「大好き」を叫ぶログ!!

アニメやゲームの感想を書いていきます。

【ガルパ】No.142_From the Past◆技術力だけじゃない!バンドで音を合わせるために必要なこととは?

2021-02-27 15:32:23 | ゲームストーリー感想_『バンドリ!ガールズバンドパーティー!』


今回はRAS単独のストーリー「From the Past」についてです。

ロックちゃん、マスキングは、外見は全く正反対に見えて、バンドへの情熱は人一倍強いのです😤
そんな2人がもっと仲良くなるために奮闘するストーリーを振り返ります。

 

音が合わないふたり


ある日、バイト先のGalaxyにやってきたロックちゃん。
中に入るとすでにドラムを叩いているマスキングが。
マスキングに誘われてセッションをしてみたものの、お互いに熱くなりすぎたからか、全然合わない……

レイヤさんから、仕事仲間で音を合わせるのが上手な人がいてたので話を聞いてみると。
その人はサポートするバンドの人達とのコミュニケーションを大事にしていたといいます。
なるべく同じ時間を過ごすことで、相手が何を求めているのかを感じることができるようになる、と。

そこでロックちゃんとマスキングも、音を合わせられるようにするために、なるべく同じ時間を過ごしてみようと考えます。
マスキングとロックちゃんは出かける約束をします。

 

一緒に過ごす休日。これはデートですか?


次の日、まさかのマスキングは朝7時前にロックちゃんの部屋に。
ロックちゃんの日課である旭湯の掃除を手伝います
思いのほかの重労働に、驚くマスキング。
手が荒れないようにと貸してもらったハンドクリームが気に入ったマスキングは、ショッピングセンターに行くことを提案します。
しかしまだ朝8時。お店は開いていません。
そこで2人は併設している映画館に行くことに。

映画館でマスキングがみるのはアクション映画!
……ではなく、子供向けアニメ『うさちゃんファミリー大集合・星の丘の奇跡』。
なんでも大人でも感動できるアニメなのだといいます。


早速チケットを買おうと生徒手帳を取り出すマスキング。すると挟まっていた1枚の写真が落ちてきました。
その写真は小さいころのマスキングと、マスキングの親父さんとそのバンド仲間である「デスギャラクシー」のメンバーが映っていました。
マスキングは「デスギャラクシー」がワンマンライブで大成功して、丘の上にある夜景のきれいな公園で撮ったものだといいます。
演奏のことでケンカした日も新曲が仕上がった日も、何かあればこの公園に連れてこられた幼き頃のマスキング。
マスキングにとってこの公園は大切な思い出のようです。


映画を見終わった二人。
マスキングも泣いてしまったようですが、ロックちゃんはもっと大泣きしていました。


ちなみにこの映画を後日レイヤさんも見に行ったようで、そこでモリフォニカのましろちゃんと出くわします
このエピソードは、レイヤさんのカード「ワイルドポップ」のエピソード「かわいいシネマ」で。


ハンドクリームを買ったマスキングは、ショッピングセンター内のゲームセンターへ。
ゾンビが出てくるシューティングゲームで遊びます。
アニメ3期でUFOキャッチャーが下手だと判明したマスキングですが、こういうゲームも上手ではないようです。
このあと太鼓のゲームでも遊びますが、アドリブを入れてクリアできないという……まあなんともマスキングらしい。
ちなみにマスキングは白雪学園というお嬢様学校に通っているので、放課後一緒にこういうゲームで遊ぶ同級生はいないみたいです。
その学校でゲームと言えばチェスというのですから……その学校でのエピソードも聞きたいですね笑


次に向かったのは、お菓子の材料を売っているお店。
マスキングはお菓子をつくるのが趣味なんです。
この怖そうな見た目とのギャップが、マスキングのズルイところです😍
学校の先輩にもらったカヌレのお返しでアップルパイをつくるそうで、ロックちゃんは食べに来いよと誘われてうれしそうです。

 

ラーメン銀河での邂逅


後日、マスキングのバイト先、ラーメン銀河でお手伝いするロックちゃん
一生懸命接客している中現れたのは、RASのメンバーでした。
ラーメン銀河に揃ったRAS……。
RASのオーディションのあとに、ロックちゃんはマスキングに初めてここに連れてこられたことを思い出します。
あのころから比べるとRASはだいぶ仲良くなりました
今度はパレオちゃんがパスパレのライブに行きたい、とチュチュちゃんに提案しますが、これは次のイベントで実現していますw展開はやっ!


