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【虹ヶ咲】第4話「未知なるミチ」◆楽しいの天才、愛さんの未知なる挑戦を追ってみた。

2021-05-10 23:45:32 | アニメ感想_『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』


第4話は愛さん回です!
愛さんの魅力がいっぱい詰まった話となりました。
今回の話を一言でまとめると、ソロという未知なるミチに挑み、いち早く自分なりの答えを見つけた愛さんのお話です。
愛さんの天才さが現れていて、これまたお気に入りのストーリーの一つとなっています。
それでは振り返りスタートです。

 

同好会への仮入部


せつ菜ちゃんのライブを見ていた愛さんと璃奈ちゃん。
かつて、幼馴染コンビ2人がせつ菜ちゃんをみて同好会に入ったのと同様に、2人もその姿に惹かれ同好会の門をたたきます。
未知なるものへの挑戦に、グッと手を伸ばす愛さん。
オレンジの系譜をひくものとして、主人公っぽさが半端ない。


一方の同好会メンバーは、部室が復活し喜んでいました。
そこへやってきた愛さんたち。璃奈ちゃんと共に、同好会へ入部することを決めます。
しかし結成されたばかりの同好会だけあって、やる気はあるものの、方向性は決まっていないようです。


「ライブがやりたい!」という漠然とした目標はあるものの……。
かすみちゃんは、全国ライブツアー。
エマちゃんは、みんなと輪になって踊りたい。
しずくちゃんは、曲の間にお芝居をやりたい。
彼方ちゃんは、お昼寝タイムが欲しい。
せつ菜ちゃんは、火薬をどーんと使って。
歩夢ちゃんは、かわいいのがいい。
愛さんは、とにかく楽しいのがいい。
やりたいことはまるでバラバラな彼女たち。
結局、どんなライブがやりたいのかはまとまらず、グループに分かれて練習をはじめることに。
(愛さんと璃奈ちゃんは全部参加)


2人はまず、柔軟に参加します。
身体が固そうな彼方ちゃんと、それよりももっと固い璃奈ちゃん。
あっという間にギブアップしてしまいます。


しかし愛さんはとんでもなく柔らかい……。
そして、2人に対する指導もとっても上手。
彼方ちゃんも璃奈ちゃんも、少しだけ身体を曲げることができたようです。
さすが、いろんな体育会系の部活で助っ人として活躍している「部室塔のヒーロー」。
愛さんの「天才」は、このへんあたりからも片鱗がみえてきますね。


続いては、かすみちゃんによる「スクールアイドル概論」。
(微妙に漢字を間違えているあたり、かすみちゃんらしさを感じる……。誰が直してくれたんだろ)
かすみ先生から「スクールアイドルに必要なことは何か」を問いかけられます。
自分の気持ちを表現すること、と答えるしずくちゃん。
ファンの人と気持ちを繋げること、と答える璃奈ちゃん。
そして、わかんない、と答える愛さん。
正解はというと、……実はどれも正解でした。


ファンの皆さんに喜んでもらえることならどれも正解だというかすみちゃん。
ほんの僅かなシーンですが、もし昔のかすみちゃんだったら「かわいいが一番ですっ!フンス」なんて言ってそう。
第2話・第3話を通じて、大きく成長したかすみちゃん。
愛さんにとっても「奥が深い」と感心する講義になりました。
この「スクールアイドルに正解がない」というのは、のちに愛さんの悩みの種になったりします。


続いては収録ブースでお歌の練習
しかしこんな設備もあるなんて、金あるなあ、虹ヶ咲。
ここでは、スイッチの入ったせつ菜ちゃんと、璃奈ちゃんの掛け合いが印象に残るシーンでした。
せつ菜ちゃんが親にアニメを禁止されているという、今の時代にしては厳しめのおうちのようです。
このへんが2期の伏線になったり、ならなかったり笑。
それにしても、愛さん全体的に本当に明るいギャルって感じですね。
盛り上げ隊長というか、さすがオレンジの系譜をひくスクールアイドルだけあります。

 

