1 めくるめく展開に、じぇっとこーすたーのように、読み進んでしまう本。
はりぽたとか、ぐいんさーがとか、いしだいら氏の本とか。
2 自分の中で、もやもやと形にならない想いを、くっきりと象ってくれる本。
彼方の視線から読み解くような、辛らつでまっすぐな物言いのエッセイとか。
3 そして、読むのがもったいなく、読み終わりたくない本。
早く読みたいのに、手に取ることさえ惜しい気がする本。
ページをめくってしまえば、終わりがくることに早、胸を締め付けられ
るような。
今読んでいる本が、まさにその3番目の本。
どのページにも、淡々と美しく乾いたコトバが並ぶ。
登場人物には男女の区別さえも判然としない雰囲気があり、けれども
生活感がないわけでなく、各所に様々な惣菜やお菓子や飲み物のレシ
ピめく表記や、食事のシーンが描かれている。(ほんとに美味しそう!)
近未来だろうに、どことなく懐かしい未来を思わせる時代設定。
おそらく宇宙船、またはロケットであろう物を、単に【船】と呼ぶ。
(佐藤史生氏が描いた、【複合船】のいめーぢ。)
風景には、沙。
話の鍵としてでてくる、様々な図案の描写。細密な刺繍や編みの描写。
身に纏う衣装や、布の描写のしなやかさ。
鮮やかさを想像させる色彩の描写は、鳥や植物。
あと50頁ほどで読了してしまう。
ことさらに時間をかけて読んできたのに。
読み終わりたくない。
飲食店の駐車場の出入り口に咲いていた、矢車菊。
かさかさの花びらの質感と、この青!
この花を、王の棺に捧げた人は、どんな人だったのだろう。
はりぽたとか、ぐいんさーがとか、いしだいら氏の本とか。
2 自分の中で、もやもやと形にならない想いを、くっきりと象ってくれる本。
彼方の視線から読み解くような、辛らつでまっすぐな物言いのエッセイとか。
3 そして、読むのがもったいなく、読み終わりたくない本。
早く読みたいのに、手に取ることさえ惜しい気がする本。
ページをめくってしまえば、終わりがくることに早、胸を締め付けられ
るような。
今読んでいる本が、まさにその3番目の本。
どのページにも、淡々と美しく乾いたコトバが並ぶ。
登場人物には男女の区別さえも判然としない雰囲気があり、けれども
生活感がないわけでなく、各所に様々な惣菜やお菓子や飲み物のレシ
ピめく表記や、食事のシーンが描かれている。(ほんとに美味しそう!)
近未来だろうに、どことなく懐かしい未来を思わせる時代設定。
おそらく宇宙船、またはロケットであろう物を、単に【船】と呼ぶ。
(佐藤史生氏が描いた、【複合船】のいめーぢ。)
風景には、沙。
話の鍵としてでてくる、様々な図案の描写。細密な刺繍や編みの描写。
身に纏う衣装や、布の描写のしなやかさ。
鮮やかさを想像させる色彩の描写は、鳥や植物。
あと50頁ほどで読了してしまう。
ことさらに時間をかけて読んできたのに。
読み終わりたくない。
飲食店の駐車場の出入り口に咲いていた、矢車菊。
かさかさの花びらの質感と、この青!
この花を、王の棺に捧げた人は、どんな人だったのだろう。