チュチュちゃんは、野菜が大嫌いなので、ネギと紅ショウガの入っていないチャーハン(マスキング曰くチャーハンとは呼べない)を注文します。
ネギと紅ショウガまでもきらいとは……さすがジャーキーばっかり食ってるチュチュ様。。。
パレオちゃんじゃなくても心配する気持ちがわかる🤔


実はパレオちゃん、この野菜嫌いのチュチュちゃんに、何とかして野菜を食べさせようと、リサさんの家でトマトゼリーの作り方を教わっています
このエピソードは、カード「おそろいゴハン」の「チュチュ様健康大作戦」で!


またロックちゃんのカード「Lock on!」のエピソード「思い出重ねて」では、みんなで一緒にゲームセンターでゾンビシューティングをするRASの姿がみられます。
最初の「仕事仲間」感が半端なかったRASが、ゲームセンターで一緒に遊ぶほどの仲良しになっています。
こちらもぜひ解禁して読んでみてください🤤

 

マスキングへの思いをぶつけ、思い出の場所へ。これは告白ですか?

次の休みの日、ロックはマスキングの家でアップルパイを食べます。
ここでふと子供のころの話をすることに。


マスキングは子供のころからお菓子作りをやっていたそうです。
でもドラムは物心つく前から触れていたみたいですね。
一方のロックちゃんはなかなかギターを買ってもらえず、お小遣いを貯めて自分で買ったようです。
小さいころは自分で段ボールでギターを作って弾くマネをしていたとのこと。
それほどギターに対する情熱を持っていた彼女は、バンドをやるために高校1年生ながら上京するのです。
両親に反対されて説得してまで上京するきっかけになったのがポピパのライブだったりします。
本当に文字通りロックな女です🤣


そんなロックちゃんのことを「かっこいい」「頑固」と評するマスキング。
譲れないものがあり、その譲れないものを主張しあってぶつかっていくのがバンドだというマスキングですが、過去バンドを組んでもついてこれないといわれて、一匹狼といわれてしまった思い出もあります。
そんな中で見つけたRASという場所で、ロックちゃんという、思いっきりぶつかっていける存在に出会うことができました。
話を聞いたロックちゃんはいてもたってもいられずセッションをしにGalaxyへ!
ロックは演奏で、マスキングへの自分の気持ちをぶつけるのでした。


マスキングの演奏はRASやお客さんを引っ張ってくれてかっこいいこと

一緒に演奏していて楽しくて、全力で演奏しているマスキングのドラムに、これまでもこれからも、もっともっとぶつかっていきたいこと。


その想いを受け取ったマスキングは、ロック曰くをバイクの後ろにのせて、デスギャラクシーとの思い出のつまったあの公園に向かいます。
キラキラな星空と、眼下に広がる街の光。
ロックちゃん曰く「見えてるところが全部星空みたいですっごくキレイ」。
マスキングにとっての思い出の場所は、ロックとの思い出の場所にもなりました。
今度はRASのみんなも連れていきたいと2人は強く思うのでした。


後日、RASの練習にて。
メンバーに成果を聞かれて2人は「特に何もなかった」と答えます。
しかし、2人は練習が始まるまでの30分、軽くあわせることに。
2人は気づいていないかもしれませんが、このやり取りは今回一緒に過ごしてお互いのことを知ったことで、2人がほんの少し変化したことを表していると思います。
演奏はまだバラバラかもしれないけれど、その「譲れないもの」のぶつかり合いが2人には心地よいのかもしれません。
RASの最強伝説はまだはじまったばかり……。
パレオちゃんやレイヤさん、チュチュちゃんも巻き込んで、新曲のセッションをはじめるのでした。

 

音を合わせるために必要なこととは?


