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株式会社オール・プラン社の薬局ブログ

(株)オール・プラン社は東京、神奈川、埼玉で開局している薬局チェーンです。

待合室について考える

2013-03-26 09:51:40 | 接客・接遇
おはようございます、オール・プラン社です。

日曜日に「待合室から医療を変えよう」というシンポジウムに参加してきました。東京大学の福武ホールと言うとても素敵な建物での開催で、それだけでワクワクしましたが、非常に密度の濃い内容で充実した時間を過ごせました。
建築学の専門家、図書の専門家、医療関係の編集者の方など様々な分野の方から「待合室」についてのご提案をお話しいただきました。
              「待合室学会」設立へ
その中で皆様が強くおっしゃっていたのは、待合室は「医療資源」だということです。
全国に30万か所もあり、健康に関心を高めている方(患者さん)が多く集まる場所をもっと有意義に使っていこうという事ですね。
その医療機関にかかる方だけでは無く、地域の方に開かれた場所とし情報交換の場とするというのは非常に面白いなと感じました。

しかし、この30万という数には薬局は入っていません(><)。期待されていないのかなと少し寂しい思いもありますが、薬局は全国に5万件ほどあります、もっと意識を高めて快適で有意義な場所を提供していきたいなと考えています。
丁寧な接遇、専門知識の習得と言うのは当然必要な事ですが、それにプラスして座っているだけで癒される・楽しい空間作りを考える。薬局がそんな風になっていけば良いなあと思います。
          

自殺対策~居場所カフェ~

2013-03-07 10:07:48 | 接客・接遇
おはようございます、オール・プラン社です。
            
今月は自殺対策強化月間です。電車の中吊り広告などでも相談窓口が紹介されていたりします。
京都府では、孤立し誰にも相談できず自ら死を選んでしまう方に集いの場を提供しようという取り組みがなされています。
寺院や町屋の皆様が場所を提供し、和船づくり体験やお茶会を催し、人の輪を広げることを通じて相談しやすい環境づくりをしているそうです。
薬局では向精神薬や睡眠導入剤を少しづつためてしまい、一度に大量服用してしまう患者さんがいらっしゃいます。最近の薬は万が一大量に服用しても死に至る事は少ないですが、そういった行為をしてしまう事が次の自殺企図につながると言われています。
残薬の確認はもちろんですが、患者さんが来局した時の様子なども良く見る、お話の仕方や内容を良く聴く事で手助けができそうですね。

内閣府の専用ページに、薬剤師向けのロールプレイシナリオが載っています。

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災害対策としておくすり手帳の再確認を

2011-09-01 11:30:27 | 接客・接遇
こんにちはオール・プラン社です。

本日は防災の日です。この日付は関東大震災にちなんだものですが、今年は防災に関して例年以上に関心が高まりますね。
TVなどでも災害対策グッズが色々と紹介されていました。

薬局としてはおすすめできる防災グッズの筆頭は「お薬手帳」になるかと思います。被災地で普段飲んでいた薬が分からず、現地の医師をはじめとした医療関係者が大変苦労したと聞きます。今日は、患者さんにお薬手帳の有効性を今一度説明する良い機会だと思いますので、雑談の中ででも災害時のお薬手帳が役立ちますよとお話してみましょう。

携帯電話などをしっかり活用している患者さんであれば、薬の名前をメモに入れる、薬情を撮影して保存しておくなどごく簡単な「おくすり手帳の電子化」を紹介しても面白いですね。

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頓服って何?

2011-07-25 09:12:49 | 接客・接遇
おはようございます、オール・プラン社です。

普段薬を調剤、投薬する上で頓服(正式には頓用ですね)薬を扱う事も多いと思いますが、我々の言う頓服と患者さんの思う頓服に認識の差があるようですね。皆様すでにご存知でしょうが頓用について改めて確認です。

  頓用
患者の主訴を軽減・消失させる目的で、症状が出たときやひどいときなどに必要に応じて薬を服用(使用)するよう指示するための用法(眠れない時、痛い時、吐き気のある時、便秘時、(喘息、狭心症などの)発作時など)。原則的にはあくまで速効性のある薬によって症状を一時的に抑える対症療法であり、症状がないときにむやみに使用しないこと、適切な用量や使用間隔などを守って使用すること、といった点に留意する必要がある。

症状が出たときにその都度飲んでくださいという意味ですが、頓用で処方されるのが「疼痛時」であることが多いため患者さんの中には「頓用=痛み止め」と思われている方が割りと多いと聞きます。そのため頓服とだけお話しすると便秘薬や眠剤を痛みのあるときに飲んでしまう事があるようです。

「これは頓用です」だけではなく「〇〇の症状が出たときにこれを服用して下さい」と説明する事を再度徹底したいと思います。

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どこが変わったかな?

2011-07-08 09:33:21 | 接客・接遇
おはようございます。オール・プラン社です。

学生時代(約10年前になりますが…)にカリフォルニア大学サンフランシスコ校へ研修に行った時のお話しです。

講義の最中に、ある先生が突然「ちょっと待っててね」と言って教室から出て行きました。どうしたんだろうと思いながら待っていると、5分後に戻ってきて「さっきと変わった所があるけど、それがどこだか分かりますか?」と質問してきました。そう、その先生は5分間の間にネクタイや、メガネ、ベルト等を変えてきたのです。目につきやすいネクタイなどは分かりましたが、さすがにベルトの変化は見つけることができませんでした。
しかし、なぜ急にそのようなことをしてきたのでしょうか。その答えはすぐに分かりました。先生は続けてこうおっしゃったのです。
「薬剤師はどうしても薬ばかりを見てしまい、患者さんに目を向けることを忘れてしまうことがあります。常に患者さんに目を向けて、ちょっとした表情などの変化を見逃さないようにできれば、素晴らしい薬剤師になれますよ。」

今でもはっきりと覚えているほど、ショックを受けたのを覚えています。
今までも、そしてこれからもこの言葉を忘れずに頑張っていこうと思います。

※講義はすべて英語だったので、先生の言葉のニュアンスは少し違うかもしれません。あしからず…。


本日もありがとうございます。
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