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#240:君の隣で息をする

2023-11-18 21:00:00 | ゲームストーリー感想_『バンドリ!ガールズバンドパーティー!』

✅期間 :2023/11/10~11/18

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✅概要

バンドとして迷いながらも進みだした"MyGO!!!!!"だったが、楽奈が練習に来たり来なかったりといった状況が続く。
楽奈に言い聞かせるが、野良猫は全く言うことを聞かない(物で釣らなければ手綱を握れない)。
しかし、立希は楽奈が自分とスタンス(考え方)は違うが、似た境遇であることや目指すべき場所が同じであることに気づく。
そこで、楽奈と"取引"(=ライブでもっとうまい空気を吸わせる代わりに自分の言うことを聞くこと)し、楽奈は練習に来るようになった。

✅所感

アニメでも描かれていたことだが。
立希は"高い理想"(燈のために、一生バンドをやること→ちゃんとすること)のために真面目に突っ走っている。
楽奈は、SPACEという居場所は無くなったが、MyGO!!!!!という新しい場所で燈という子を見つけ"息をしている"(=楽しんでいる)。
"バンドする"という目的は同じなのに、全くスタンスが違う。
それをどう埋めていくのかが、今回のストーリーのキモになっていたと感じた。

そもそもなぜ立希は周りが見えず一人で突っ走ってしまうのか。
原因は姉・真希という存在。
彼女が妹・立希に劣等感を抱かせ、(姉にできることが自分にできない)"ちゃんとしなくては"と気を張らせる原因。
立希のように、悪意無く比べられて劣性認知する(妹が姉に劣等感を抱く)ことってよくある話だ。
人格形成に影響を与えるから、兄弟姉妹を持つ親は、無意識に子どもたちを比較していないか、立ち返ってほしい。

だが、一人で突っ走って、立希がやろうとしている"理想像"を実現するのは無理だ(楽奈相手で無くても)
スタンスの違う人に自分のエゴを通したところで、うまく行かないことは目に見える。
相手を変えようなんて無理。
自分を変えるのもしんどいのに、他人に対して貴重なリソースを割けない。


ならどうすればいい?
結局は相手と会話することで、落としどころを探るしかない。
流れに掉さしたところで、棹は流れてしまうなら、流れに身を任せて、受け入れる。
それが"バンドすること"に繋がり、"息をすること"(=自分の人生を楽しむこと)に繋がる。
立希はそこに辿り着くことができたわけだ。自力で。すごいな。

そもそも、落としどころを探ろうとするきっかけは何だったんだろう。
それは、楽奈が自分と似た境遇がある(="居場所"を無くし、新しい"居場所"が見つかった)と知ったことだ。
 ★立希:姉と比較されて気を張ることばかりで"居場所"が無い
 ★楽奈:SPACEが無くなって物理的に"居場所"が無い
 →燈とバンドすることが新しい"居場所"。目的が同じであることに気付きを得る。


今回、同じ目的であることを確認し、それを実現するために"取引"(冒頭に記載)をした。
楽奈を練習に来させるという目的は一先ず達成できた。
立希は野良猫の手綱を握って、飼い猫にすることに成功した……かはちょっと怪しいな笑
燈が"おもしれー女の子"じゃなくなったとき、楽奈は新たな居場所を求めてフラフラするだろうし。
立希、引き続き苦労しそうだ。

(更新日:2023/11/12)



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