The Society of Alternative Medicine from 1987/代替医療学会

Structured Micronutrient:US PAT/TH FDA(Med), JP FDA(Food)

糖質依存症

2018-08-20 23:23:09 | がん

 「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」。これはフランス王妃マリー・アントワネットの言葉とされ後の世に創作されたものだそうですが、巷に美味しいものの溢れている現代では、「さっきお菓子を食べちゃったからランチは食べないでおこう」というダイエット感覚が当たり前になっています。



 しかし、現代人にとってはここに大きな落とし穴があるかもしれません。巷にあふれる美味しいお菓子に共通して含まれているもの、それは「砂糖」。お菓子のみならず食卓で味わうほとんどの料理に含まれている砂糖をはじめとした「甘味料」。これらが依存性の高い危険な存在として専門家が警鐘を鳴らしているのをご存知でしょうか。

●糖類が血糖値の乱高下、脳とこころの不調を呼び起こす


 アイスにケーキにお饅頭、なんだかイライラしてきたから甘いものを食べて気分をリフレッシュしよう。家庭でもオフィスでも普通に見られる光景です。近年の調べによれば、コンビニが身近にある現在、20代の男女の6割以上が「週に2回以上」スイーツを食べていると報告されています。そんなスイーツですが、イライラの元は、実は気分転換に口にしている甘味、糖類から来ているのかもしれません。

 人間の身体は砂糖などに含まれる糖質を一定以上摂取すると、血糖値が大幅にアップするようにできています。すると血糖値を下げようとインスリンが分泌されるのですが、これが働き過ぎると血糖値が下がり過ぎてしまいます。そうすると、今度は血糖値を上昇させようとしてアドレナリンが放出されます。いわゆる興奮した時に大量に放出されるホルモンですが、これが出過ぎると思考力・集中力が奪われ、イライラがつのるのです。

●覚醒剤より依存度の高い「糖質」と「甘味」

 コーヒーブレイクで甘いものが1日の楽しみなのにという人はガックリきてしまうかもしれません。しかしながら、「糖質」と「甘味」は脳を刺激する性質があり、その依存性は麻薬のコカイン以上であるという動物実験の結果が公表されています。

 糖質の多い食事やおやつで血糖値が上がることは脳にとってこの上ない快感であり、さらなる心地よさを求めて糖質を求めるよう信号を送り続けてしまいます。「体内で分泌されるモルヒネ」と呼ばれるエンドルフィンまで分泌されるそうで、依存度は格別。それらが蓄積していくことで糖尿病に繋がってゆくのは道理です。

 その他にも、糖質が消化される際にビタミンBやカルシウムが使われます。常に糖質をとっているということは、常にビタミンB・カルシウムを消費していると同義になってしまい、悪影響を及ぼすと懸念されています。具体的には「うつ状態」「冷え性」「骨粗しょう症」などなど心穏やかではない病名があがっています。

●まずはビタミンBとカルシウムの補給を


 「パンもお菓子もダメなら何を食べたらいいの?」と現代人としては叫びたくなってきますね。「糖質」はいわゆる主食、「米・パン・麺類・粉もの」にもバッチリ入っていて、甘くなければ良いというわけではないようです。

 それではどんな食事を摂れば良いのでしょう?一般的にはいわゆる糖質制限食、主食や芋類などを減らす食事法が勧められています。もちろん、砂糖もきっちり抑えられています。とはいえ糖質制限の程度については専門家の間でもはっきりはしていませんし、個人差もあると思われますので医師との相談も必要でしょう。

 というわけで、やみくもに糖質を減らすことよりも、逆に栄養素を増やすことがはじめの一歩にはちょうど良さそうです。まずは糖質が増えると失われる、ビタミンBやカルシウムが含まれる食事を心がけてみましょう。

 ビタミンBは「玄米」「豚肉」「レバー」「卵」「納豆」「乳製品」など、カルシウムも「乳製品」「大豆・大豆加工品」「海藻・小魚」で摂ることができます。サプリメントの力を使うのもありかもしれません。その上で料理に使っている砂糖を減らしてゆく、お菓子もベタ甘なものから薄味のものへと変える。思いの外砂糖の含有量の高い缶コーヒーやジュースを控えるなど、できそうなところから徐々にならしてゆくのが無難かもしれません。

 現代のスイーツ文化を享受している私たちに「砂糖断ち」はなかなか厳しいものがありますが、イライラをなくしてクリアな身体になるためにも、食事の改善を取り入れていくのがベターなようです。

https://news.goo.ne.jp/article/10mtv/life/10mtv-1735.html


Kathleen DesMaisons, Ph.D. (1998). "Potatoes Not Prozac." Simon & Schuster. ISBN 141655615X

キャサリン・デスメゾンズは脳でのオピオイドμ受容体の活性により引き起こされた生理状態について砂糖依存症の概念を提唱した[3]。デスメゾンズは、砂糖が鎮痛剤として作用しモルヒネブロッカーから遮断することができたことを示す先行研究[4]に基づき、砂糖はDSM IVで概説されていた他の薬物依存症と同様の依存関係があると指摘した。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E7%B3%96%E4%BE%9D%E5%AD%98%E7%97%87


糖質と甘味は中毒になる(大和薬品)

http://www.daiwa-pharm.com/info/fukuda/7388/


市場調査メディアホノテ:若者のスイーツ事情は?20代にスイーツ調査!
https://honote.macromill.com/report/20161004/


糖質カット炊飯器---33%糖質カット

https://www.thanko.jp/shopdetail/000000002958/

 

糖質制限ブーム! ~あなたの“自己流”が危険を招く~

http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3841/1.html





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