カズユキの世界

天野一之日本共産党大東市議会議員のブログ。

消防組合議会 第二回定例会一般質問

2020-12-04 19:00:25 | 日記
11月24日に行われた、大東四條畷消防組合 定例会での一般質問の報告をします。
 今年2月の定例会において新型コロナウイルス感染症拡大が懸念されることに関して、感染の疑いのある患者の搬送や隊員の皆さんの感染防御について質問した経過があります。
 以降4月に第一波と云われる感染拡大、一度落ち着き取り戻したかの経過がありましたが、8月初旬に第2波を経て、半年後の現在第3波と云われる、これまでで最大の感染拡大が危惧される状況にあります。
 今回は感染症対応が長期化かつ深刻化する今日において、
コロナ禍での救急隊員の円滑な活動を保障することや、隊員のストレス軽減策は非常に重要と考えます。名城大学の畑中美穂准教授、筑波大学の松井名誉教授が行った「新型コロナウイルス流行下の救急活動に関する調査結果速報」を基に4点についてお聞きします。

1 防護衣、マスク、ゴーグル等の備蓄計画及び使用に関しては、視界が曇る、夏場は暑い等の改善についての見解。
先ず、この調査は、今年8月に機縁法で全国の消防職員に協力を呼びかけ、オンライン回答で有効回答者数2204名。年代別回答は20代が31%、30代38%、40代23%、階級職務別回答では消防隊員61%、救急隊員75%が占めるなど、現場の中核として日夜活動されている職員の声と云えることが伺えます。
〇救急活動後の体験についての回答では、「感染防護資材(マスク、ゴーグル、防護衣)の追加納品が難しいことから、在庫状況に不安青感じた」が60%で最多。本消防組合での備蓄計画についての見解を伺います。
〇救急活動中の体験の回答で、感染防御対策のゴーグル、フェイスシールドが曇るなど活動がしにくかったが83%。夏場の活動から隊員自身の熱中症対策が今後も課題と考えます。改善策について見解を伺います。


回答
 備蓄計画については、現在のコロナ禍での使用量、年間出場件数などを参考として備蓄量を定めております。感染防護衣については、3000着、サージカルマスクについては3万枚、N95マスクについては2000枚、ゴム手袋については7万双、ゴーグルについては、100個を常に保有し感染症の感染拡大時に備えることとしておりますが、今後の感染拡大状況によっては必要に応じて計画の見直しを行って参りたいと考えております。
次にゴーグル等の視界が曇る、夏場の暑さ対策につきましては、全救急車両に眼鏡の曇り止めを配置し対策をとっております。暑さ対策につきましては、全救急隊員にアイスベストを貸与し、夏場の感染防護衣着用による熱中症予防、体力消耗の軽減等の対策をとっております。


2.活動中に隊員自身が感染する、職場や家族に感染させないかの不安に対する、当消防組合での隊員に対してのケア実施策は具体的にどのように行うのか。

調査では、救急活動に関わる不安やストレスに対する質問について、隊員自身が感染するかもしれない、職場や家族の他者に感染をさせるのではないか、不安や申し訳なさを感じたが、8割以上の回答結果になっています。また、ストレスを感じながらも心の支えと挙げたものでは、家族との時間や会話。職場の活動を共にする上司や同僚との会話が約半数と多くなっています。一方上司や組織が守ってくれているように感じたのは18%。職場の活動を共にする仲間や家族関係が築けている場合は良しにしても、組織的に隊員のストレスケアを充実していく必要があると考えます。ケアの実施策の具体化についてお伺いします。

回答
救急隊員に対してのケア実施策については、
4月30日から5月6日までの間で、当消防組合の全救急隊員45名を対象としたアンケート調査を実施いたしました。内容につきましては、コロナ禍での救急業務に対しての身体的、精神的な苦痛や不安、要望などについて行いました。特に不安などを感じている職員については、個別に対応を行い、不安に感じていることに対して話をさせて頂き、各署所に配置されている健康相談員、産業医へのメンタルヘルスの相談窓口を紹介するなどの対応をいたしました。今後も、必要に応じて、アンケートなどの実施、健康診断時に行っているストレスチェックなどにより職員の健康状態等の把握に努めるとともに、健康相談員、産業医との連携を図り、救急隊員等に対して身体的、精神的なケアを行ってまいります。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。