無価値でいい

今の時代は“生きる目的”が明示されている。

豊かな生活や幸福な結婚、時々旅行を楽しんだり、趣味に没頭する時間が持てる。
社会の目的に適応できている人間や操る人間は、それなりに充たされた人生を歩めるのでしょう。

しかしそれは今の社会があってこその生きる目的でしかない。
誰かが考えた社会、そんな社会の明示する生きる目的でしかない。

今の社会は完璧なのか？


人が創った社会は、何万年もかけて育まれた自然界の複雑で合理的なメカニズムは持ち合わせてはいない。
簡単に壊れてしまう、粗雑で単純なシステムでしかない。
ごまかすために今の社会を維持しようとしている人々はあれこれ考えている。


油断していると、
幸福だとか自由だとか、そう思い込まされて“楽しい牧場で生きる家畜”になってしまう。


人は消費される。
社会に消費されていない人間は数少ないのではないかと思う。


社会に則した目的や手段を使い、少しでも上等なものを手に入れるために社会へ貢献する。

それはとてもいい事なんだと思う。



社会との目的意識がズレてしまい、あまり魅力を感じることができない人間は生きる目的を掴みづらい。

社会からは、価値のない“無用の長物”となるだけなんだろう。