何気ない日常を一緒に過ごしながら、バンドとして日々成長していくのをみれる
のが『ガルパ』のストーリーのよいところの一つです。
今回のチュチュちゃんの新規カード「セッションは全員で」のエピソード「プロの流儀?」では、パスパレの日菜ちゃん、麻弥ちゃんコンビにチュチュちゃんが混じってお話しするというエピソードがあります。
メンバーと一緒に過ごすことで心の距離が縮まって、親近感がわいてくるという麻弥ちゃんの話を聞いたチュチュちゃん。
RASのさらなる技術向上のためのヒントを得られたようです。
このあと実際にRASのみんなでパスパレのイベントに行くという行動に出るのですが、これもここでの会話があったからなのかもしれませんね。


ちょっと自分のことを話させていただくと、自分も大学時代にバンドを組んでいた人間です。
その経験から感じるに、やっぱり一緒にいる時間が長ければ長いほど、いい演奏になっていくんじゃないかなと思います。
演奏の上手な先輩のバンドをたくさんみてきましたが、その人たちはもうプライベートでも一緒に過ごす時間が多かったと記憶しています。
技術力だけじゃない、そのバンドを惹きつけてやまない「何か」は、そのバンドメンバーが長い間一緒にいることで生まれた「シンパシー」なんじゃないかなと思っています。
だから演奏が上手になるためにはもちろん練習が不可欠ですが、練習だけじゃないこういった何気ない日常生活も大事なのではないかなと。
もちろん演奏する側もこういうグルーヴ感が生まれるからこそ、バンド演奏って楽しいし、もっとメンバーと一緒にいたいと思うんですよね。
今回のお話は、そんな自分の青春で感じたことがテーマになっていて、とても心に残るお話でした。


というわけで、「From the Past」の振り返りでした。
今回もここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。


【ガルパ】No.141_ハロハピ3章:にこにこねくと!◆あなたの勇気が、また他の誰かの勇気につながっていく

2021-02-17 22:22:35 | ゲームストーリー感想_『バンドリ!ガールズバンドパーティー!』

今回は、こころちゃんがまた一つ「寂しい」という新しい感情を知り
花音先輩の成長を実感するストーリーでした。

笑顔はどんどん広がっていく、誰かからあなたへ、あなたから誰かへと。

世界を笑顔に!」をモットーに活動するハロハピの目指す理想郷は、そう遠くない!?
素敵な「つながり」のストーリーを、振り返っていきます。

 

異国の地での大波乱

今回のストーリーの舞台は日本ではなく海外です。
ハロハピはこころちゃんのつてで、ハピネール王国の千年祭のイベントに出演することになりました。
それだけでもすごいことなのですが、もうひとつ驚きの出来事が。
その国で、ニコリーナという花音先輩にまったくそっくりな、ハピネール王国のお姫様に出会います。

下の画像の通り、実は花音先輩は双子だったのでは、と思うほど、瓜二つなのですw
これは決してモーションを使いまわしているわけではなく、ちゃんとした理由があります。それは後ほど。


ニコリーナは小さいころから身体が弱く、外の世界に出ることがなく育ちました。
そのため外の世界に出ることが怖くなってしまい、自分のお城の中にずっと閉じこもっていたのです。
自分の小さな世界から、大きな外の世界に行ってみたいと思いながらも、踏み出す勇気が出ないお姫様。
ハロハピは、そんなお姫様の最初の友達になります。

