いと言うよりも個人と個人の普遍的な問題なのかもしれないね。

原作のもつイメージとは大分ちがうような気がするけれど、映画の雰囲気はほのぼのとしていてまたそれはそれでいいかな。
さおりとトニーのイメージがずいぶんちがう気もするけれど・・・。
でもトニー役のジョナサン・シェアが爽やかで魅力的だし、井上真央も可愛らしいかな。
ふたりの着ているさりげないファッションもお洒落で好きだったな。

実は先週と今週の2回も観てしまって(^^;)2度目なので本物のトニーとさおりがどこに顔を出しているのか発見できた。
おふたりの顔を知らないとぜんぜん気付かないよね。

子どものころ私は少女マンガ家になりたかった。
だからさおりが仕事をしているシーンはなんだかなつかしかった。
Gペンのすべる音、スクリーントーンを貼る作業、でもなかなか大変そう。
そして若き日、ドイツ人と恋をしたことがある。
もしかしたら国際結婚??なんて淡い想像をしたこともあるのだ。
お互いの母国語を話せずに共通のスペイン語で話していた(デートは辞書持参!)私には無理があったと思う。
でもそんな遠い日の思い出も心の中に漂わせながら、ゆったりと温かい空気につつまれたこの映画を楽しませてもらった。

原作もまた読みたいな・・・ということで本日購入!(笑)
映画と原作は別物と割り切ってそれぞれを楽しむのが正解かな。




*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
1回目
鑑賞日: 2010年4月15日(水)15:10~17:10 (100分)
映画館: TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン3 D-10

2回目
鑑賞日: 2010年4月21日(水)15:10~17:10 (100分)
映画館: TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン3 C-10








最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。