スクールアイドルの「正解」をさがして


さて、愛さんも楽しいと感じた新生・同好会の活動。
愛さんも「このメンバーでどんなライブすることになるんだろう」と胸を躍らせます。
しかし、他の同好会のメンバーは少し不安げな様子。
元・スクールアイドル同好会のしずくちゃん・エマちゃん・彼方ちゃんにしてみれば、前回の空中分解の原因であるグループでの活動には消極的なのです。


そこで、せつ菜ちゃんとかすみちゃんで話し合われていたのは、新しい活動の形。
それは「部員1人1人がソロアイドルとしてステージに立つ」、ソロでの活動というもの。

リアルの世界でも、この虹ヶ咲のキャストさん一人一人が、ソロで大きなステージに立つというのは、ラブライブプロジェクトとしても初めての試みでした。
全く新しい、未知なる世界に飛び込もうとしている虹ヶ咲。
何か、虹ヶ咲が初めてTGSで紹介されたときのことを思い出すシーンでした。
あのときのキャストさんの、ラブライブシリーズに携われた喜びと、これまでとは違った形態での活動方法に不安気な表情は印象的でした……。


その不安も当然です。
グループはもし誰かが失敗したとしても協力し合えます。
しかし、ステージに立った一人で立つソロアイドルというのは、誰にも助けてはもらえません。
助けられるのは自分だけ
それに、スクールアイドルはグループ活動が基本という、これまでの常識がある意味覆されるソロ活動。
誰も挑戦したことのないであろう、未知への挑戦に、不安になるのも当然です。


さすがの愛さんも、スクールアイドル、ましてやソロでの活動という領域に踏み込むのは、不安なようです。
これまで助っ人としてやってきた競技はみんなでやるものばかりだったから、というのもあるようですが……。
答えが決まっている数学の答えや、ルールの中で競うスポーツと違って、スクールアイドルはかすみちゃんのいうように「正解」がありません
いえ、正確に言えば「正解」は一人一人違うといえます。
誰かにとってはその答えが100%の正解でも、別の誰かにとってはそれは正解ではなく、別の答えが正解ということもありえます。

つまり「正解」がないということは、裏を返せば、自分だけの「正解」を探さなければいけないということでもあるわけです
「グループ」だったら、その「グループ」を引っ張っていってくれる誰かが、「グループ」としての正解(=方向性)を導いてくれるかもしれない。
でも「ソロ」の場合は、その「正解」は自分で見つけるしかありません。
この難しい問題に、愛さんは一人で答えを探します。

 

愛さんの「スクールアイドル」の「正解」は?


そんなこんなで土曜日。今日はお台場でメンバーとランニングです。
運動部の助っ人で遅くなる予定だった愛さん。
しかし、愛さんだけのスクールアイドルを探すために、今日の助っ人は断ったのでしょうか?
集合時刻の9時より2時間も早い7時に家を出て、自宅のある門前仲町から豊洲を通ってお台場へ向かいます。


集合時刻1時間前に集合場所に到着した愛さんは、さらにレインボーブリッジへ。
そこでエマちゃんとたまたま合流します。
エマちゃんから、愛さんが同好会にきてくれたおかげで、同好会のメンバーの笑顔が増えてきたことを告げられます
愛さんは自覚こそなかったものの、知らず知らずのうちに、みんなを明るくさせていたのです
それは、青空で燦燦と輝く、いつでも当たり前にそこにある、オレンジ色の太陽のごとく。


だから愛さんはグッと太陽を掴みます
それは、愛さんが自分だけのスクールアイドルの「正解」を掴んだことを暗示しています
誰かに楽しんでもらうことが好きで、自分で何かを楽しむことが好きで。
そんな楽しい気持ちをみんなと分かち合えるアイドル
太陽のようにみんなを照らして、みんなのハートを焦がすスクールアイドルという、愛さんだけの「正解」を掴んだのです。


そうすれば、たとえソロとしてステージに立つのはたった一人だとしても。
実際には観てくれるファンがいて、そのファンのみんなとステージを作り上げていくのだと考えれば
決して一人ではないのだ、ということまで、愛さんは気づいてしまうのです。


エマちゃんのアシストがあったといえ、彼女は目指すべきスクールアイドル像を決めることができました。
愛さんが半端ない理由はここです。彼女は自覚のない「楽しいの天才」なのです。
愛さんを演じているなっちゃんこと、村上奈津実さんも、愛さんは天才なんだと仰っていましたが、このストーリーを改めて見返してみても本当に頭がいいギャルだなあと思いますね……。
なっちゃんも、そんな愛さんに負けないように、愛さんを完璧に演じ切っていらっしゃいます。
ダジャレの本を読んで研究したり、持久力を向上させてダンスを完璧にやり遂げたりと、ここ最近ものすごく活躍していますよね。
中の人は「努力の天才」だと思っています。

 

まだある!愛さんの魅力!


