気まぐれ小旅行(未満?!)①

　このところ、妙に「どこか、旅行したい!!」という
衝動に駆られてたんですが、
ぶっちゃけ「お金も時間もなく」
　最初は名古屋か神戸辺りに…なんて考えてたのが
「やっぱり、大阪に買い物でいいか？」とトーンダウンしたり、
自分でも当日の朝まで決めかねておりました。
「ああ、もうおとなしく家にいるか…」と
やさぐれかけた、その時突然!!
「そうだ！宇治に行ってみよう!!」
　こうして？全くの気まぐれから、
今日は京都の宇治に出かけました。
　奈良から宇治は、距離的にはそんなには遠くないんですが、
電車だとウチの最寄り駅は近鉄で
「ＪＲにしろ京阪にしろ、乗り換えが面倒」なイメージがあって
今まで行ったことがありませんでした。
　なので「とりあえず、10円玉の『平等院』を見に行って、
あとは宇治茶を飲んでこよう！」
…とまあ、目的はかなり適当。
「とにかく、初めて行く場所の景色が見られたらいい」
そんな感じ。
　京阪宇治駅から平等院を目指したんですが、
ちゃんと観光案内板があるので迷わず着きました。
　拝観は、鳳凰堂周辺の庭園と宝物の展示館がセットで
「鳳凰堂は有料で別の受付が必要です。
決まった時間ごとに限定の人数で入って頂きます」とのこと。
「『老朽化のため』って言ってるけど、本当かなあ？」と
正直、入るまでは怪しんでましたが…
「すみません！予想以上でした!!」
　離れて見ると確かによく知った美しい姿の建物ですが、
近寄れば寄るほど「柱は朽ち、華麗だったろう絵は色褪せ…」
かなり衝撃的でした。
　奈良の仏閣の方が元々の年代は古いですが、
奈良は建物自体は案外
『後の時代に大規模修復済み』なのが多く、
公開してて入れる建物はまだ綺麗で
『本当に古い物は、一般人は外から見るだけ』なんです。
「見られたのは有り難いですが、
これ、早急に修復すべきなんじゃ?!」
　平成になって前の庭園は復元したそうですが…。
「…でも、建物を修復したくても、まず代替えの木材が日本にはないのかも」