Del Amanecer

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スペインの旅2009・晩夏~21・マドリード散策1

2010-05-08 01:22:44 | VIAJE~スペインの旅
なつかしいマドリード。
旅で通過しただけでなく、ほんのわずかでも「住んだ」ことのある街は特別だ。
部屋を借りて、買い物をして食事を作り、毎日歩き回った街。
何度も何度も訪れていたのに、ここ数年は治安が悪化したとのこともあって、ゆっくり街を歩くこともあまりなかった。
今回は最後の日で時間もないのだけど、それでもこの街を散歩できることはうれしい。

昼食に街に出かけた私たちはまずプエルタ・デル・ソルへ。
ここから私のお気に入りだったカフェ・イルーニャに行ってみることにした。
このカフェは友人がスペイン語の先生に教えてもらった地元の人もお奨めのカフェで、店の奥の
コメドール(食堂)ではゆっくり食事もできる。
アンティークなインテリアと老舗の風格でとっても素敵なカフェなのだ。
でも・・・残念ながら休みだった・・・。ホント残念!もう何年も来ていない。最後に食事をしたのは
もう10年以上も前のことだ。



気を取り直してバルやレストランがたくさんあるマジョール広場に行くことにした。
ここならきっと座れる店があるだろう。広場の中に入ると、たくさんの人でにぎわっている。
今日は日曜日なのだ。家族連れや観光客や・・・。この活気がなつかしかった。
何軒かみてまわり、ようやく座れそうな店を見つけて私たちも彼らの仲間入りをする。
頼んだメニューはどれも量があってすごくお腹一杯になってしまった。



                



                

シエスタをゆっくり楽しむのも今日でおしまい。またあわただしい東京の喧騒の中へ帰らなければならない。ようやくスペインの空気になじんできたところなのにね。

食事のあとは、クチジェーロスの門から出て、ヘミングウェイの愛したレストラン・ボティンの前を
通り、サン・イシドロ寺院の方へ散歩。時間的にも中には入れなかったので、引き返して王宮の
方へ歩いていく。



                



マドリードはバルセロナより私の中では感覚的に東京に近い。
もちろん港があって海があるという面ではバルセロナの方が東京に似ているのだろうけれど、
それでも東京人の私には何となくマドリードの方が東京に近いと思ってしまうのだ。
グランビアとか繁華街の雰囲気なのかな?
今回は行かれなかったけれど、プラド美術館は上野の国立博物館の雰囲気だし、レティロ公園やアトーチャ駅、数々の美術館や博物館も上野とだぶってしまう。



                

なつかしい王宮。昔、母と中に入ったことがあった。
この向こうはカーサ・デ・カンポ。もっと北に行くとノルテ駅があって、テンプロ・デ・デボーがある。
短い時間の散歩だからこそ思い出がつきない。
次はもっとゆっくり歩きたい。思い出をたどるのではなく、新たなページを刻む為にも。



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