メスキータのミナレット
列車はコルドバ・セントラル駅に到着。
なつかしいな。前回に来たのはいつだったかな?・・確か2004年?
今回のホテルSeluは今夜コンサートが開かれるグラン・テアトロに近いということでmimiさんが
みつけてくれたホテル。駅からも徒歩圏内だと思う。
でもさすがに重い荷物を持って歩ける距離ではないのでタクシーでホテルへ。
ビジネスホテル的な小さなホテルだ。
チェックインして部屋へ。そこでいきなりトラブル発生!前のセビージャのホテルもmimiさんの
部屋のカードキーが使えなかったのだけど、このホテルは私の部屋が開かなかった・・。
早速レセプションに行くと、すでに他の部屋の日本人女性が鍵が開かないと訴えていて・・(笑)
日常茶飯事なのね~。こんな時はスペインらしいと笑うしかない。
ようやくドアが開くカードキーをもらえてやれやれと部屋に入ると・・ん?なんだこの香水のような匂いは・・・?
部屋中に甘ったるい香水のようなきつい香りが立ちこめていて酔いそう。
こんな部屋は初めて!サービスなんだろうか??と試しにmimiさんの部屋に行くと、香りは
漂っているけれどもっと薄い。
こんな部屋にいたら倒れちゃう!ので殺風景なダクトしか見えないパティオの小窓を少しだけ
開けておくことにした。(こんなんじゃ匂いは飛ばないだろうけれど・・。)
すでにお昼を食べるにはいい時間だ。私たちは早速街に出かけることにした。
テンディージャス広場を通り過ぎ、メスキータの方へ歩いていく。
土曜日の昼時なので人が多い。
入れそうなお店はないか見ながら歩いていたら、以前にも入ったことのあるレストラン、
エル・カバージョ・ロホの前に出た。丁度中から出てきたヨーロッパ系の観光客の初老の女性に「ラブリー!」と言われたので、じゃここに決めようということに。
もう疲れていたし時間ももったいないからね。
確かに彼女がラブリーと言うだけあって、アンダルシア風の雰囲気が漂っていて、素敵なレストランなのだ。2階に案内されると、結構観光客でにぎわっていた。
私たちもしばしゆっくりと昼食を楽しむ。
遅い昼食後、まだシエスタは続いている。
私たちは目の前にあるメスキータに入る。
8世紀の建物だ。オレンジのパティオから内部に入るとひんやり薄暗い空間に、854本の大理石の柱が規則正しく整然と並んでいる。柱と柱をつなぐのは赤と白を交互に組んだアーチだ。
遠いイスラム支配の時代の空気がここにはまだ色濃く漂っている。
ミヒラブの方角を示す神聖な場所。目も眩むような天井の装飾やモザイクのコーランが美しい。
冷たい大理石の柱に触れると古の時の流れが伝わってくるみたい。
私はメスキータが好きだ。
ただ、この中のカトリック教徒がのちに作った部分は見事だけれど違和感がある。
それでも2つの宗教が共存しているようなこの内部空間は本当に不可思議で興味深い。
そして何とここには6~7世紀の西ゴート王国時代には聖ビセンテ教会というカトリックの教会があったとのこと。ビセンテという名前なだけに、まさにコルドバはビセンテの土地なんだなぁと妙に感動してしまう。
イスラムとカトリックが波のように寄せてはかえした複雑な歴史の産物こそがメスキータなのだ。
メスキータの内部をゆっくりと歩き回り、豊かな気分になって外に出ると、オレンジのパティオにはまぶしい光があふれていた。
私たちはゆっくりとグァダルキビール川にかかるローマ橋の方へ歩いていく。
ところが、すっかり工事でリニューアルされてしまった橋は以前の趣がなく少々ガッカリ。
現在も使われている橋なので、安全などの面からすると仕方ないのかもしれないけれど、古いものが姿を消すのはとても残念なことだと思う。
世界遺産印のマンホールの蓋。さすが!
歩き疲れたので、バルでひと休み。ここの店、メニューがお洒落。
このデザインをした人ってセンスいいなぁと思う。
立ち上がってアクセサリーなどのお店をみる。コルドバは銀細工が有名。
以前来た時にコルドバ駅で銀細工のギターのブローチを買ったのだけど、今回は帽子のブローチにした。コルドベスとよばれるこの帽子はフラメンコでもお馴染み。
コルドバらしいお土産が買えてうれしい。
※コルドベスのブローチの記事はこちら♪
mimiさんがカサ・アンダルシに案内してくれたけれど、人がいっぱいだったし大分疲れてきたので、中を見学するのは諦めてそろそろホテルに戻ることに。
なんたって今夜はビセンテのコンサート。今回の旅の一番の目的なのだから、疲れ果てていたらもったいない。
私たちはホテルに戻ってそれぞれ休憩することにした。
長いコルドバの真昼はまだ続いている。日が落ちるまでまだ時間がある。
(日本ならすでに黄昏時なのにね。)
メスキータの前で
~~続く~~
列車はコルドバ・セントラル駅に到着。
なつかしいな。前回に来たのはいつだったかな?・・確か2004年?