でも、ハロハピのみんなが日本に帰ってしまったら、お姫様はまた一人ぼっちになってしまいます。
そのことを案じたこころちゃんは、ハピネール王国に住む、と、またまたとんでもないことを言い出しました
みんなと離れることに「よくわからないけど、たぶん寂しくない」と言って、ニコリーナのところへ行ってしまいます。


動揺するハロハピメンバーたち。
このこころちゃんの行動はなかなか凡人には理解できません。
でも、これにも実はちゃんとした理由があります。

こころちゃんの家は「超」が何個もつくほどの大金持ち。
しかも、弦巻家は一国の王様と仲良し。
そしてこころちゃんにとってみれば、世界は非常に小さいものです。
つまり、普通の人間とは明らかに住んでいる世界が違っていて、見えている景色も考え方も異なっているゆえに、
日本とハピネール王国がどれほど遠いのか、というのはさほど問題にならないのです。
目の前で笑顔じゃない人がいたら、自分を無意識に犠牲にしてでも笑顔にする、それが弦巻こころちゃんなのです。
ところが、他のハロハピメンバーは大金持ちでもない、普通の高校生。
この、ハロハピのみんなとの感覚のズレが、この事件の発端です。
そしてプラスの感情しか持ち合わせていないこころちゃんには「寂しい」という感情が理解できず。
それゆえに「みんなと離れても寂しくない」と言ってしまったのです。

そうそう、ここで自分は、ニコリーナとこころちゃんって、なんか似ているなーって感じましたね。
庶民ではないというのもありますが、
・ニコリーナ :物理的に小さな世界(お城の狭い空間)を生きている。
・こころちゃん:感覚的に小さな世界(世界の大きさが庶民と異なる)を生きている。
ニコリーナとこころちゃんって性格は正反対な感じがしますが、↑のように整理してみると「小さな世界」というキーワードでつなぐことができます。

 

学年別に分かれて出した結論は……

こころちゃんのハピネール王国への永住に、一番に怒りをあらわにした美咲ちゃんでした。
普段からどこか醒めていて、こころちゃんになんだかんだいって付き合っていた美咲ちゃんですが、今回はガラでもなく部屋を飛び出してしまいます。
いままでのこころちゃんの言動・行動の中でも、一番意味がわからない思いつきだったことに加えて、みんなと一緒でなくても「寂しくない」という言葉。
これまでのハロハピの歩みを否定されたようで、悲しかったのでしょう。
(「寂しい」や「特別」とは何かがわからないから「寂しくない」とこころちゃんは言ったのであって、この時点では美咲ちゃんも気づけていません)


しかしこの怒りは、最初の頃はクールぶって普通が一番なんていっていた美咲ちゃんが、ここまでハロハピのことを大切に思っているということを示しています。
南の島に宝探しに行ったことも、スマイル遊園地を立て直したことも、とても大変な目にあったけど、同時にとても大切な思い出だったのです。
そんな尊い日々が失われようとしている……。
2年生組2人は自分の意思でこころちゃんを止めることに。

一方の3年生組。
花音先輩は、こころちゃんの突飛な思いつきに何を言ったらいいのかわからなくなってしまった自分を情けなく思っていました。
薫先輩は、こころちゃんの望みなら、応援するのが友人の役目なのだから、こころちゃんを応援するべきなのかと葛藤していました。

しかし、それはこころちゃん自身が正しい選択をしているならばの話。
こころちゃんは誰かを笑顔にするために、自分の大切な何かを手放そうとしているのです。
ハロハピで過ごしていた当たり前の毎日は、何物にも代えがたい大切なものなのに……。


こころちゃんは、目の前のお姫様を笑顔にすることにとらわれて「無意識」に「自己を犠牲にしている」ことに気づいていません
それにこころちゃんに気付いてもらわなければ。
3年生組もこころちゃんを止めることにしました。

4人で、ではなく、学年別に結論を出したハロハピ一同。
同学年だからこそこころちゃんに素直な気持ちを伝えられる。
先輩だからこそ、誰かの間違いを正しい方向に導いてあげる。
こうやってみるとすごくバランスのとれたメンバーだなと感じます

