デュラララ！！ 第19話 「蒼天已死」

週末のヤフードーム。
参加するなら四木×高校生臨也本でも出すかいと思っておったが、きっと需要ゼロだからまぁいいか（笑）温泉愉しんできます。

「コンプリケイション」密林に頼んだけど大丈夫かなぁ。
前回、限定版頼んだのにキャラカードが入ってなかったってボロカスに言われてたので、ちょっと不安(^_^;)
でも、前回店頭で買ったのすらついてなかったので、どーゆー仕様なのかファンとしては膝を割って問い詰めたい。

そんなこんなのデュラ第１９話
デュラララ！！　第19話 「蒼天已死」

ナレーションが藤原さん。何故、ひろしがここで…？（笑）
説明がなくてよく解らないという原作未読ファンの声に応えてか、異常な程ナレーションが多かった。
何だかなぁ(^_^;)　いつもの調子でよかった気がします。テンポ悪くなるし。
セリフと行動で説明できないようであれば、それはもうアニメの意味がない。
マンガでも説明的なセリフが多過ぎるとイカンのにね。

とはいえ、昔に比べると、視聴者の想像力や読解力が異常な程落ちてる気が常々してるので仕方がないのかなぁ。


久しぶりに、時間軸が行ったり来たりの今回。
前回の話が杏里側視点で展開。（全部じゃないけど）

正臣の様子がおかしいと気づいた杏里が、何故黄巾党の隠れ家に忍び込むに至ったか。
病室に見舞いに来た正臣の雰囲気や表情が明らかにいつもと異質で温度差があった事。
退院時、進路上、すれ違う筈もないのに、病院から出てきた正臣が病院の別の窓に視線を送る仕草。
それ以来、「友達から」という携帯が異常に増え、二人から離れていく頻度が増えていき、
同時に黄巾党の数が街に目立っていった事。


正臣が彼らを巻き込まず、切り裂き魔を倒そうとした行為が却って杏里の疑念を招いてしまった。
反対に帝人は当たり前の学生生活で精一杯で正臣の変化にまるで気づいてないけど、これは正臣を信頼し切ってる為なんかなぁ。
カラーギャングそのものである黄巾党に比べ、現在のダラーズがネットのタウン情報誌程度の存在でしかないから、編集長の帝人本人にダラーズ独自の部下や仲間がいる訳でなく、ダイレクトで情報が集まる事もないし。

杏里ちゃんは常に岡目八目の状態にいるので、第三者の立場から物が見えるから正臣の変化にも気づけたのね。


それでチャットに参加する杏里。
全員正体が解ってる上での図は壮絶だー！！∑（;￣□￣Ａ
全員の正体を把握してるのは臨也だけなので、まさに臨也の独壇場。
杏里が来て、「しめしめ」ってニヤニヤしてる臨也がたまらんわ（笑）
「悪い噂」を流す、人の考えを折り曲げる、転がす、焚きつける。
いやー、悪の魅力全開だっ！＼(*￣▽￣*)/
やはり臨也はこうでなくっちゃなぁ。
エイプリルフールとかで人を騙すのは楽しいですが、これが趣味というのは
ホントにえげつない。
善良な帝人や杏里など簡単に思った方向に流されてくばかり(^_^;)
「相手が見えないし、考えてる心裏が解らない」というのが、どんなに恐ろしい事か。
しかもそれを鵜呑みにしてしまう人達って、ホント危ないよね。

セルティが必死で流れを変えようとしてるけど、セルティがいなくなってしまえば、
帝人君を簡単にパクパク食べてしまう臨也(^_^;)
帝人も正臣から「臨也には近づくな」って助言受けてるのに、情報源がここしかないもんだからなぁ。
ブルースクエアと黄巾党の過去を語り、その後にリーダーは関わってないと事実を交えた上で、その残党が黄巾党にもダラーズにも食い込んでるとほのめかす臨也。
嘘をつく時は本当の事も交えるとホントらしく聞こえるって常道を踏んでます(^_^;)