今回のホテルSeluは今夜コンサートが開かれるグラン・テアトロに近いということでmimiさんが
みつけてくれたホテル。駅からも徒歩圏内だと思う。
でもさすがに重い荷物を持って歩ける距離ではないのでタクシーでホテルへ。
ビジネスホテル的な小さなホテルだ。
チェックインして部屋へ。そこでいきなりトラブル発生!前のセビージャのホテルもmimiさんの
部屋のカードキーが使えなかったのだけど、このホテルは私の部屋が開かなかった・・。
早速レセプションに行くと、すでに他の部屋の日本人女性が鍵が開かないと訴えていて・・(笑)
日常茶飯事なのね~。こんな時はスペインらしいと笑うしかない。
ようやくドアが開くカードキーをもらえてやれやれと部屋に入ると・・ん?なんだこの香水のような匂いは・・・?
部屋中に甘ったるい香水のようなきつい香りが立ちこめていて酔いそう。
こんな部屋は初めて!サービスなんだろうか??と試しにmimiさんの部屋に行くと、香りは
漂っているけれどもっと薄い。
こんな部屋にいたら倒れちゃう!ので殺風景なダクトしか見えないパティオの小窓を少しだけ
開けておくことにした。(こんなんじゃ匂いは飛ばないだろうけれど・・。)
すでにお昼を食べるにはいい時間だ。私たちは早速街に出かけることにした。
テンディージャス広場を通り過ぎ、メスキータの方へ歩いていく。
土曜日の昼時なので人が多い。
入れそうなお店はないか見ながら歩いていたら、以前にも入ったことのあるレストラン、
エル・カバージョ・ロホの前に出た。丁度中から出てきたヨーロッパ系の観光客の初老の女性に「ラブリー!」と言われたので、じゃここに決めようということに。
もう疲れていたし時間ももったいないからね。
確かに彼女がラブリーと言うだけあって、アンダルシア風の雰囲気が漂っていて、素敵なレストランなのだ。2階に案内されると、結構観光客でにぎわっていた。
私たちもしばしゆっくりと昼食を楽しむ。
遅い昼食後、まだシエスタは続いている。
私たちは目の前にあるメスキータに入る。
8世紀の建物だ。オレンジのパティオから内部に入るとひんやり薄暗い空間に、854本の大理石の柱が規則正しく整然と並んでいる。柱と柱をつなぐのは赤と白を交互に組んだアーチだ。
遠いイスラム支配の時代の空気がここにはまだ色濃く漂っている。
ミヒラブの方角を示す神聖な場所。目も眩むような天井の装飾やモザイクのコーランが美しい。
冷たい大理石の柱に触れると古の時の流れが伝わってくるみたい。
私はメスキータが好きだ。
ただ、この中のカトリック教徒がのちに作った部分は見事だけれど違和感がある。
それでも2つの宗教が共存しているようなこの内部空間は本当に不可思議で興味深い。
そして何とここには6~7世紀の西ゴート王国時代には聖ビセンテ教会というカトリックの教会があったとのこと。ビセンテという名前なだけに、まさにコルドバはビセンテの土地なんだなぁと妙に感動してしまう。
イスラムとカトリックが波のように寄せてはかえした複雑な歴史の産物こそがメスキータなのだ。
メスキータの内部をゆっくりと歩き回り、豊かな気分になって外に出ると、オレンジのパティオにはまぶしい光があふれていた。
私たちはゆっくりとグァダルキビール川にかかるローマ橋の方へ歩いていく。
ところが、すっかり工事でリニューアルされてしまった橋は以前の趣がなく少々ガッカリ。
現在も使われている橋なので、安全などの面からすると仕方ないのかもしれないけれど、古いものが姿を消すのはとても残念なことだと思う。
世界遺産印のマンホールの蓋。さすが!
歩き疲れたので、バルでひと休み。ここの店、メニューがお洒落。
このデザインをした人ってセンスいいなぁと思う。
立ち上がってアクセサリーなどのお店をみる。コルドバは銀細工が有名。
以前来た時にコルドバ駅で銀細工のギターのブローチを買ったのだけど、今回は帽子のブローチにした。コルドベスとよばれるこの帽子はフラメンコでもお馴染み。
コルドバらしいお土産が買えてうれしい。
※コルドベスのブローチの記事はこちら♪
mimiさんがカサ・アンダルシに案内してくれたけれど、人がいっぱいだったし大分疲れてきたので、中を見学するのは諦めてそろそろホテルに戻ることに。
なんたって今夜はビセンテのコンサート。今回の旅の一番の目的なのだから、疲れ果てていたらもったいない。
私たちはホテルに戻ってそれぞれ休憩することにした。
長いコルドバの真昼はまだ続いている。日が落ちるまでまだ時間がある。
(日本ならすでに黄昏時なのにね。)
メスキータの前で
~~続く~~