最初ハロハピは、こころちゃんを筆頭にすごく不安定なバンドだと思っていました。
が、こういう学年ごとのやり取りをみていると全く違った印象を受けますね。

 

こころちゃんの涙と、花音先輩からニコリーナへの勇気のバトン

一方のこころちゃん。
ニコリーナに、この国に住むことでどんな楽しいことが待っているのかを話そうとします。
しかしどれも出てくるのは、ハロハピのみんながいないと実現できないものであることに気が付きます。


涙をみせるこころちゃん。
あの、こころちゃんが。
いつも笑顔でニコニコなこころちゃんが、静かに涙をするとは……。
私はこういうギャップには弱い……。自分も泣きそうでした。

さて、こころちゃんが涙を流した理由。
それは「寂しい」という感情を知ったから、に他なりません。
こころちゃんは、自分がいる小さな(と思っている)世界には、特別な物ばかりだと思っていましたが
ハロハピのみんなと過ごしてきた中で、ハロハピのみんなと築き上げてきた「特別」があることを知るのでした。
その「特別」は、他の「特別」よりもっと「特別」で、こころちゃんにとっても、他のメンバーにとっても、かけがえのない大切なもの。
そのことに気づき、こころちゃんはニコリーナのそばにいても、自分が笑顔になれないのだから、一緒にいることはできないことを伝えます。


しかし、これではニコリーナが一人ぼっちのままです。
そこで思いついたのが、ニコリーナがハピネール王国で友達を作ればいいということ。
でもニコリーナは不安そうです。
今までずっと一人でお城の中にいたのに、外の世界に踏み出すのはかなりの勇気がいることですから。
でも、ここでニコリーナに最初に思いを伝えたのは、花音先輩でした。
花音先輩がニコリーナに、勇気のバトンを渡したのです

一番最初ドラムを捨てようとしていた花音先輩。
こころちゃんから花音先輩へ「ハピネス ハピー マジカル」の呪文で勇気のバトンを受け取って。
花音先輩が、過去の自分とそっくりなニコリーナに、勇気のバトンを渡す。
かつての自分が受け取ったバトンは、昔の自分のようなニコリーナに引き継がれていきました。
あの後ろ向きで、自分の中の小さな世界で過ごしていた花音先輩は、手をひっぱっていける頼もしい先輩に成長しました。
初期からイベントを見返してみると、本当に成長したなあと😭

もうみなさんは分かったと思います。
なぜ、ニコリーナを花音先輩と、これほどまでに瓜二つにしていたのか。
それは花音先輩が昔の自分のようなニコリーナに手を差し伸べるほどに成長していることを印象付けるためなのかなと思います。
外見はそっくりだけど、中身は昔の花音先輩のようなニコリーナを登場させて、昔の自分にバトンを渡すような演出をしているのかなと

 

ハロハピの活動は、現実の世界でも実現できる!


千年祭の夜、ニコリーナはハロハピからわけてもらった勇気で、同年代の女の子に話しかけ、友達になることができました
画像のこの笑顔!
そこには、小さな世界に閉じこもっていたお姫様の姿はありません
まさにおとぎ話のような「めでたしめでたし」で締めるに相応しいエンディングです。

後日、弦巻家にニコリーナからたくさんの写真が届きました。
(こころちゃんの☆4カード「世界を繋ぐ笑顔」エピソード「海の向こうからの手紙」より)
その写真には、千年祭のときに友達になった女の子たちとお出かけして、ニコニコ笑顔なニコリーナが写っていました
ハロハピの「世界を笑顔に」という活動は、まさに有言実行、着々と広がっていくのでした。
第1章では、近所の病院にいる女の子を笑顔にしたのに、今では外国のお姫様だって笑顔にしているのですから。