実は、その「みんなで楽しもう」という答えの一つが、愛さんの魅力たっぷりの『サイコーハート』の歌詞にあります。
「HIGH FIVE!!」「gimme five!!」、これはどちらも「ハイタッチしようよ!」という意味なのです。
ハイタッチは、自分の手と相手の手をぶつける行為。
つまり、相手がいないとできない、一人ではできないもの、なんですよね。
こういう、「自分だけでなく、まわりを巻き込んで楽しくしちゃおう」という愛さんらしさ溢れる歌詞も、『サイコーハート』の魅力の一つだなと感じます。


愛さんの魅力はまだまだあります。
愛さんって、上の画像をみてもわかる通り、ビジュアルは金髪で陽キャ感マックスのギャルです。
でも彼女は、ギャル=頭が悪い、ギャル=体育サボる、という偏見(?)を吹っ飛ばす、ハイスペックギャルなんです。


運動も勉強もそつなくこなして、いろんな部活に引っ張りだこな愛さん。
そんな愛さんの天才さはどこからくるかというと、それは愛さん自身が、何事にも楽しめる才能を持っているから、だと思うんです。
「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、自分が好きなもの、興味のあるものは、飽きずにずっと努力できるからこそ、大成するのです。
しかし、愛さんの場合はその何事にも楽しめるという恵まれた才能ゆえ「器用貧乏人宝」になっている部分もあるのかな、と感じます。
なんでもできるという器用さゆえに、他人からは重宝されるけど、結局は特定の分野で大成できないというね……。


そんな器用貧乏な彼女が、簡単に答えが出せない、十人十色で「答え」が違うスクールアイドルという未知なるジャンルと出会います。
決まり切った「答え」なんて存在しない、だからこそ自由に、自分の魅力を多くの人に発信できるスクールアイドル。
それは愛さんにとって「最高!」に感じてしまうのは当たり前なのです!
なぜならスクールアイドルは、何者でもない、他に代わりなんていない、「自分」にしか持っていない「答え」をファンと共有できる最高のコミュニケーションツールなのだから。
彼女は、スクールアイドルになったことで、もう誰かの変わりにはなりえない存在になった=「器用貧乏」ではなくなったのだと思います。
実はこの話、愛さんを器用貧乏から救うストーリーだったんじゃないだろうかとさえ、思ってしまいます。
まあそれは大げさだとしてもです。
彼女はこれからももっと(無自覚に)上を目指して走り続けていくことでしょう、もちろんみんなを巻き込みながら。


というわけで、第4話の振り返りでした。
楽しいの天才である愛さんだからこそ、他のメンバーよりもいち早く、自分だけのスクールアイドルの「答え」を手に入れてしまいます。
いや、ほんとすごいよ、愛さん……。
こんな一日くらいで自分の「答え」を見つけてしまうのだから。
一人でも多くの方が、愛さんの魅力に気付いてほしいなと思いました。


さて、愛さんのライブを観て、触発されたメンバーたち。
これからどんなライブを見せてくれるのでしょうか、ワクワクしながら来週を待ちたいと思います!(もう展開知ってるけどw)
次回はエマちゃん回。こちらの振り返りも、どうぞよろしくお願いいたします。


 【ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会】第4話「未知なるミチ」
脚本:田中仁
演出:堀部周



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1 コメント

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Unknown (カリスマ声優白書)
2023-05-21 14:07:23
第4話の主役は虹ヶ咲屈指のムードメーカー・宮下愛ちゃん。彼女はダジャレ(駄洒落)の鉄人であり達人でもあります。愛ちゃんが歌う挿入歌「サイコーハート」はサンバとロックの融合でとても最高。
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