先月、自宅でコカインを所持していたとして麻薬取締法違反容疑で逮捕されていたタレントの高部あい(本名・中山あい)が、尿鑑定の結果、陽性反応が出たことがわかり、今月4日にコカイン使用で再逮捕されたと報じられています。
高部容疑者は2004年、第10回全日本国民的美少女コンテストでグラビア賞を受賞し、芸能界に入りました。翌月には「美少女クラブ31」に加入し、タレントや女優、声優として活動。今月半ばに所属事務所のサイトから公式プロフィールが突然削除され、ファンからは心配されていました。まだまだこれから先の活躍が期待されていた高部の突然の報道に、多くのファンが驚いています。
過去に麻薬所持で逮捕された芸能人はほかに、押尾学や内田裕也、田代まさしやカルーセル麻紀などがいます。コカインとはどのような薬物なのでしょうか?
コカインは「1度やっただけでも虜になる薬」と言われ、身体と精神の両方に依存性をつくります。さらに、コカインを使うと耐薬性が向上するため、同じ効果を得ようとすると薬物の量が増えていくのです。薬の効果が切れるとイライラした抑鬱状態になり、自殺の衝動に駆られることもあります。
コカインは少量であっても、意識障害や幻覚、妄想、記憶力の低下、痙攣(けいれん)などの症状を引き起こし、呼吸や心拍をコントロールする脳の機能を壊します。呼吸困難に陥る危険性がある恐ろしい薬物です。なかには皮膚と筋肉の間に虫がはいまわるような感覚を起こす「皮膚寄生虫妄想」を起こす人もいます。脳への影響も大きく、痴呆状態になることもあり、常用している場合は鼻の粘膜に腫瘍を作っている可能性が高いです。
コカインの作用は覚せい剤よりも強い傾向があります。持続時間が短く、効力が切れると強い不安感に襲われるため、感情の起伏が激しく、ぼうっとして意識が朦朧とした状態になります。周囲の人間が、薬物を使用していることに気づくケースも珍しくありません。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151105-00010001-mocosuku-hlth
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