阿見AC日記

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げん担ぎ

2008年07月18日 | 楠朱実 コーチ
中学生にとって いよいよ 大勝負が始まります・・


そんな みんなに げん担ぎ のお話しです

試合が大きくなれば なるほど 何かにすがりたい気持ちになるものですね

自分だけの力では 到底 この緊張状態は 乗り切れません・・どうにかして~ と言う時 出てくるのが げん担ぎ・・

競技場に入るとき 必ず右足から入る・・という選手

スパイクは必ず左足からはく・・という選手

偶然 それがいいと思ったのではなく それをした時 良い結果に恵まれたから,また,それをする のですね


私は 気の弱い選手でしたから まあ げんを担いだこと担いだこと・・

まずは タオル・・赤で adidas と入った白地のタオル・・まあ 破れるまで試合といえば その タオルでしたね

短パンも・・UPの時はくのは決めていたような気がする

スパイクを最初に履く足も 決めていたな・・右だったか左だったか・・


でも そうすることで いい結果がでるって信じてたんですねえ・・


やりすぎはダメだけど・・それをすることで心が落ち着く効果もあるような気もします

ですから 今 何かげん担ぎのある人 ほどほどにやりましょう・・

心の安定剤にもなりますから・・

あまり やりすぎると  ですけどね・・



そういえば・・・

以前 小学生の全国大会時に 池田久美子選手が 子ども達に講話をしてくれました

彼女は 一日一善を心がけているとのこと

よく聞けば・・最後の勝負の時 そうやって毎日生活している選手の方に神様は振り向いてくれると思うから・・との事・・

逆に そこまで努力している自分が負けるわけがない って 自己暗示にもなるのかもしれませんね




そういえば 私の大学時代の指導者(阿部先生)は・・

大勝負のレースは 必ずスタート地点の真上のスタンドにいて ピストルの号砲後
の一瞬の静寂の時間に 大声で 選手の名前を呼んでくれました

「おまえ一人で戦っているんじゃないぞ・・後ろには俺がいる安心して走れ

その声には,こんな思いが含まれていたので,とっても心強かったなあ・・

<私も 全国大会の大舞台で何度か これに挑戦してきましたが,案外恥ずかしくてね・・先生頑張ってたんですね・・

これからも 大舞台では 私も頑張ります・・>




こんな風に競技者は みんな何かに頼ろうとしているものです

最後の勝負は怖いですよね・・自分だけでは到底乗り越えられない次元でもあります・・

そんなときだからこそ こんなことに頼って気持ちを楽にするのも悪いことではないように思っています

まあ 結局 最後は自分自身の力なんですけどね・・



では 県中学総体頑張りましょう・・大一番に力を発揮するために・・


あっ 選手の皆さん

不安になったら 選手時代の私のように 指導者の顔や声を捜して下さい

自分一人で戦っているんじゃないのですからね・・

自分が信じられなくても あなたをここまで育てたコーチの力量は信じられるでしょう・・

きっと 何にも勝る笑顔を返してくれるはずですよ

共に頑張りましょう・・では


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