TSUNAMIの日 ②

石原都知事が『津波をうまく利用して、我欲をやっぱり一回
洗い落とす必要がある。積年にたまった日本人のあかをね。
やっぱり天罰だと思う。』と発言していた

あの時の自分の「早く帰りたい」は我欲だった気がする

帰宅途中も地震の被害は心配したけど津波の被害がこれ
ほど甚大だとは思ってなくてチームメイトに『明日ボールを
持ってきて』などとメールしてからそういえば宮城の
タッチ関係者は大丈夫なんかな と思い自分は連絡先
を知らないので連絡が取れそうな人に「大丈夫かな？」
というか「大丈夫だよね！」って感じでメールをしてた

部屋に着いて をつけるとキャスター達がヘルメットを
かぶってて関東での被害の大きさにも驚いた。ムカムカ
も頭痛も眠気も一気にぶっ飛んだ

『町田のコストコで・・・』ウソ・・・まさか行ってないよね
『横浜のボーリング場で・・・』さすがに・・・仕事中よね
何人かタッチ関係者の顔が思い浮かびメールを送った。
関東方面の友達は手当たり次第メールしたところ2～3人
からはすぐに「大丈夫」との返信があってホッとする
でも半分以上は返ってこないんだけど・・・連絡くれよぉ

名古屋市内は問題ないとはいえ一応、親に電話しようと
思っても携帯が繋がらない メールも返ってこんわけだ。
携帯が使えず一人でニュースを見てたら不安になった
被災地で連絡が取れない人の不安に比べたらちっちゃい
ちっちゃい不安だけどね もしここで地震があったら自分
は一人で死ぬんだなぁ・・・とか考えたりしながらニュース
に釘付けだった。「TSUNAMI」の脅威に絶句してた

都内の交通網も麻痺してて帰宅難民も多数との報道に
もし地震が1週間前に来てたら自分もここにいたんだ・・・
これも運命？自分は幸運だったのか？？明日は我が身
なんだよね？？？と体が震えたよ

20時過ぎにチームメイトから着信があって電話に出ると
何も聞こえない 混線してるのかなと思って切るとまた
鳴った。でも話してる気配がないので押し間違いかぁ
（苗字が「あ」で始まるので登録の一番、最初に入って
ることが多く勝手に押されてかかってくることがよくある）
と思い＝携帯が通じることがわかって実家に電話したら
繋がった 無事なのはわかっていたけど話ができて
安心した。しかも父は申込もうと思ってたクルージング
旅行がすでにいっぱいでキャンセル待ちだったと地震
とは関係ない話をし出した。「こんな時に・・・」とも思った
が（被災者の皆様すみません）こういう何でもない会話
で笑っていられるのって幸せなことなんだよねとも感じ
たんだよね ついつい忘れてしまいがちだけど