そしてゲームの中の世界だけではありません。
このストーリーを読んだ我々をも、笑顔にしてくれているのです。
なんて儚いのでしょう。
これからもハロハピはどんどん笑顔の輪を広げてくれるはずです。

話は大きく変わりますが、現実の世界では新型コロナウィルスが猛威を振るっています。
まだまだ終息の兆しが見えず、出口のないトンネルを進んでいる感じがしています。
ニュースをみれば、コロナが増えた、減った、ワクチンが、デモが、と、暗くなるニュースばかり。
街行く多くの人々が下を向いて、まるで笑顔を忘れているかのように感じることも増えました。


しかし私は思うのです。
こころちゃんのように笑顔を忘れてしまっても、思い出させてくれる人やモノはきっとあなたのそばにいるはずなのです。
それは自分のそばにあるけれど、そばにあるがゆえにその大切さに気づけない。
でもその「特別」は、簡単に手放してはいけない。
そしてその人・モノから勇気や笑顔をもらって、自分のそばにある「特別」に気づけたら、今度は他の誰かへ届けてあげてほしいのです。
そうやって勇気や笑顔のバトンを連鎖させて、世界中に広がっていけば、きっと新しい「日常」と、これまでの「日常」を手に入れることだってできるのではないでしょうか。

そんなことを思いつつ、今日のところは筆をおきたいと思います。
ここまで拙い文章を読んでくださって、ありがとうございました!


【ガルパ】No.140_バレンタインは一日にしてならず◆一人では難しいことも、みんなとならきっと大丈夫!

2021-02-07 17:05:51 | ゲームストーリー感想_『バンドリ!ガールズバンドパーティー!』


もうすぐバレンタインということで、スマホゲームでもバレンタインに関連するストーリーが多くなってきました。
ガルパでは「バレンタインは一日にしてならず」が開催されました。

「xxxは一日にして成らず」というのは、「大事業は長い間の努力なしには完成されないというたとえ」として使われます。
何かを成し遂げるのは、たゆまぬ努力が必要です。
今回ポピパたちはあることを乗り越えるために一致団結します。
その努力の仕方に注目しながら、イベントストーリーを振り返ってまいります。

 

ポピパの試練

バレンタインデーまで一週間となった日の蔵練。
一週間後に迫ったバレンタインパーティー(みんながそれぞれのチョコを持ち寄って食べる会)が楽しみで仕方がない香澄ちゃんたち。
しかし、りみちゃんはある決意をしていた。
それは、バレンタインデーまでの1週間、甘いものを我慢すること


以前、りみちゃんはお姉ちゃん(ゆりさん)から甘いものの食べ過ぎにより怒られてしまい、3日間お菓子を我慢したことがあったのだが、そのあとに食べたお菓子がとても美味しかったのだといいます。
そして今年はりみちゃんがなかなか予約ができない「幻のチョコケーキ」の予約が、彼女の物凄い執念によりとることができ、バレンタインパーティーに持っていくことになっていました。
だから「幻のチョコケーキ」も我慢すれば、もっと美味しく食べられるのではと考え、今度は1週間我慢することにしたというのです。

それを聞いたおたえと香澄ちゃんは、私たちもりみちゃんと同じようにお菓子を我慢すると言い出します😱
有咲と沙綾ちゃんも巻き込んで始まった我慢大会の行方は……?

 

我慢のコツは「無の心」?

