あわじしま ちどり
淡路島 かよふ千鳥の なく声に
幾夜ねざめぬ 須磨の関守
いくよ すま せきもり
詠んだ人・・・源兼昌(みなもとのかねまさ)
詠んだ人のきもち・・・淡路島へと飛びかう千鳥が
もの悲しげに鳴く声に
須磨の関守は、幾夜、めざめただろうなあ
淡路島・・・瀬戸内海にある島
千鳥・・・海辺などにいる小型の鳥。
冬の鳥として和歌では多く詠まれている。
須磨・・・兵庫県神戸市
関守・・・関所を守る番人