神、悟り、変性意識状態

2008-11-06 14:29:37 | Weblog
アルタード・ステイツ
変性意識状態にとりつかれた科学者の映画。

外界から一切の刺激を遮断された人間は、意識や感覚が満たされた状態になる。

『人体を構成する細胞各組織には、人類がこれまで歩んできた進化のプロセスが詰まっていてる』といわれている。
それらを遡り生命の根源を研究したいと考え、他人ではなく自分の命をかけた科学者が主人公になっている。


それで思ったのは、
変性意識、神との対話、悟り、そんなものはたぶん人それぞれでまったく違ったものなのだと思う。
普遍性を持つ絶対の真理、そんなものも存在などしない、人間は何処まで行っても自分の見たいものしか見えず、知りたいことしか知ることが出来ないのだと思う。

ある現象が現れては消える、時が流れているだけなのではないかと思う…





実験によって、人類の進化をかいま見る主人公を見て、自分の体験からいうと、音楽の演奏と似ていると感じた。

音の海、その深淵まで辿り着くと、煌々と湧き出る泉のごとく音が溢れている場所に着く。
魂のこもった音楽は音以上に、トリップや幻覚を見せてくれる。
シャーマニズムでも音楽は“乗り物”だとされている。


変性意識状態とはそんなものなのではないかと感じた。

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