バレンタインデーまであと6日。
蔵練中に早速お菓子を食べようとしてみんなに止められる香澄ちゃん。
もう昨日の話を忘れていたご様子🤣


香澄ちゃんは前回3日我慢したときは、どんなことをしたのか尋ねます。
りみちゃんは「自分の近くにあるお菓子を片づけること」「お菓子禁止って書いた紙を、スマホの壁紙にすること」をしていて、それでも我慢できなくなったときは、お姉ちゃんに止めてもらうのをお願いしていたといいます。
そこでポピパのメンバーたちも、誰かが危なくなったときにはお互いに助け合うことを決心します。


バレンタインデーまであと3日。
さすがにつらそうになっているポピパ一同。
特に香澄ちゃんは朝からお菓子を探して夢遊病者に……。


だが、なぜかおたえは平気そうです。
おたえはある技を取得して平気になったといいます。
その技の名前は「無の心」。
教えてほしいと乞うりみちゃんと香澄ちゃんに、おたえがカバンの中から取り出したのは「おしるこ」の缶ジュース。
その缶ジュースをみて、おしるこを飲みたいと思った気持ちを受け止め、無の心になることが大事なのだといいます🤔


急に展開される「おたえワールド」に、有咲ちゃんも困惑気味……。
私も困惑気味🤔
ひたすら缶ジュースの前で座禅を組みながら、無の心をマスターしようとするポピパのみなさん。
「無の心」を手に入れるのは、なかなか簡単にはいかなそうです。


ちなみに、バレンタインパーティーが終わった後に「無の心」をイヴちゃんとはぐみちゃんに布教するおたえのエピソードは、カード「魅惑の香り」の「千里の道も一歩から」で。
イヴちゃん、「無の心」を日本の文化と勘違いしている節があり、また千聖さんが頭を悩ませそうです。


また、メモリアルエピソード「来年のバレンタイン」で、おたえが来年は手作りチョコをみんなに渡すと宣言しました。
これは来年のバレンタインエピソードも楽しみですね(千聖さんあたりが巻き込まれそうですが)


また、宿題をみんなで終わらせるために、戸山家に集まった1年生組(ロックちゃん、あこちゃん、香澄ちゃんの妹の明日香ちゃん)に、お菓子を我慢するあまりウザく絡んでしまう姉・香澄ちゃんのエピソードは、カード「メルティパラダイス」の「誘惑を振り払え!」で。


メモリアルエピソード「抑えられない衝動」では、お菓子のありがたみを語る香澄ちゃんがみられます。
普段ある当たり前がなくなってしまうことでありがたみがわかるというのは、ここ最近のコロナ騒動で多くの方が経験したことです。


そして店番をしている沙綾ちゃんに降りかかる誘惑は、カード「ホワイトチョココロネ」の「我慢の試練」で。
こちらではモカちゃんと巴ちゃんが登場します。

でもなんだかんだで、最終的にはみんな我慢していてえらい||ヽ(* ̄▽ ̄*)ノミ|Ю

 

最終試練と、揺れるりみちゃんの心


バレンタインデーまであと1日。
この1週間の全員の我慢ぶりを振り返ったりみちゃん。
私がこんなことを言ってしまったせいで、みんなに悪いことをしてしまったとおたえに謝ります。
しかし、おたえはいつもと違ったバレンタインの思い出ができて、これから思い返すときに楽しい気分になると思うこと。
それにお菓子を我慢することは確かに大変だけれど、ポピパのみんなと一緒だから楽しい思い出になっていると伝えます。
それを聞いて一安心のりみちゃん。

ついにバレンタイン当日がやってきました。
あとは駅前のデパ地下に、ケーキを受け取りに行くだけ。


しかし最大のピンチはこのデパ地下にありました。
バレンタインデー商戦真っただ中。
取りに行くまでの道のりに様々な誘惑が立ちはだかります!
おたえ自身、取得した技「無の心」も効かなくなってしまい、目のハイライトを消しながら、自分に「何も見ていない」と言い聞かせる始末。


その間に、りみちゃんは雑誌に載っていたチョコシュークリームを買いに行きます。
買いに戻った後に、自分が意識せずに「チョコロールケーキ」と「チョコプリン」も買っていたことに気が付きます😱
りみちゃん、酔っ払うと知らないうちにコンビニでいらないもの買いそうな子ですね。

