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黒部宇奈月温泉駅命名で、宇奈月温泉駅は?

2013年06月08日 | 交通コラム
 西日本旅客鉄道(JR西日本)の北陸新幹線、富山県黒部市域に予定されていた仮称新黒部駅は、正式に同社より「黒部宇奈月温泉」駅と命名された。地元富山県、黒部市関係各所は歓迎ムードのようだ。

 新幹線駅に、地元を代表する観光地の名称が入ったことは喜ばしいことであり、実際に宇奈月温泉への玄関口となる立地である。しかし気になるのは、同駅にも接続する富山地方鉄道(地鉄)本線の終着駅の名称が「宇奈月温泉」駅であるということ。接続駅である地鉄の駅名も新幹線と同様の駅名になれば、「黒部宇奈月温泉」と「宇奈月温泉」が両方、しかもある程度距離を置いて地鉄本線には存在することになる。

 分かっている人間にとってはなんてこともない話なのだが、観光客にとっては厄介な名称となるかもしれない。かといって、宇奈月温泉駅を改称するなんてことも考えにくい。せめて「黒部宇奈月温泉口」駅だったら良かったか?地鉄の方を新黒部などにして、新幹線と別名にするという考え方もあるのか・・・

---次は「黒部宇奈月温泉」です。新幹線はお乗り換えです。宇奈月温泉へおいでのお客様は、終点宇奈月温泉までご乗車ください。