家族性地中海熱なきまぐれポチ

クローン病でもなく?潰瘍性大腸炎でもない?原因不明の腹痛と思われたその正体は「家族性地中海熱症」!に悩む徒然日記

なぜIBDでない? 医師の所見

2007-10-09 18:43:29 | いつもの症状
私の症状を最初に医師に話すとクローン病を疑う医師もいれば最初から否定する医師もいます。
先ず否定する一番の要件は、大腸にはっきりした所見がないため小腸の障害を疑いますが、吸収障害はありません。
体重は食べれば太るし、アルブミン、赤血球、ヘモグロビン等は正常です。中性脂肪、コレステロールは逆に普段は多いです。
異常を示すのは、腹痛、発熱38℃以上、白血球約14000、CRP約14のみです。
手術は、H6年1月に盲腸炎をやった後、H9年頃から今の症状を発症、H14年2月に大腸憩室炎として回盲部切除をしているので癒着はあると思います。
今年の8月に偽膜性腸炎で入院した際の主治医は、「器質的な癒着による狭窄があるため、腸閉塞を起こし、便がうっ滞し腸内細菌が菌交代を起こしやすい状態にあるのでは?」との見解を示してくださいました。(入院中に1回いつもの腸炎を発症した。)
しかし、多いときは15回/年も発症し、発熱しているのに便からそれらしい菌が発見されないのも疑問です。
確かに腸内細菌は未知の領域があり、一般的な検査で培養できないMAP菌のようなものが原因だとすれば別ですが・・・
だいたいこんな感じで思考がどうどうめぐりになって、「結局様子を見る。」ということになるのです。
私は外科医に診てもらうことが多いのですが、確かに外科的処置を必要とする患者から見れば軽症だと思うし、年に約1ヶ月程度寝込むとしても、土日にあたることも多く、仕事をまるまる1ヶ月休む訳ではないので、肩身は狭いですが、クビにはならずに済んでいます。
私は最近「臨床医のための炎症性腸疾患のすべて」という本を買いました。
このなかでも「分類不能な腸炎」という言葉が出てきます。
結局「軽症・少数につき研究対象とならず原因究明・治療法の確立ならず。」といったところでしょうか。

コメントを投稿