あくまで「噂」っぽく語り、責任の所在を棚上げし、しかも
「ダラーズのシステムさ。君がこっち側にくるつもりならその辺は覚悟しておいた方がいい」
と、警告を発しておくあたり、ホント抜かりないね。
肝に銘じておくと言いながら、帝人はそれがどんな意味かまだよく解ってないから。
裏側の意味も闇の深さもわからない。非日常に憧れるだけの少年には。

「解っていてきたんだろ、こっちに」

って、取り返しのつかない事になった帝人に言えるもんね。
いや、ホントにえげつないよ、臨也(^_^;)


ダラーズと黄巾党が抗争状態に陥りそうだと焚きつけて、杏里が早速動き出したのを察してニヤリとする臨也。
見てなくても、手に取るように解るあたり、全員がホントに彼の手のひらの上。
ああ、ホントゾクゾクするぜ！＼(*￣▽￣*)/

ダラーズが黄巾党に襲われてるのを止めてくれたのはサイモンですが。
サイモンの手、でけぇぇぇぇ！！！∑（;￣□￣Ａ
不良の三倍はあるんでは。
確かにシズちゃんと互角に戦える訳じゃ。
今回、はしょられたケンカは次回持ち越しかなぁ？


罪歌の能力を使って情報を集める杏里。
罪歌の子供達は母親に嘘つかない、裏切らないの絶対服従なので便利。
反抗期はないのか（笑）
子供というよか、端末に近いね。放っておくと勝手に自己増殖しちゃうし。

そこで正臣が黄巾党のリーダーと知り、信じられず自分で確かめに行ったという訳。

が、正臣が本当にリーダーだったショックで動転し、かといって罪歌の力も使えない杏里。
使ったら、正臣に正体バレちゃうもんね。
自分が「化け物」であると知られて、いっそ誤解を解く方がこの場合よかったのかも知れないけど、正臣に嫌われ、やっと出来た居場所をなくしてしまう可能性の方がもっと恐ろしい。
「何も起こらないし、何も変わらない」
と、ずっと額縁の外にいた筈の杏里が変わった証拠だね。
額縁の中にいる三人の姿が大切だと思えるようになったのも、切り裂き魔の事件を経て、
自分の事を見つめ直せたから。

でも、その事実を知ってしまったばかりに、正臣に自分の正体を告げられないというジレンマに陥ってしまった。
正臣が自分の為に、切り裂き魔やダラーズと抗争しようとしてると知ってしまって。


完全に手詰まりの少女が救いを求めたのが、セルティ。
かっこよかったなぁ。
お馬さんのシューターは久しぶりの登場。
でも、法螺田が鉄パイプ投げたのを罪歌で斬ってしまったせいで、
セルティはダラーズの一員で、罪歌とつるんでると黄巾党に誤解されてしまった(^_^;)
半分はまぁホントだから困る（笑）


正臣は穏便に事を終結させたかったんだろうけど、「事実を確信」しちゃったメンバーの考えをもう覆す事もできない。
自分が離れてる内に膨れ上がり、暴力に走ってるぽい黄巾党を押さえ、ダラーズとの全面戦争だけは避けたいと思ってただろうに、現実はもう怒涛のように一方方向へ流れていくばかり。
聳え立つ「蒼天已死」が凄い皮肉。

（こんな時に沙樹に会いたいなんて）
と、思ってしまう正臣が痛々しい。
死を告げるデュラハンの登場も「誰かが死ぬ」前兆のように思えて、正臣はただ雨の中立ち尽くすしかない。


そして、学校を休んでドタチンと向かい合う正臣。
過去につかまってしまった正臣はどうするって、チクショー俺は涙が止まらんぜ。・゜・(ノД`)・゜・。
正臣がドンドン遠くに行っちゃうのに、誰も手を差し伸べてあげられないなんて。
頼むよ、ドタチン。

今回、出番のなかったシズちゃんですが、次回はいよいよアレかなぁ？？