そんな不安定な精神状態の中で、香澄ちゃんはバレンタイン限定のソフトコロネを見つけてしまいます。
お祭りに食べられなかったソフトコロネ、しかも期間限定。
ソフトクリームはパーティーまで持ち帰ることはできない……。
この恐るべき誘惑に耐えようと踏ん張っていますが、ついにりみちゃんの耳に謎の声が聞こえてきます😱


そこに現れた「もう一人のりみ」。
「自分へのご褒美だ」と誘惑する小悪魔りみちゃん。
もはやこれまでか……。
そう思ったときに聞こえてきたもう一人の声。
それはりみちゃんのお姉さん、ゆりさんなのでした。


ゆりさんの声を聴いて、りみちゃんはおたえとの会話を思い出します。
私、みんなであの時あんなことあったねとか、 こんなことあったねとか話すの大好きなんだ!
明日のバレンタインパーティも、 みんなで笑って話せるイベントになると思う
この1週間、頑張ってきたのはなぜ?
頑張ってこれたのはどうして?
それは、りみちゃん一人ではなく、ポピパのみんなと我慢をしたから。
ポピパのみんなと一緒に我慢したから、誘惑に負けずにここまでこれた。
だからこそ、みんなと笑って振り返ることができる思い出を作りたい!
りみちゃんはもう一人の自分の誘惑に打ち勝つことができました。

 

我慢して食べたお菓子のお味は……?


そして始まったバレンタインパーティー。
沙綾はホワイトチョコレートを使ったチョココロネ、香澄ちゃんは手作りチョコ、有咲はリサさんから教わった手作りチョコ、おたえは動物のチョコを用意していました。
乾杯の音頭をとるりみちゃん。
ここまで自分が我慢することができたのは、ポピパのみんなのおかげであると、改めて感謝を伝えます。


そして、、、「幻のケーキ」を食べるポピパ一同。
3日間我慢した時とは比べ物にならないほど美味しいと喜ぶ笑顔のりみちゃん。
りみちゃんにとっても、他のポピパのみんなにとっても、今年は今まで以上に最高のバレンタインデーになったのでした。


後日、ゆりさんからの外国で買ったチョコレートが届くまでの間の10日間、またまたポピパ全員でお菓子を我慢することになるのですが……それはまた別のお話。
(カード「天使と悪魔のささやき」の「新記録に挑戦」より)


そして、リサさんへのお礼としてチョコレートを渡した有咲ちゃんが、リサさんの家に招き入れられチョコを食べるお話は、有咲ちゃんのカード「スイートビタータイム」の「想いをチョコに込めて」で。
まるでデートしているようにみえます。さすがリサ姉……たらしだなあ😍

というわけで、今回は「バレンタインは一日にしてならず」の感想でした。

人間というのは弱いもので、誘惑に打ち勝つことは一人ではなかなか大変です。
しかし一人ではなく、大切な仲間たちとであれば、どんなことでも乗り越えるように思います。
そもそも、今回のストーリーのような「楽しくない」「苦しい」「つらい」ことを、一緒にやってくれる人というのはなかなか稀有な存在です。
そういった仲間に巡り合えているポピパのみんながとても羨ましく思えるストーリーでした。


また、ちょっとの工夫で人生は豊かになりうるというのも、今回のストーリーでライターさんが伝えたかったことの一つだと思います。
工夫次第で、マンネリとした日常はいくらでも変えることができるのです。
年齢を重ねることで、時間の流れはどんどんはやくなります。
世の中がこのような状態で、ステイホームでおうち時間が増えていて、毎日がルーティンワークになりがちな今こそ、考えなければならないことですね。

そういえば、りみちゃんが前回お菓子を我慢したときと同様、外国に留学中のゆりさん(の幻影?)にまたまた助けられていました。
まだまだお姉ちゃん離れができていないのかもしれません。
お姉ちゃんが留学から一時的に帰ってくるエピソードとか、今後あるかもしれませんね。
そのときは、成長したりみちゃんが見れるのでしょうか……?

読んでいただいてありがとうございました。